おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

酒好きアラフォーのおっさんが肝臓を犠牲にして書いてるリアルなレビューサイトです。

麒麟特製サワー レモンとドライはまあまあだが他は…

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麒麟特製サワーを飲んだのでレビューします。

缶チューハイは各社がいろんな商品を販売しており、激しいシェア争いをしているなか、スーパーのお酒コーナーでもかなり占有率が高いのが麒麟特製サワーです。

メジャーな缶チューハイのはずだけど、なんで今まで気が付かなかったのだろうと思いましたが、よく見ると缶に小さく「KIRIN The STRONG」と書いてありました。

ああ、あのKIRIN The STRONGがニューリアルしたのか、と腑に落ちました。

正直、個人的にはKIRIN The STRONGって甘いからあまり好きじゃなかったんですよね。
以前にレビューも書いています。
www.sakeganomitai.com

うーん、ニューリアルしてどう変わったのか気になりますが、あまり期待はできないかもな、などと思いつつ飲んでみました。

レモンとドライはまあまあ、しかし、他はジャンキーというか何というか…。

続きは後ほど。

<概要>

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麒麟特製サワーはキリンが製造している缶チューハイです。2020年4月に「KIRIN The STRONG」をニューリアルした商品です。

味は、レモンサワー、ホワイトサワー、ドライサワー、コーラサワー、グレープサワーの5種類です。

公式サイトを見ると、レモンサワーに特に力を入れているようです。

「複数の果実をまるごと12時間以上煮詰め、うまみを凝縮させたうまみエキス」(特許出願中)。
味わいを引き立て、飲みごたえと飲みやすさが両立した調和のとれた“いいお酒”に。」

とあります。
www.kirin.co.jp

レモンチューハイはチューハイの基本中の基本で、他社も相当力を入れているので、キリンもかなり力を入れてきたようです。

さて、各商品のスペックは以下のとおりです。

レモンサワー
原材料:ウオッカ、レモン果汁、シトラスエキス、炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
アルコール分:9%
果汁:2%

ホワイトサワー
原材料:ウオッカ、シトラスエキス、炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
アルコール分:9%

ドライサワー
原材料:ウオッカ、シトラスエキス、炭酸、酸味料、香料
アルコール分:9%

コーラサワー
原材料:ウオッカ、シトラスエキス、炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
アルコール分:9%

グレープサワー
原材料:ウオッカ、シトラスエキス、炭酸、酸味料、香料、果実色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素
アルコール分:9%
無果汁

特徴は、全部にシトラスエキスが入っていることです。
シトラスエキスとは、柑橘系の果実の皮から抽出した成分です。

あと、甘みは糖類ではなく甘味料を使っています。
カロリーを気にする人には嬉しいでしょうが、個人的には甘味料の甘みより糖類の甘みのほうが優しい感じがして好きなのですが…。

さすがに、5本一気に飲めないので一日一本ずつ飲んでみました。

<実際に飲んでみました>

まずはレモンサワーから。

炭酸は弱め。きめ細かい感じがします。
レモン感はまあまあ。
甘さもほどほど。少しほろ苦い。
際立つ個性はないかもしれないですが、安定した美味さはあります。
飲み比べたわけじゃないのですが、前身のKIRIN The STRONGのハードレモンより美味しくなっていると思います。

ホワイトサワー
確かにヨーグルトの味がします。
そして、甘いけど、苦味があります。
あまりスッキリしない後味です。
ヨーグルトの味はするけどヨーグルトが入っているわけじゃないし、ジャンキーな感じの味わいです。
まずくはないけど、あまり好きじゃないですね。

コーラサワー
味はそのままコーラ。
コーラにアルコールが入っているだけみたいな感じ。
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ドライサワー
全く甘くない。なんとなくジンに似てる。これがシトラスエキスの味わいか?
他の麒麟特製とはテイストが全然違ってジャンクっぽさがない大人の味。
悪くはないけど、やや面白みに欠けるか。

グレープサワー
無果汁ですが、たしかにブドウの味わいはします。
良く言えば、果汁も入ってないのによくもブドウの味を出せてるな、と感心しますが、どうせなら1%でもいいから果汁を入れたら?と思います。
ファンタにアルコールを入れたような味。まずくはないけどジャンキー。

正直、レモンとドライはまあまあですが、他はあまり好きじゃないな…、という感想です。やっぱり甘すぎです。というか、甘味料の甘みが好きじゃないで

ああでも、一つ評価するとすれば、9%と缶チューハイとしては高いアルコール分でありながら、あまりアルコールを感じませんでした。そういう意味では飲みやすい・酔い安いお酒と言えるでしょう。

<食事との相性は?>

写真は取り忘れたのですが、レモンサワーを塩鮭を肴に飲んでみました。
塩っ辛いですが、爽やかなレモン味との相性は悪くありません。

一応、コーラサワーにマグロを合わせてみたのですが、やっぱり相性は絶望的でした…。
でも、ポテチとかジャンキーなお菓子なら合いそうです。
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<価格は?入手難度は?>

スーパーで107円(税抜)で購入しました。氷結やストロングゼロと同価格帯です。
どこでも見られるので入手難度は易とします。

<おすすめ度>

おすすめ度(5段階):★★★

レモンとドライは3.5ぐらい。
他は2.5ぐらいです。

まずいわけじゃないのですが、他社製品に比べると、個人的にはおすすめし難い部分があります。
まあ、売れている商品ですし、麒麟特製サワーが大好き、という人も大勢いるはずですが、個人的には合いませんでした。
KIRIN The STRONGと同じですね。

<麒麟特製サワーのまとめ>

●KIRIN The STRONGのニューリアル商品
●人気はあるけど個人的にはちょっと…
●入手難度:易

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レモン・ザ・リッチ 一度は飲んで見る価値あり

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レモン・ザ・リッチを飲んだのでレビューします。
すでに飲んだことがあるような気がしていたのですが、ブログを見返したらレビューしてなかったので買ってみました。

「レモン・ザ・リッチ」

なかなか高級感のある商品名ですが、値段は缶チューハイとしては安い方です(税抜110円で購入)。
そして、「濃い味レモン」とは?
の割には果汁は3%と特別多くないし、ちょっと不思議な感じです。

飲んでみると、

ふむ。確かにレモンの様々な面が味わえて美味い。ただ個性的と言うよりは、バランスの良い安心して飲める缶チューハイです。

続きは後ほど。

<概要>

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レモン・ザ・リッチはサッポロが製造している缶チューハイです。2019年4月発売開始です。
今回レビューするのは「レモン・ザ・リッチ 濃い味レモン」ですが、他に「レモン・ザ・リッチ ドライレモン」、「レモン・ザ・リッチ ビターレモン」という商品もありますが、今回は濃い味レモンのみのレビューです。

スペックは以下のとおりです。
原材料:レモン、ウオッカ、糖類、酸味料、炭酸、香料、ビタミンC
アルコール分:5%
果汁:3%

スペックだけ見る限り、割と普通のレモンチューハイですね。

しかし、当然ながら独自の工夫があります。
公式サイトによれば、
「レモン果汁に加え、レモン果皮の「ほろ苦い味わい」、貴重なレモンオイルの「爽やかな香り」、レモンパルプの「コクのある美味しさ」を贅沢にブレンドした混濁果汁「プロフェッショナルスクイーズ」(原料果汁)。
果汁だけでは表現できなかったレモン本来の「濃い」味わいを実現しました。」
とあります。
www.sapporobeer.jp

なるほど。説明だけでも美味そうな気がビンビンしますね。

では実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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程よい酸味、くどくない程度の苦味、まずまずの甘み、そして爽やかで存在感のあるレモンの芳香。レモンの様々な部位の味わいを感じます(甘みは砂糖ですが)。
美味いです。間違いなく。
ただ、尖った味わいではなく、割とバランスの良い安定した美味さだと感じました。

あと、味は濃いけど、意外に後味すっきりですね。よくできた缶チューハイだと思います。

<食事との相性は?>

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ネギトロをつまみに飲んでみました。
基本、酸味が強いレモンサワーは脂っこい食事には合うので、ネギトロとの相性は悪くありません。
ただ、ちょっと甘いので、そこが若干ネギトロと合わないと思います。少なくとも日本酒や焼酎ほど合いません。

<価格は?入手難度は?>

スーパーで110円(税抜)で購入しました。氷結やストロングゼロと同価格帯です。
このレベルの味ならもうワンランク高い価格帯でもよかったのでは?と思うほどコスパはいいです。

比較的どこでも見られるので入手難度は易とします。

楽天・アマゾンでも販売されています。


<おすすめ度>

おすすめ度(5段階):★★★★

缶チューハイ好きなら間違いなく美味いと思う商品。飲んだことない人には是非ともおすすめです。
ただ、レモン缶チューハイって、他社も相当力を入れていて、平均レベルがすごく高いです。それを考慮すると5点はつけにくいかなと。
ということで4点にしました。

<レモン・ザ・リッチのまとめ>

●レモンの様々な美味しさが味わえる
●コスパ高い
●入手難度:易

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黒伊佐錦のレビュー 比較的マイルドで安心して飲める味わい

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黒伊佐錦を飲んだのでレビューします。
結構有名な焼酎なのですが、意外に今まで飲んだことがなかったので買ってみました。

「黒」というだけあって黒麹を使用した焼酎です。
ということは黒霧島に似た味なのか?

飲んでみると、

黒霧島よりスッキリした味わい。飲みやすい。安心して飲める美味さ。

続きは後ほど。

<概要>

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黒伊佐錦は鹿児島県にある大口酒造が製造している芋焼酎です。
黒麹を使用していることが特徴ですが、白麹を使用した「白麹仕込 伊佐錦」という商品もあります。
黒霧島と白霧島の関係みたいですね。

さて、この黒伊佐錦ですが、公式サイトによれば「現在の黒ブームの先がけとなった商品」だそうです。
www.isanishiki.com

確かに黒麹を使用した焼酎は数多くあります。「黒霧島」「金黒」などが有名ですが、その魁が黒伊佐錦だとは初めて知りました。

なお、いも焼酎には白麹を使ったものと黒麹を使ったもの、が大半です(黄麹なんてものありますが)。

昔は黒麹を使うことが普通でしが、管理が難しいため、一度は白麹に取って代わられました。
しかし、黒麹の焼酎独特のコクや甘味も捨てがたく、近年は黒麹が復権してきています。その走りが黒伊佐錦、ということです。

ということで、その功績を讃えながら飲んでみることにします。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
大体の焼酎はストレートだとキツすぎて飲みづらいのですが、これは意外にいける。
風味は黒霧島よりスッキリしています。

味わいは、まずは苦味が来て、次に酸味、そして最後はほのかな甘みと芋焼酎独特の芳香が細く長く続きます。
いわゆる個性的、ではないのですが、安定した、定番の黒麹芋焼酎と言えるでしょう。

次はロック。
苦味が引いて甘みが前に出てくる感じです。
ストレートよりおすすめ。

次はお湯割り。
芋の香りが引き立ちます。
これもおすすめですね。

次に水割りです。
味わい的には特筆すべき変化はないのですが、リラックスして飲むには最適。

飲み方についてはどの飲み方でも合うと思います。

<食事との相性は?>

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ネギトロをつまみに飲んでみました(水割りで)。

ネギトロなんで普通のマグロの刺身より脂っこいですが、黒伊佐錦の比較的あっさりした苦味・酸味・甘みがその脂っこさを断ち切ってくれます。

概ね、どんな料理でもその味わいを損なうようなことなないのでしょうか。

<価格は?入手難度は?>

スーパーで1800mlの商品を1,598円(税抜)で購入しました。

比較的どこでも見られるので入手難度は易とします。

楽天・アマゾンでも販売されています。


<おすすめ度>

おすすめ度(5段階):★★★★

そこまで個性的はお酒ではないのですが、日々の晩酌としては安心して飲める良いお酒かと思います。
芋焼酎としては比較的マイルドなので、例えば黒霧島が合わない、という人も試してみても良いでしょう。

<黒伊佐錦のまとめ>

●現在の黒ブームの魁
●風味は比較的さっぱり
●入手難度:易

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朝日山ノムネ・柚子ノムネのレビュー 品の良いチューハイみたい

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朝日山ノムネを飲んだのでレビューします。

近所のスーパーで購入しました。
理由はなんとなくです。

最近流行りの低アルコール発泡日本酒です。
「澪」とか「すず音」みたいなんだろうな、と思って飲んでみると、


確かにその系統なんだけど、さっぱりした感じ。
ゆずに関しては砂糖も果汁も入っているのでそのまま缶チューハイみたい。

続きは後ほど。

<概要>

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朝日山ノムネ及び柚子ノムネは新潟県にある朝日酒造が製造している日本酒です。

スペックは以下の通りです。

ノムネ
原材料:米、米麹、炭酸ガス
アルコール分:8%
精米歩合65%

柚子ノムネ
原材料:米、米麹、ゆずジュース、糖類、炭酸ガス
アルコール分:7%

最近流行りの低アルコール発泡日本酒です。
他にも有名な商品がいくつかあってレビューしています。

www.sakeganomitai.com
www.sakeganomitai.com
www.sakeganomitai.com
www.sakeganomitai.com

スペックを見るとノムネは典型的な低アルコール発泡日本酒ですね。
ただ、柚子ノムネは果汁と糖類が入っています。この手の商品としては珍しいです。

珍しいというか、個人的にはちょっと引っかかるのですよ。低アルコール発泡日本酒って、各メーカーともに米と酵母だけで甘み・酸味・フルーティーな香りを作り出します。砂糖が入っていないのに甘い、果汁が入っているわけじゃないのにフルーティーでジューシー。
果汁や砂糖を入れたらそりゃ簡単に美味しくできるけど、あえてそれをしない縛りプレイのようなスタンスがかっこいいと思っていました。
その点で言えば、柚子ノムネは邪道じゃないの、と思わなくもありません。

まあ、御託はこれぐらいにして実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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冷やして飲みました。

まずはノムネから。
意外にあっさり。
ほのかな酸味と甘みを感じます。
澪やすず音ほど甘くない。
なんとなくいい香りはするけどフルーティーってほどでもない。
ラムネの風味がするようなしないような…。
今は冬だけど、夏の暑いときに飲んだら美味いだろうな…。

次は柚子ノムネ。
柚子は確かに柚子の味がしますし、砂糖が入っている分甘いです。
こうなるとスパークリング日本酒、というよりちょっと品のいいチューハイ、という感じですね。アルコールも缶チューハイレベルですし。
低アルコール発泡日本酒としては邪道かもしれませんが、美味いです。個人的にはノムネより柚子ノムネの方が好みです。

<食事との相性は?>

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マグロの刺し身を肴に飲んでみましたが、あまり合いません…。
基本、甘いお酒に刺し身は合いません。
炭酸飲料なので唐揚げなどの揚げ物なら相性がいいかもしれません。。

<価格は?入手難度は?>

250mlで400円(税抜)ですが、スーパーではそれより少し安く売っています。

私はスーパー購入しましたが、どこでも売ってるというわけではなさそうなので入手難度は普通とします。

楽天にはありませんでしたが、アマゾンでも販売されています。


<おすすめ度>

ノムネ
おすすめ度(5段階):★★★

柚子ノムネ
おすすめ度(5段階):★★★★

ノムネは美味いんだけど、正直、味と香りがおとなし過ぎると思いました。「澪」なんかに比べるとちょっと物足りない印象です。

柚子ノムネは物足りなさはありません。やはり果汁と砂糖を入れて正解だったのかもしれません。

<ノムネのまとめ>

●「澪」や「すず音」と同系統の低アルコール発泡日本酒
●ノムネはさっぱりして飲みやすい
●柚子ノムネは品のいいチューハイみたいで美味い。
●入手難度:普通

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香り酵母877のレビュー しぼりたてギンパックと似てるようで違う

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香り酵母877を飲んだのでレビューします。
近所のスーパーで買いました。

普通酒だけどフルーティー。
銀色のパック。
これって以前レビューしたこともある「しぼりたてギンパック」を絶対意識してるよね…。
www.sakeganomitai.com

まあ、人気のある商品に二匹目のドジョウが出るのは普通のことですし、一ユーザーとしては美味しければ何の問題もありません。

飲んでみると、

やっぱりしぼりたてギンパックと同系統。
フルーティーで美味い。そして安い。

ただ、しぼりたてギンパックとは香りは違いますし、単なる真似というわけではなさそうです。

続きは後ほど。

<概要>

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香り酵母877は宝酒造が製造している日本酒で、2020年3月に発売開始されています。
ライバル?のしぼりたてギンパックが2016年9月販売開始なので、それの人気を受けて開発を開始したのかな、と憶測します。

スペックは以下の通りです。

原材料:米、米麹、醸造アルコール
日本酒度:0
酸度:1.0
アルコール分:14度以上15度未満

大吟醸でも吟醸でもない普通酒です。

なお、商品名にもある酵母877という酵母を使用していますが、877とはバナナ、の語呂合わせだそうです。
フルーティー、と言っても様々なフルーツがありますが、香り酵母877はバナナのような香りがするそうです。

補足ですが、酵母とは糖分をアルコールに変える働きのある菌類の一種です。
この、糖分をアルコールに変えるとき、アルコールだけなく、同時に香り成分も生み出します。
酵母の種類によって生み出される香り成分も異なるため、酵母の違いがお酒の香りの違いになります。

香り酵母877はどうか?

では実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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香りは意外に控えめ。ギリギリまで鼻を近づけてちょっと吟醸香がするかな、というレベルです。

一口飲んでみると、確かにフルーティー。ありきたりな紙パック普通酒とはまったく香りが違います。

フルーツの中では確かにバナナの香りに近い。しぼりたて銀パックはリンゴっぽかったので、似てても違いますね。

生貯蔵酒ということもあってか、香りの勢いが強いです。グワッときます。

それでいて香りの余韻は意外に短く、さっとなくなります。
味は甘めですが甘ったるいほどではなく、どちらかといえばスッキリして飲みやすいです。
フルーティーな香りに隠れてはいますが、米の旨味も少し感じます。そこが本物の大吟醸との違いかもしれません。優劣の問題ではないのですが、大吟醸ほどサラサラはしていない飲み口です。

それにしてもフルーティーで飲みやすい。しかも大吟醸に比べて遥かに安い。
これはガンガン飲んでしまう危険な日本酒です!

飲み比べたわけではないので確証はないのですが、しぼりたてギンパックに比べると、香りも味もスッキリしてると思います。
良く言えば飲みやすい、悪く言えば、薄い。
この辺は良し悪しではなく好みの問題かと思います。

<食事との相性は?>

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マグロの刺し身を肴に飲んでみましたが、相性は微妙…。
香りの強いお酒なので、マグロの繊細な味わいを邪魔するような気がします。
もっと味付けの濃い料理や揚げ物なら釣り合うんじゃないでしょうか。

あるいは、このような華やかなお酒はつまみなしでそのまま楽しむのがよいと思います。

<価格は?入手難度は?>

私は近所のスーパーで900mlの商品を568円(税抜)で購入しました。
これは非常にコスパが高いです。この2倍ぐらいしてもいいぐらいのお酒です。

普通のスーパーでも売っているので入手難度は易とします。

<おすすめ度>

おすすめ度(5段階):★★★★★

美味い、コスパ高い。文句なしのおすすめ。
飲みやすいので日本酒が苦手な人にもおすすめです。

ライバル?のしぼりたてギンパックと飲み比べても面白いでしょう。

アマゾン・楽天でも販売されています。



<香り酵母877のまとめ>

●大吟醸を思わせるようなフルーティーな日本酒
●普通酒なので安い。コスパ高い。
●安くて飲みやすいので飲みすぎる可能性あり。
●入手難度:易

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焙煎つくしROASTのレビュー 香ばし過ぎる大人の味わい

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焙煎つくしROASTを飲んだのでレビューします。

たまに行く量販店で見かけました。
なんとなく酒棚を見ていて、なんとなく手にとったら、かなり個性的な焼酎のようだったので、とりあえず買ってみました。
まあ、偶然の出会いのようなものです。

飲んでみると、

予想通り麦々しい系の麦焼酎。てか、香ばしいというよりちょっと苦い。ちょっとコーヒーっぽいかも。
でもウマし。

続きは後ほど。

<概要>

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焙煎つくしROASTは福岡県にある西吉田酒造が製造している麦焼酎です。

名前にある「つくし」とは春先に土手なんかに生えてる植物じゃなくて、昔の福岡県あたりの国名の「筑紫」です。

焙煎つくしROAST以外にも、「つくし白」「つくし黒」「全麹つくし」「焙煎つくし」などのつくしシリーズはいくつかあり、西吉田酒造の看板ブランドとなっています。

さて、この焙煎つくしROASTですが、特徴はラベルに書いてあります。

「泡盛の製法である全麹製法で大麦を仕込み、甘味の強い「全麹麦焼酎」の原酒と、スモーキーでビターな味わいの「焙煎麦焼酎」をブレンドしていて、ほろ苦さと甘みのバランスが絶妙な個性派麦焼酎です。」

個性派ね、ふーん。
自分で言っちゃうところが少し引っかかりますが、たしかにあまり類のない麦焼酎であることは確かでしょう。

麦焼酎は「いいちこ」や「二階堂」のような香りスッキリ系統と、「兼八」「中々」などの麦チョコ系統がありますが、焙煎つくしROASTは間違いなく麦チョコ系でしょう。

では実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
濃い!
やっぱり麦々しい系統の味わいです。
香ばしい、というか、それを通り越してほろ苦い。
コーヒーを思わせる大人の味わいです。
ただ、香ばしさと苦味の他、ほのかに甘みも感じられます。これがいい感じ。
なるほど、確かに個性派。個人的には好みです。
ただ、ストレートは飲み方としてはちょっと強烈過ぎかも。
味はよくわかりますが、飲んでて疲れます…。

ということで次は水割り。水・酒は大体半々です。
自分の一番好きな飲み方なのでリラックスして飲めます。
元々濃い味わいの焼酎なのでよっぽど薄めない限り美味しさは味わえると思います。

次はお湯割り。
基本的に、焼酎はお湯割りにすると香りや味わいは増すものですが、これは元々濃いので別に温める必要はないのでは?私は水割りの方が好きですね。

ロックはどうでしょうか。
ストレートよりすっきり飲めます。ストレートと比べて味わいそのものが変わる、ということはあまりないですが、一方で冷やして飲むデメリットも感じません。まあ、ありでしょう。

食事との相性はどうでしょうか?
塩鮭をつまみに飲んでみました(写真はファイルが壊れてなくなりました(泣))。
結構塩っ辛い鮭ですが、酒の味わいも濃いので負けていません。バランス的には釣り合っています。
塩鮭以外でも味の濃い料理には合うと思います。
これがマグロの刺身とか、繊細な味わいの料理だったら、酒の味わいが勝ってしまって釣り合わないかもしれません。

<価格は?入手難度は?>

私は量販店で1,262円(税抜)で購入しました。
質からすれば高くないと思います。

入手難度ですが、どこでも見かける商品というわけではないので普通とします。

現在のところ、アマゾンではありませんでしたが、楽天ではありました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

西吉田酒造 焙煎つくし25度 麦焼酎 720ml
価格:1320円(税込、送料別) (2021/1/15時点)


<おすすめ度>

おすすめ度(5段階):★★★★

個人的には好き。リピートもあるかもしれない。
ただ、個性派故に人を選ぶお酒だと思います。
あまり麦焼酎を飲んだことがない人なら良くも悪くもびっくりするかも。
一方で、麦チョコ系の麦焼酎が好きな人なら間違いなく気に入る逸品だと思います。

<焙煎つくしROASTのまとめ>

●麦チョコ系の麦焼酎
●香ばしいを通り過ぎてほろ苦い
●確かに個性派。なので人を選ぶお酒。
●入手難度:普通

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獺祭を最も安く購入する方法(割引は?送料無料は?)

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現在、最も人気のある日本酒と言える「獺祭」ですが、シリーズすべてが大吟醸クラスのお酒なのでそれなりに値が張ります。 品質を考えればコスパは高いと思うのですが、それでも安く買いたい気持ちは変わりませんよね。

しかし、獺祭が割引価格で販売されることはほとんどありません。 ネット通販だと極少額、数十円程度の割引価格で販売されているケースが稀に見られますが、送料がかかるので結局高くなります。 むしろ、定価以上のプレミア価格で販売しているお店の方が目立ちます。

超人気商品ですし、値下げしなくても売れるなら割引する必要はないですからね。 なので、基本的には獺祭の最安値はほぼ定価、ということになります。

しかし、獺祭をほぼ無料で入手できる方法もありますし、通販なら送料が800円ほどかかりますが、送料が無料の業者もあります。 そのあたりを含めて、獺祭を安く入手できる方法をおすすめ順に紹介していきたいと思います。

1位:ふるさと納税

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ふるさと納税で返礼品に獺祭を用意している自治体がいくつかあります。 実費が2千円で獺祭が入手できるので、購入する前に一度検討してみてはどうでしょうか。

例えば、山口県柳井市だと10万円ふるさと納税すると、なんと最高級品の「獺祭 その先へ」が貰えます!(ただし、年収700万円程度は必要) 他にも福岡県苅田町などでも返礼品に獺祭を用意しています。 ただし、品切れ中の場合や、年ごとに内容が変更になる可能性もあります。

当然、収入があって、所得税・住民税を払っている人しかふるさと納税は利用できません。 とはいえ、ハードルは高くありません。獺祭を入手しようとなると最低でも年収200万円ぐらい必要になります。

獺祭をふるさと納税で入手することに関してはこちらの記事に詳しく書いています。 www.sakeganomitai.com

2位:獺祭正規取扱店

獺祭は超人気の日本酒ですが、越乃寒梅や久保田と違って、どこのリカーショップでも販売しているお酒ではありません。 基本的には獺祭正規取扱店でしか販売されていません。

後に説明しますが、通販だと簡単に購入できるものの、送料がかかってくる場合があるので、当然実店舗で購入したほうが安上がりです。

獺祭は卸し業者を挟まないで、小売店(獺祭正規取扱店)と直接取り引きしています。 獺祭正規取扱店以外のお店でも販売していることがありますが、その商品は正規のルートではないところから流れてきたものです。 そういう店ではプレミア価格で販売しているケースがほとんどです。

一方、獺祭正規取扱店ですが、常に定価販売です。プレミア価格で販売することはありません。 また、正規取扱店だと冷蔵保存などの適切な管理がなされているはずなので、品質も安心です。

獺祭正規取扱店は全国に約630店舗あります。 全国まんべんなくではなく、東京や大阪には集中していますが、秋田県や三重県など1店舗もない地域も存在します。 残念ながら、近所に獺祭正規取扱店がない場合は通販での購入をおすすめします。

なお、獺祭を定価で購入することについてはこちらの記事にも書いています。 www.sakeganomitai.com

2位:AmazonでAmazon自身が出品者の獺祭

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獺祭は通販なら簡単に購入できますが、通販だと送料がかかってしまうのが難点です。 しかし、Amazonに出品されている獺祭だと送料無料の場合があります。 出品者がAmazon自身で、金額が2千円以上の獺祭ならば、原則として送料がかかりません。 (補足:AmazonではAmazonが販売している商品と、Amazonを間借りして(マーケットプレイス)販売している他のお店があります。) 獺祭シリーズの大半は2千円以上ですし、2千円以下の商品でも2千円以上になるようにまとめ買いすれば送料無料になります。

出品者がAmazonではなく、他のお店なら、大概は送料が800円ほどかかります。

なので、通販で獺祭を購入するなら、Amazonが出品している商品を購入したほうがお得です。 また、Amazonが出品者の獺祭はほとんどが定価で、プレミア価格をつけてるケースは私が見た限りないです。

4位:獺祭WEBストア

獺祭の旭酒造が運営しているネットショップです。 当然すべて定価販売です。 メーカー直営なので品質面でも安心して購入できますよね。 ただし、やはり送料はかかってしまいます。 北海道1,265円、沖縄1,870円、その他の地域は847円です。

獺祭WEBストアが送料無料なら、おすすめ度No.1だったのですが、仕方ないですね。 でもせめて2万円以上は送料無料にするとか、の営業努力があればいいなと思います。
獺祭Store WEB店

5位:楽天

楽天でも多くのお店が獺祭を出品しています。 年末年始以外だとほとんどのお店が定価販売です。 ただ、Amazonのように2千円以上送料無料というわけには行きません。 ほとんどのお店で送料はかかりますが、1万5千円以上とか2万円以上だと送料無料のお店もあります。 楽天だと楽天ポイントがつくので、楽天ユーザーなら場合によってはAmazonよりお得になる場合もあるでしょう。

6位:それ以外のネット通販

獺祭WEBストア、Amazon、楽天以外でも獺祭を販売しているネットショップは多数存在します。 最も有名なのは「佐野屋」です。 獺祭のネット売上日本一だそうです。 また、ネット通販業者ですが、獺祭正規取扱店なので安心できます。 送料は2万円以上は無料となります。 楽天ポイントがつかない分、順位は楽天より下にしました。
その他、
●矢島酒店(正規取扱店、2万円以上送料無料)
●銘酒市川(正規取扱店、1.8万円以上送料無料)
●酒工房酒楽(正規取扱店、1.8万円以上送料無料)
●井上屋(正規取扱店、1.3万円以上送料無料)
●酒の神田屋(正規取扱店、1.5万円以上送料無料)
●大和屋酒舗(正規取扱店、送料あり)
も正規取扱店なので安心して購入できると思います。

7位:獺祭正規取扱店以外のお店(非正規店)

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獺祭正規取扱店以外のお店でも獺祭を販売していることがあります。 私の家の近所だけでも3箇所あるので、全国的に見たら獺祭正規取扱店より数は多いと思われます。 入手しやすいのはメリットですが、デメリットもあります。
●プレミア価格
非正規店の場合、プレミア価格がついていることが多いです。メーカーの旭酒造はプレミア価格での購入を控えるように新聞広告を出したこともあります。

●品質管理に疑問
非正規の流通ルートで入荷しているはずなので、その間に適切な品質管理がなされていたのか疑問が残ります。

以上のことから、非正規店で獺祭を入手する方法は一番おすすめしません。

<まとめ>

獺祭を安く入手したければ、まずはふるさと納税を考えてみるべきですが、そうじゃなくて普通に購入するのであれば獺祭正規取扱店かAmazonで購入するのが最もおすすめです。

ところで、非正規系で購入するなら年末年始は避けたほうがいいです。 日本酒の需要が最も高まるのが年末年始です。 獺祭も品薄がちになり、非正規系ネットショップや非正規店では価格が高騰します。 正規取扱店だといつでも定価販売なので安心ですが、どうしても非正規店で購入するなら年末年始は避けたほうが無難です。

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