おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

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すず音の評判 味は?澪と比較してどうか?

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一ノ蔵すず音を飲んだのでレビューします。

低アルコール発泡酒としては、澪、淡雪に続くレビューとなります。

ハードな酒飲みである私からすると、本来はこのような低アルコール酒は飲まないのですが、澪や淡雪を飲んでちょっと考えを改めました。
確かに本格的に酔っ払うには物足りないですが、味は想像以上に美味しかったですし、ほんわかほろ酔いなのも悪くありません。

すず音はライバル商品に比べると価格は高いですが、味わいはどうか?

スーパーとかに普通に売ってる商品ではないので、わざわざデパ地下のリカーコーナーまで買いに行きましたよ。

家に帰って早速飲んでみると…

これはっ!
りんごジュースじゃないの?
いや、何でもいいけど、抜群に美味い!!

続きは後ほど。

<概要>

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すず音は宮城県の株式会社一ノ蔵が製造している日本酒です。

一ノ蔵といえば無鑑査本醸造が有名ですが、それ以外にも純米酒や大吟醸など幅広いラインナップを揃えています。

すず音は1998年に発売開始の女性向けの低アルコール発泡日本酒で、長らく女性向けの日本酒として人気を博してきました。

しかし、2011年に宝酒造がすず音と同コンセント商品である澪を発売。これが大ヒットなり、市場を席巻。女性向け低アルコール発泡日本酒の代表的商品となりました。
他にも、白鶴「淡雪」、月桂冠「うたたか」、梅乃宿「月うさぎ」など多くの競合商品が生まれており、今や低アルコール発泡日本酒はブームと言っていい状況です。

数ある低アルコール発泡日本酒の中でも、すず音は比較的高級酒と言え(価格は澪の1.5倍ほど)、他商品とは一線を画しています。
人気は澪の方が上かもしれませんが、高級感はすず音の方が上です。

すず音のスペックは以下のとおりです。

原材料:米・米麹、精米歩合:65%、日本酒度:-90~-70

醸造アルコールが入ってないので、純米酒ですね。精米歩合が65%なのは日本酒としてはまあまあ。

日本酒度からすると超甘口です。

まずは飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました(澪との比較)>

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開栓してグラスに注ぐと、細かい炭酸がシュワシュワ湧き上がってきます。
濁っているのは炭酸のせいかと思いましたが、炭酸が上がっても濁っているので一種のにごり酒のようです。

では一口。

…、色々解説する前に言わせて下さい。

「これ、めっちゃ美味いです!」

日本酒らしからぬ日本酒ですが、日本酒としては異例の「誰でも分かる美味しさ」です。
日本酒って、ある程度飲み慣れないと美味しさが分からないところがあるのですが、すず音は日本酒初心者でも美味しいと感じると思います。

ジューシーなりんごのような甘さとみずみずしさ。
細かい炭酸のなめらかな口当たりと爽やかさ。

これは鉄板でしょう。
お酒を一滴も飲めないという人でなければ、このお酒は絶対に気に入るはずです。

それにしても、砂糖や果汁や香料が入っているわけではなく、米だけでこれだけの味と香りが出せるなんてビックリですね。魔法みたいです。

香りがやや強いため、余韻は長めです。
ただ、炭酸のおかげでサッパリ爽やかな印象のお酒です。

強いて欠点を上げるとすると、日本酒特有の風味がほとんど感じられないことでしょうか。
言われなかったら日本酒とは思わず、シャンパンだと勘違いするでしょう。
ヘビーな日本酒ファンなら、その点において、もしかすると失望するかもしれません。
しかし、日本酒っぽさとかどうでもいい人ならそれは欠点じゃないですし、普通に美味しいお酒です。

最大のライバル・澪と飲み比べてみると…

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あー、これはぜんぜん違う。
すず音のほうが味も香りも濃い。
炭酸が柔らかくて飲みやすい。
すず音の炭酸は瓶内発行した自然の炭酸ですが、澪の炭酸は外部から炭酸を注入してあります。その差は思いのほか大きいですね。

ということで、美味しさではすず音の圧勝です。
ただ、問題は価格なんですよね。。

<価格は?入手難度は?>

300mlで741円(税別)です。
これは低アルコール発泡日本酒というジャンルの中だけでなく、日本酒全体としても高い部類に入ります。大吟醸クラスの価格と言えるでしょう。
ただ、その価値はあるお酒だと思います。

澪と違い、すず音がその辺のスーパーで売られているのを見たことがありません。
一ノ蔵と取引のある酒屋じゃないと購入するのは難しいはずです。
ただし、通販なら普通に購入できます。プレミア価格はついてないことが多いです。

以上より、入手難度は普通とします。

<食事との相性は?>

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唐揚げをツマミに飲んでみました。
こういう脂っこい食事には炭酸飲料がよく合います。
食事との相性に置いては、若干甘いのが気になりますが、ほどんどの食事に合うのでは無いでしょうか。

ただ、こういう華やかなお酒は、シャンパンのように食前酒として飲むか、あるいは、お酒だけで楽しむほうが真価を発揮するように思います。

<どんな時に飲むお酒か?>

値段が高いので、晩酌用としては厳しいと思います。
とはいえ、すごく高いわけではないので、給料日など月イチレベルのおめでたい時に飲むのもいいかもしれません。

また、万人受けする味で、なおかつ高級感のあるお酒なので、女子会などで用意すると缶チューハイなんかよりも喜ばれること間違いなしです。

<すず音の特徴のまとめ>

●低アルコール発泡日本酒の老舗銘柄
●味も価格もライバル商品より頭一つ上
●ジューシーなりんごみたい。美味い!
●入手難度:普通

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以下は他の方のすず音体験談です

女性の心をギュっと掴む!一ノ蔵発泡清酒すず音(30代/女性)

日本酒のなかで私が唯一飲めるのは、一ノ蔵発泡清酒すず音だけです。出会いは友人の家で女子会をした時でした。

私はいつも女子会の時にはカクテルしか飲まないのですが、すず音は見た目がとてもオシャレで可愛らしく、日本酒には見えないので一度飲んでみたいと思いました。

友人からすず音は女性やお酒が苦手な人でも美味しく飲むことができる日本酒だと言われ、見た目が確かに女性が好みそうなデザインのお酒だなと思い、さっそく飲んでみることにしたんです。

グラスに注いでみるとまるでスパークリングワインですね。これが本当に日本酒なのかとびっくりしてしまいました。昔、会社の飲み会の時に上司に飲まされた日本酒は、すごく辛くて飲みにくくて最悪だったのですが、すず音の味はどんな感じだろうとドキドキしながら口にしました。

一口飲んでみた感想ですが、すごく爽やかだなと思いました。優しい麹の香りがします。過去に飲んだ日本酒は喉につまるというか飲みにくかったのに、スルっと喉に入っていくような感じです。口の中でパチパチと泡がはじけてとても美味しいです。冷蔵庫でよく冷やされたのが良いと思います。

何度か飲んでいるうちにお米のふわりとした優しい味わいや、味を引き締める甘酸っぱい酸味など口の中で複雑に感じられるようになりました。あっという間に一本飲んでしまいました。まだまだ飲めそうだと思いました。日本酒を買おうと思った時、他の日本酒に比べてすず音の価格は安いと私は思います。コスパは良いです。

友人からすず音のことを教えてもらってからは、別の女子会の時に必ずすず音を持って行くようになりました。私のように日本酒が苦手な子がたくさんいるのですが、みんなすず音を飲んで気に入った様子です。美味しいと言って飲んでいました。見た目がオシャレなので女子の気持ちを掴んでしまいます。

すず音はアルコール分が低いですし、普段お酒を飲まない人でも飲むことができると思います。実際に私が飲んでもそれほど酔いませんでした。口当たりがとてもなめらかでのど越しスッキリ。男性だと物足りないと思うかもしれませんが、女性に飲んでほしいお酒です。特にスパークリングワインが好きな人におすすめしたいです。きっと気に入ると思います。


カクテルのような味(30代/女性)

私が紹介するのは一ノ蔵発泡純米酒すず音です。どこで飲んだのかというと、友達と女子会をしているときに友達がおすすめと言ってもってきてくれました。飲んだ場所は友達の家です。

最初に飲んだときに思ったのはとにかく甘くて飲みやすいと思いました。味も日本酒っぽくなくてカクテルのような味なので、とても飲みやすかったです。香りも甘い香りが漂ってきます。特徴は甘味と濃厚なテクスチャが味わえるので日本酒っぽくないような味わいが魅力です。

コストパフォーマンスに関しては瓶が小さい割には値段が高いので、手軽に買うというわけにはいかないかもしれません。コストパフォーマンスはあまり良くないので自分へのご褒美のためにたまに買って飲んでいます。もう少し安ければいいのにといつも思っています。

私は元々カクテルのような飲みやすいお酒が好きなので、味は大好きですが、甘いので好き嫌いは別れるかなと思います。ですが、女子会で友達がこの日本酒を飲んだときみんな美味しいといってすごく盛り上がっていたので、女子ウケはすごくいいのではないかと思います。男性におすすめというよりかは女子におすすめの日本酒です。女子会などみんなで飲む機会があれば絶対に持っていきたいお酒です。逆に男性にはあまり勧めないと思います。

本当に日本酒らしい日本酒が好きな人にとってはジュースのような感覚になってしまうので、物足りないと思う人もいるかもしれません。ですが、男性でも好きな人もいるので本当に好みの問題だと思います。良くある日本酒が苦手という人には飲みやすいと思います。私は友達がおすすめといって飲んだのでそれ以来このお酒が好きになり、自分でも買って飲んでいます。ですが、少し高めなので頻繁には買えないのがちょっと残念です。

今まで色々な日本酒を飲んできたのですが、このお酒を飲んだときは少し衝撃でした。これは本当に日本酒なのか?というくらい甘くて飲みやすかったです。ですが、私は甘いお酒が好きなのですごく良かったです。すっかりはまってしまいまた飲みたいなと思わせてくれたお酒でした。


これで日本酒が好きになりました(30代/女性)

一ノ蔵発砲清酒すず音を最初に飲んだのは20代前半スナックでバイトをしていた時でした。ママから美味しい日本酒があるとのことで教えて貰いました。
お酒は好きでしたが甘いのしか飲めず、増して日本酒と聞くと度数が高いイメージがありました。
初めて見た時は小瓶でパッケージもオシャレで可愛く、とても日本酒に見えなくて、日本酒が飲みたいけれど日本酒を飲んでる見た目が…と思う女性にぴったりの商品だと思いました。度数も少なくビールと同じ5%で炭酸があるのでシャンパンのようでした。

日本酒にも甘口はありますが、度数が少ない分一般的な日本酒より甘さも多く感じて飲みやすかったです。ただ量が少ないので本数も多くなってしまう所もありお客様には沢山ご馳走になりました。飲みやすい分気づいたら酔ってることもあるのでペース配分は気をつけないと迷惑をかけてしまいますね。

私もまだ1人暮しだったので、家で1人でお酒を飲むよりお客様と大勢で飲むのには美味しくて進むお酒でした。自分で購入して飲むことが無かったのでコストの事を考えていなかったですが、美味しいですが自分で購入してとなると決して安くはないなと感じました。

個人的な考えですが普段飲むには向いていないのではないかと思いました。例えばパーティーや特別な日に乾杯酒として飲むには最適なお酒ですね。

結婚してからお店ですず音を見つけた時は、懐かしくてつい夫にも進めたお酒で、スナック以外で久しぶりに飲んだのはその時かもしれません。夫はお酒は強くないのであまり日本酒が好きではないですが、すず音は甘くて飲みやすいと言って気に入っていました。ただ特別な日にしか飲めませんが。

最後に飲んだのはいつかは忘れてしまいましたが、炭酸のある日本酒が増え、すず音以外にも澪や淡雪など甘くて美味しい日本酒は沢山ありますが、私は飲んで日本酒じゃないと衝撃を受けたすず音が1番好きですね。お酒を進める機会があれば迷わずすず音と言います。

ちなみに娘がいるのですが、不妊治療の末やっと子供が出来て女の子と分かった時、名前の候補にも字は違うのを考えましたが、すず音と考えた位いい名前だと感じています。


若い女性に喜ばれる可愛らしい日本酒(30代/女性)

一の蔵「すず音」と書いて「すずね」と読みます。微発泡性の甘口日本酒です。
最近スーパーなどでも見かけるようになったスパークリング日本酒というジャンルを確立した素晴らしい銘柄です。
すず音は大変きめ細やかな泡が特徴で、泡が立ち上るたびに鈴の転がるような可愛らしい小さな音が上品に弾けます。
シャンパングラスに注いでも美しく、微かな音が次から次へと途切れる事無く心地よく伝わってきます。

ガラス瓶のすず音の文字も凛としていて、細かな泡が生まれ出す様子は目に美しく、耳に心地よく、ハレの日のための特別感、注いで時間が経っても衰えない気泡の勢いには縁起の良さまで感じ、期待感が高まり飲む前から楽しめました。
味も別格で、初めて飲む方はとても驚くと思います。甘口の日本酒という一言では伝わらない日本酒度-60度、本当に甘みを感じます。完全に日本酒のイメージを覆す存在感。
カクテルのような飲み易さ、美しさ、上品さ、それでいて商売の為に売れるからとプロデュースされた日本酒ではなく一の蔵の本物感、手頃な価格帯なのにクラス感があり、かなり特別な日本酒です。

日常的に飲むお酒というより、特別な時、記念の日、お祝い、贈答用、パーティー、自分へのご褒美などがおすすめです。
でないと勿体ないくらいの銘柄です。

同じ米と水から、作り方を変えるだけで生み出される物の可能性が変化し、そして可能性が現実の物として完成した、まさに日本酒としてのひとつの頂点。
飲み慣れた方もきっと、日本酒にはこのような一面もあるのか…と認識が変わると思います。
とはいえかなりフルーティーな甘さ、軽やかな味わいなので、食事に合わせるという飲み方は出来ないと思います。お刺身よりケーキに合う日本酒かな?珍しいです。
若い女性にはかなり喜ばれます。辛口旨口などのふくよかな味わいが解らず日本酒を飲まない人にも分かり易い甘さなので、20歳のお祝いにも良いかも知れません。
仄かに色が着いた「花めくすず音」も有ります。紫がかった可憐なピンク、赤みの濃い種類の桜の色です。
ピンク色という色気があるセクシーな色にも関わらず気品と上品さがあり、控えめで美しく艶やかで華やぎ、そして繊細。日本という国に住む心の有り様の真髄を感じます。

 

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