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香り酵母877のレビュー しぼりたてギンパックと似てるようで違う

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香り酵母877を飲んだのでレビューします。
近所のスーパーで買いました。

普通酒だけどフルーティー。
銀色のパック。
これって以前レビューしたこともある「しぼりたてギンパック」を絶対意識してるよね…。
www.sakeganomitai.com

まあ、人気のある商品に二匹目のドジョウが出るのは普通のことですし、一ユーザーとしては美味しければ何の問題もありません。

飲んでみると、

やっぱりしぼりたてギンパックと同系統。
フルーティーで美味い。そして安い。

ただ、しぼりたてギンパックとは香りは違いますし、単なる真似というわけではなさそうです。

続きは後ほど。

<概要>

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香り酵母877は宝酒造が製造している日本酒で、2020年3月に発売開始されています。
ライバル?のしぼりたてギンパックが2016年9月販売開始なので、それの人気を受けて開発を開始したのかな、と憶測します。

スペックは以下の通りです。

原材料:米、米麹、醸造アルコール
日本酒度:0
酸度:1.0
アルコール分:14度以上15度未満

大吟醸でも吟醸でもない普通酒です。

なお、商品名にもある酵母877という酵母を使用していますが、877とはバナナ、の語呂合わせだそうです。
フルーティー、と言っても様々なフルーツがありますが、香り酵母877はバナナのような香りがするそうです。

補足ですが、酵母とは糖分をアルコールに変える働きのある菌類の一種です。
この、糖分をアルコールに変えるとき、アルコールだけなく、同時に香り成分も生み出します。
酵母の種類によって生み出される香り成分も異なるため、酵母の違いがお酒の香りの違いになります。

香り酵母877はどうか?

では実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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香りは意外に控えめ。ギリギリまで鼻を近づけてちょっと吟醸香がするかな、というレベルです。

一口飲んでみると、確かにフルーティー。ありきたりな紙パック普通酒とはまったく香りが違います。

フルーツの中では確かにバナナの香りに近い。しぼりたて銀パックはリンゴっぽかったので、似てても違いますね。

生貯蔵酒ということもあってか、香りの勢いが強いです。グワッときます。

それでいて香りの余韻は意外に短く、さっとなくなります。
味は甘めですが甘ったるいほどではなく、どちらかといえばスッキリして飲みやすいです。
フルーティーな香りに隠れてはいますが、米の旨味も少し感じます。そこが本物の大吟醸との違いかもしれません。優劣の問題ではないのですが、大吟醸ほどサラサラはしていない飲み口です。

それにしてもフルーティーで飲みやすい。しかも大吟醸に比べて遥かに安い。
これはガンガン飲んでしまう危険な日本酒です!

飲み比べたわけではないので確証はないのですが、しぼりたてギンパックに比べると、香りも味もスッキリしてると思います。
良く言えば飲みやすい、悪く言えば、薄い。
この辺は良し悪しではなく好みの問題かと思います。

<食事との相性は?>

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マグロの刺し身を肴に飲んでみましたが、相性は微妙…。
香りの強いお酒なので、マグロの繊細な味わいを邪魔するような気がします。
もっと味付けの濃い料理や揚げ物なら釣り合うんじゃないでしょうか。

あるいは、このような華やかなお酒はつまみなしでそのまま楽しむのがよいと思います。

<価格は?入手難度は?>

私は近所のスーパーで900mlの商品を568円(税抜)で購入しました。
これは非常にコスパが高いです。この2倍ぐらいしてもいいぐらいのお酒です。

普通のスーパーでも売っているので入手難度は易とします。

<おすすめ度>

おすすめ度(5段階):★★★★★

美味い、コスパ高い。文句なしのおすすめ。
飲みやすいので日本酒が苦手な人にもおすすめです。

ライバル?のしぼりたてギンパックと飲み比べても面白いでしょう。

アマゾン・楽天でも販売されています。



<香り酵母877のまとめ>

●大吟醸を思わせるようなフルーティーな日本酒
●普通酒なので安い。コスパ高い。
●安くて飲みやすいので飲みすぎる可能性あり。
●入手難度:易

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