米だけの酒 旨みそのまま10.5を飲んだのでレビューします。
スーパーで見かけてちょっと気になったので買ってみました。軽い気持ちなのであまり期待はしていません。
よくある日本酒ではなく、アルコール分10.5%と低濃度、麹を大量に使用して旨みを出しているなど、変わり種日本酒である様子。
実際に飲んでみると、
…
確かにおっしゃるとおり。飲みやすいし旨みが強い。
しかし、どっかで飲んだことのある味だなあと思い返せば、合成清酒。あれに似ている!
www.sakeganomitai.com
続きは後ほど。
<概要>
米だけの酒 旨みそのまま10.5は沢の鶴が製造している日本酒です。
米だけの酒というと、米だけで作っているけどいわゆる純米酒でない酒(精米歩合が高い、米の等級が低いなどの理由で)のことかな、と思いましたが、ちゃんと純米酒のようです。
それにしても、アルコール分は普通の日本酒では13%から16%のところ、10.5%というのは珍しいですね。
水で薄めたら簡単に作れますが、その分味わいも薄くなるので、その辺をどう解決するかがポイントなのだろうと思います。
そこで、麹を大量に使用することにより旨みやコクを出す製法を用い、飲みやすさと純米酒の美味しさを両立させることに成功したのだとか。
なお、このお酒のスペックは以下の通りです。
原材料:米、米麹
精米歩合:麹米65%、掛米75%
アルコール分:10.5%
日本酒度:-10
酸度:1.5
アミノ酸度:1.2
日本酒度が-10という点も珍しいですね。
かなり甘口のお酒かと思いましたが、箱の裏には中口と表示があります。
いくつもの点で特色のあるお酒ですが、味はどうなのでしょうか?飲んでみました。
<実際に飲んでみました>
まずは冷やして飲んでみました。
やはり飲みやすいですが、他の日本酒に比べるとやや甘みと旨みが強いです。
吟醸香などはありません。香りに関しては普通のよくある日本酒の域を出ません。
次はレンジで温めて飲みました。
かなり旨みが強くなりました。温度によってかなり味わいが変わるお酒ですね。
冷やしてさっぱり飲むのもいいですが、飲みごたえを求める人だと温めた方がおすすめです。
まあ、このお酒の狙いである飲みやすさと旨みの強さは、十分感じることができました。
でも、美味いかと言われると…、微妙。
なんか、この薄さと味わいは以前飲んだ合成清酒に似ているような…。純米酒でも、このお酒は違和感があるというか、どうも何か人工的な味がする気がします。しかし、原材料は米と水だけなので、私が勝手にそう思っているだけですが…。
あと、飲みやすいので900mlを一晩で空けてしまいました。ちょっと翌日は気分が悪かったです。
<食事との相性は?>
冷蔵庫に余ったレバニラがあったのでつまみにしてみました。
レバニラは結構味が濃いですが、意外にこの低アルコールな酒も負けてませんでした。
食事の味を引き立てると言うよりは、レバーの臭みを洗い流すような効果があります。
レバニラ以外の食事にも大体は合うんじゃないでしょうか。
<価格は?入手難度は?>
900mlで704円、1800mlで1,380円(税抜き)です。
なお、私は900mlの商品を598円で購入しました。
価格は日本酒の中では安い部類に入ります。
その辺のスーパーで普通に売っているので入手難度は易とします。
<米だけの酒 旨みそのまま10.5の特徴のまとめ>
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