東光純米吟醸原酒を飲んだのでレビューします。
購入したのはスーパーで何度も見かけたからです。そろそろ無視するのも何なので買ってみました。
原酒と言うからにはキツいのだろうか、でもアルコール分16度は普通だし。
いろいろ考えながら飲んでみると、
…
アルコールはキツくないけど、味が濃い。こんな濃い酒、珍しい。
続きは後ほど。
<概要>
東光純米吟醸原酒は山形県にある小嶋総本店が製造している日本酒です。
小嶋総本店は1597年創業という非常に伝統のある酒蔵です。
東光ブランドの商品は純米、吟醸、純米吟醸、大吟醸など多くのラインナップがありますが、最も人気なのは今回レビューする東光純米吟醸原酒のようです。
公式サイトにはこうあります。
熟した果実を噛み締めたかのような豊かな香りと甘味とともに、旨味のボリューム感が感じられます。原酒ながらアルコール度数が16度であるため、満足感とともに疲れにくい仕上がりです。コストパフォーマンスが良く、東光の中でも抜群の人気を誇ります。
スペックは以下の通りです。
原材料:米(山形県産)、米こうじ
アルコール分:16度
精米歩合:55%
日本酒度:-4
原酒といいますが、アルコール分は普通の日本酒レベルです。
日本酒度はマイナスと、最近では珍しい甘口のお酒のようです。
では実際に飲んでみましょう。
<実際に飲んでみました>
冬場の常温(多分10℃ちょっと)で飲みました。
色はほぼ無色。
香りはフルーティー。
爽やかというよりはよく熟れた果実のような濃密な香りです。
飲んでみると、濃い!
まずは甘さ。さすが日本酒度がマイナスなだけあって甘口です。
ただ、甘みより旨みのインパクトの方が大きいです。米の旨みがどっしり来ます。純米でもここまで重いのはあまりないと思います。
飲み干すと、ほんのりした酸味が口に残ります。これがいいアクセントになっています。
味が濃い分、後味は長い方。キレはあまりよくないですね。
香りも熟れたマンゴーみたいで濃厚。
味も香りも重量級、飲みにくいとはまでいいませんが、気軽に気晴らしで飲めるお酒じゃないかも。
個性がかなり強く、類似のお酒が思い浮かびません。
既存の日本酒に飽きた人にはおすすめできます。
<価格は?入手難度は?>
希望小売価格は720mlで1,200円、1.8Lで2,400円(税別)です。
個人的に、この品質であれば高くはないと思います。
入手難度ですが、普通にスーパーで売っているので易とします(地域や時期にもよるかもしれませんが)。
<東光純米吟醸原酒の特徴のまとめ>
●原酒であるがアルコール分は普通レベル
●入手難度:易
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