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十四代本丸秘伝玉返しの評判 味は?価格は?

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十四代本丸秘伝玉返し角新を飲んだのでレビューします。

ネットで買えば1升瓶で3万円ぐらいする超高級酒ですが、日本酒飲み放題の店「天満の店」で飲むことができました。

何とも上品な味…。

まさに別格のお酒でした。

続きは後ほど。

<概説・評価>

「十四代本丸秘伝玉返し」は山形県の高木酒造が製造している日本酒です。

十四代。
数ある日本酒の中でもトップクラス、いやトップかもしれない、超高級ブランドです。
十四代には本丸秘伝玉返し以外にも、龍の落とし子、大吟醸 双虹、純米大吟醸 龍泉などがあります。

高木酒造には公式サイトがないので、定価は分かりませんが、十四代ブランドのお酒は、アマゾンでは3万円を超える価格で販売されています。
あの久保田萬寿でさえ1万円行かない程度なのに、十四代は別格です。

なお、私が飲んだ十四代本丸秘伝玉返し角新は生酒です。

生酒とは一度も火入れしていないお酒のことでフレッシュで爽やかな飲みくちが特徴です。

一方、日持ちしないので取扱が難しいお酒でもあります。

※原材料:米、米麹、醸造アルコール
精米歩合:55%

十四代本丸秘伝玉返しは値段的には大吟醸を余裕で超えるレベルですが、原材料のスペックをみると意外に普通です。
日本酒区分で言うと特別本醸造か吟醸酒レベルであり、高級酒であるものの最高級とは言えません。
なお、「秘伝玉返し」の名称ですが、添加するアルコールを自社で製造した酒粕焼酎を使用しているところから来ています。そこは他の日本酒にはない特徴ですね。

<実際に飲んでみました>

店の冷蔵庫から取り出してすぐに飲みました。

口当たりは優しく、水かと思うぐらい滑らかに入ってきます。

甘口ですが、ほんのりです。

香りはマスカット系の香りです。フルーティーですが、獺祭のような派手さはありません。余韻も細いです。

全体的には繊細で上品なお酒という印象を受けました。

美味しいですよ。間違いなく。

ただ、日本酒初心者が飲むとその繊細さを物足りなく感じるかもしれません。

非常に高価なお酒です。高いお金を出して飲むなら、それなりに日本酒について分かってないと飲むのがもったいないお酒だと思います。

<価格は?入手難度は?>

価格はプレミアがついて1.8Lで3万円以上です。
適正価格で購入するには、高木酒造と取引のある酒屋へ通い詰めるしかないと思います。

入手難度は難。適正価格で購入するのはほぼ不可能な超難です。

 

<どんなシーンに合うお酒か?>

一生に一度レベルのおめでたい時に飲むお酒だと思います。

あと、味の分からない人に飲ますのももったいないです。できれば自分ひとりで飲みたいお酒です。

また、日本酒のことを多少知っている人にギフトとして贈れば、仰天するほど驚くと思います。仕事関係者なら賄賂と思われるかもしれないので危険です。

<十四代本丸秘伝玉返しの特徴のまとめ>

●日本酒界を代表する超高級酒
●値段はプレミアがついて3万円以上
●香りフルーティーだが繊細。
●入手難度:難(適正価格での購入は超難)

 

以下は他の方の十四代体験談です。

日本酒の中では別格?十四代(20代/男性)

京都にある日本酒がメインの居酒屋で十四代本丸秘伝玉返しを頂きました。

 飲んだ当時は、貧乏学生でしたが、たまの奮発ということで、アルバイト先の友人と二人で飲みに繰り出しました。
 一緒に飲んだ友人は、日本酒好きで、他にも八海山や聚楽第を進めてくれたのですが、その友人曰く「別格」と言って注文したのが十四代でした。
 当時は、今ほどプレミアがついておらず、学生向けの居酒屋でも何とか手がとどくかという値段でいただくことができました。お刺身や焼き鳥をたらふく頂いた後に、焼きスルメとだし巻き卵をアテに頂きました。
 味は、やや甘口ですが、梨のようにフルーティーで、後味はさっぱりしています。私はそれまで、日本酒は辛口派で甘口の日本酒独特のねっとりとした米臭い後味が苦手でした。
 しかし十四代は、何とも不思議なことに、しっかりと日本酒の甘みが出ているにもかかわらず、口の中で尾を引くねっとり感がなく、爽やかな飲みくちを楽しむことができます。そのため、甘口ですが、料理の味を邪魔することもなく、どんな料理にも合わせることができます。
 飲んだ時は、すでに他の日本酒を3合ほど頂いた後でしたが、あまりに爽やかで料理とともにどんどん進み、お代わりも頂いてしまいました。

 現在では、日本酒ブームに相まってか、プレミア価格になってしまい、一番スタンダードな「本丸」でも1本3万円はくだらない価格で販売されていて、瓶ごと購入するにはとても手がとどかない価格帯となっています。お店でいただくにも一杯2,000円から3,000円あたりが相場になっているようで、もはや注文するだけで一晩の飲み代が飛んでしまいそうな勢いです。
 
 気軽に手を出すことができないプレミアム日本酒の十四代ですが、日本酒好きの方であれば、甘口派、辛口派にかかわらずどなたでも楽しむことができるお酒だと思います。また、普段日本酒を飲まず焼酎やワインがメインという方であっても十分に楽しむことができます。日本酒独特の臭さが全くないため、日本酒苦手という方でもおいしく味わうことができるのではないでしょうか。
 私の日本酒遍歴の中では間違いなく最高のお酒だったと断言できます。

 

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