おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

酒好きアラフォーのおっさんが肝臓を犠牲にして書いてるリアルなレビューサイトです。

かのか(麦焼酎)のレビュー

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かのか麦焼酎を飲んだのでレビューします。
かのかは若い頃よく飲んでいました。今回飲むのは10年ぶり以上かと思います。
あの頃は酔えたら何でも良かったので、甲類乙類混和焼酎でも気にしませんでしたが、焼酎の味が分かるようになるにつれ、飲まなくなっていました。

久々に飲んでみると、

まー、甲類と乙類、両方の風味があるね。
甲類そのまま飲むよりは美味いかな。
麦焼酎としての風味はかなり薄いけど、よく言えば飲みやすいかも。

続きは後ほど。

<概要>

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かのかはニッカウヰスキーが生産し、アサヒビールが販売している麦焼酎です。
焼酎甲類が75%、乙類が25%の甲類乙類混和焼酎です。
かのかは甲類乙類混和焼酎の売り上げNo.1ブランドです。

ラインナップは麦、芋、米などのほか、混和ではなく本格焼酎の麦や芋なども存在します。

今回レビューするのは混和焼酎の麦です。

公式サイトにはこう紹介されています。

「麦焼酎 かのか」おいしさの秘密
「香り蒸溜仕上げ原酒」がもたらす豊かでやさしい香り。
三種のこだわり原酒と焼酎甲類の調和により、麦本来の味わいとキレイな後味を実現しました。
まろやかでありながら、澄んだ飲み口の飲みやすい麦焼酎です。

混和焼酎という制限の中にもおいしさを求めているのですね。

では飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
うーむ、乙類麦焼酎と甲類の両方の味がします。
いいちこ系のすっきり麦焼酎の風味と、甲類特有のサトウキビっぽい甘い風味があります。
でもどちらかと言えば甲類の風味が強いか。まあ、甲類が75%なので当然でしょう。
よく言えば、スッキリしていて飲みやすいですが、焼酎愛好家なら物足りなさ過ぎると思います。

次は水割りで。
もう、水みたいに飲めます。酔っ払うには最適です。

昔はこういう酒を飲んでいたんだな。。
当時はあまり味とか気にしてなかったけど、いまだとちょっとね。。

マズくはないけど、あえてかのかを選ぶ理由もないかな、と思いました。

<普通の焼酎と比べてみました>

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焼酎乙類(本格焼酎)と飲み比べてみました。
比較するのはセブンプレミアムの麦職人です。

麦職人もスッキリ系ですが、それでもかのかよりはかなり風味が濃いです。
味に関しては麦職人が圧勝だと思います。
ただ一点、飲みやすさだけはかのかが勝っています。

<価格は?入手難度は?>

希望小売価格は900mlで780円、1.8Lで1,450円(税抜き)です。ただし、これはアルコール分25%の商品で、他に20%の商品もあります。
実際は希望小売価格より安売りされていることがほとんどであり、私はスーパーで900mlの商品を698円(税抜き)で購入しました。
ほぼ、セブンプレミアムの麦職人と同じ値段です。
同じ値段なら、麦職人を買うかなあと、個人的には思います。

どこのスーパーでも置いてあるので入手難度は易とします。
www.sakeganomitai.com

<かのか麦焼酎の特徴のまとめ>

●混和焼酎人気No.1の焼酎
●超さっぱり。酔うためのお酒。
●入手難度:易

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私がいいな、と思った酒ブログ集

このサイトのようにお酒をテーマとしたブログは少なくありません。

その中で、私がいいな、と思った「酒ブログ」を紹介します。

日本酒ブログ(由紀の酒)

管理人:明@由紀の酒さん
www.sakeblog.info

日本酒ブログといえば、まずは由紀の酒でしょう。
2004年から現在まで継続している、酒ブログ界の最古参。そしてキング。
酒ブログって途中で更新が止まってしまっているブログも多いのですが、由紀の酒だけは永久に続けてほしいと思っています。

コンセプトは

批評するのではなく日本酒を堪能するブログ。1分で読むことができ簡潔にそのお酒の魅力を伝える。

日本酒を堪能するブログ。いいですね。記事はどれもコンパクトなので次々に読みたくなります。

非常に多くの日本酒をレビューされてますが、私とは比較にならないぐらい凄く文章が上手いです。
表現が的確、語彙も豊富、時には文学的でもあり、読めば絶対そのお酒を飲みたい気にさせられます。

セレクトされている日本酒は大半が大吟醸、吟醸などの高級酒で普通酒のレビューは少ないです。
私のブログのように、紙パックの安酒のレビューはないんじゃないかと思います。
そこは棲み分けできてるのかな、と思っています。

お酒ミライ 日本酒レビューブログ

管理人:神奈川健一さん
www.osakemirai.com

タイトルにあるように日本酒レビューブログです。
スーパーで売っているようなお酒から、希少な高級酒まで幅広いセレクトです。

文章に勢いがあって読んでて楽しいブログです。
文体は何となく若者っぽさを感じますが、レビューはきっちりしていて超本格派、日本酒に対する造詣の深さが感じ取れます。
点数評価しているところも分かりやすいですね。
あと、写真がとても美しいです。私のようにスマホで適当に撮った写真とは全然違います。

文章も写真も、本当に素晴らしいとしか言えない日本酒ブログです。

ヲタ飲み

管理人:ジンさん
wota-nomi.jp

元バーテンダーの管理人さんがビール、缶チューハイ、日本酒、焼酎、スイスキーなど、幅広いジャンルのお酒をレビューしているサイトです。
まず、一つ一つの記事が濃いし、分量も多いです。管理人さんのお酒に対する情熱を感じます。
サイトデザインがかっこよく、またユーザビリティが高いです。
他の酒ブログとは違い、管理人以外のライターさん?の記事も多く、個人ブログを超えたプロっぽさも感じます。
お酒のレビューだけでなくお酒にまつわる記事も多く、それも面白いです。総合酒マガジン、みたいになってます。

詳しい、幅広い、かっこいい、面白い。
4拍子揃った凄いブログです。

うまい酒ブログ

管理人:いもてんさん
うまい酒ブログは旨い酒、美味しい酒をひたすら探すブログです。

酒屋の元店長だった管理人さんが、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、ビールなど様々なお酒をレビューしているサイトです。
このサイトでは「旨かった」「まあまあ」「まずい」の3ランクでお酒を評価しています。
まずい日本酒とか焼酎とか、なかなか書けないですよね。私のブログでもマズい場合はハッキリそう書いてないことがほとんどです。
また、元酒屋さんだけあって、お酒の選び方の記事に関してはかなり参考になりました。

芋焼酎白霧島ライフ&ちょっと気になるお酒の情報

管理人:芋好人さん
imosyoutyu.hippy.jp

コンセプトは

「白霧島」の風味を軸とした芋焼酎評価とちょっと気になるお酒の情報をフォーカス!

芋焼酎、特に霧島に詳しいブログです。
タイトルにあるように、白霧島に対する愛がひしひしと伝わってきます。

由紀の酒のレビューが感性的・文学的なのに対し、白霧島ライフのレビューは、香り、味わい、甘辛度など項目別に評価しており理系的です。
黒霧島と白霧島の比較などでは数字で評価されているので非常にわかりやすいです。
(なお、私も白霧島と黒霧島を飲み比べたことがありますが、あまり違いがよく分かりませんでした…。)

残念ながら2017年6月で更新はストップしています。
でも、良いブログなので是非再開してほしいと思っています。


他にも良い酒ブログがあれば順次追加していきます。

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セブンの焼酎(芋職人・麦職人)のレビュー 黒霧島・いいちこにそっくり?

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セブンプレミアムの焼酎である、芋職人と麦職人を飲んだのでレビューします。
セブンの焼酎が意外に美味いという話を聞いたので、購入してみました。

酒に限らず、プライベートブランドの商品って安いけど、味は普通であることが多いので、正直あまり期待はしていませんでした。

実際に飲んでみると、

これ、黒霧島といいちこでしょ?
パクったわけじゃないと思いますが、万人受けを狙うとやはりこういう味になるのか。
でも、安い。コスパはかなりいいし、人気の理由は分かります。

続きは後ほど。

<概要>

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芋職人はセブン&アイホールディングスと濱田酒造が共同開発した芋焼酎です。
濱田酒造は薩摩焼酎の代表的銘柄「海童」を製造している有名酒造です。
ということは、味も海童に似ているのか?
なお、海童については以前レビューしています。
www.sakeganomitai.com

芋職人の原材料:さつまいも(鹿児島県産)、米麹(国産米)

公式サイトの説明

鹿児島県産さつまいもの黄金千貫を原料に黒麹で仕込んだ、芋らしい甘い香りが特長の芋焼酎です。熟成焼酎を加えることで深みのある味わいに仕上げました。

黄金千貫をが原料で黒麹使用。芋焼酎の王道を行ってます。熟成焼酎を加えているのは少し珍しいかもしれません。

麦職人はセブン&アイホールディングスと福徳長酒類が共同開発した麦焼酎です。
福徳長酒類はスーパーで見かける定番商品である「博多の華」を製造しているメーカーです。

麦職人の原材料:麦、麦麹

公式サイトの説明

清冽な水と大麦を使い、伝統の製法とブレンド技術を駆使して生まれた麦焼酎。食事を邪魔しない日常で飲むのにぴったりの味わいです。

食事の邪魔をしないということは、いいちこ系のスッキリ焼酎だと思われます。

芋職人も麦職人も、セブン&アイホールディングスとの共同開発であり、酒造のこだわりよりは、多分セブン&アイホールディングスが徹底的にマーケティング調査した結果が味に反映されているんだろうなと思われます。

絶対に万人受けする、売れそうな焼酎のはず。

では実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずは、芋職人をストレートで。
芋の香りはさほど強くありません。
海童のような独特の風味もなく、海童とは全くの別物ですね。
少しビターですが、酸味もあって後切れはスッキリ。
って、これ、まんま黒霧島じゃないですか?
今手元に黒霧島がないので飲み比べはできませんが、かなり似ていると思います。

セブン&アイホールディングスが「売れる」芋焼酎を作った。
現時点で日本一売れている芋焼酎は黒霧島。
似てしまうのはある意味当然だと言えます。

芋職人はストレートだと少しキツいので水割りでも飲んでみました。
少々水で割っても香りはしっかりしているので美味いです。

今回は氷がなかったのでロックでは飲んでませんが、多分ロックでもいけると思います。黒霧島もそうでしたから。

次は麦職人をストレートで飲んでみます。
やはりスッキリ系で、麦むぎっぽさははあまりありません。すーっとする、この香り、いいちこ系というよりいいちこそのままじゃないの?
少なくともいいちこにかなり似た味であることは確かです。

セブン&アイホールディングスが「売れる」芋焼酎を作った。
現時点で日本一売れている麦焼酎はいいちこ。
似てしまうのはある意味当然だと言えます。

芋職人も麦職人も、やっぱそうなるか、っていう味でした。芋職人については海童っぽさを期待しましたが、仕方ないですね。
いや、美味いですよ。王道の味。黒霧島といいちこですから、はずす訳ありません。

さらに特筆すべきは値段の安さです。

<価格は?入手難度は?>

芋職人は900mlで828円、1800mlで1310円(税抜き)です。
黒霧島は900mlで924円、1800mlで1724円(税抜き)です。
似たような味なのに価格は芋職人の方がずっと安い。芋職人はかなりお買い得な商品だと言えます。

麦職人は900mlで698円、1800mlで1028円(税抜き)です。
いいちこは900mlで906円、1800mlで1697円(税抜き)です。
実際、いいちこはこの価格より安売りされていることが多いですが、それにしても麦職人の方が圧倒的に安いです。

芋職人も麦職人も、よくこの品質をこの価格で出せたものだと感心しました。
セブンプレミアム、恐るべしですね。

なお、入手難度は言うまでもなく易です。セブンならどこでも置いてます。

<芋職人・麦職人の特徴のまとめ>

●それぞれ、黒霧島、いいちこに似た味わい。
●安い。コスパ最高。
●入手難度:易



以下は、別の人の芋職人の感想です。参考にどうぞ。

コスパ抜群!セブンプレミアム芋職人(30代/男性)

私が最近知ったこと。それは「セブンプレミアムの焼酎はコスパ抜群」だということです。特に、芋焼酎好きな私は、「セブンプレミアム芋職人」をおすすめします。

飲もうと思ったきっかけはお客様との会話でした。セブンプレミアム芋職人を購入した常連のお客様が

「色んな焼酎飲んでるけど、これは安くてうまいんだよ」

と教えてくれました。もう何年も売っているのに飲んだことないな…と思い、まずは900mlサイズを購入してみました。

ガツンとくる芋焼酎が好きな方には物足りないかもしれません。いわゆる「芋臭い」焼酎が好きな方だと「イマイチだな。物足りないな」と感じるかもしれません。

しかし、口当たりはまろやかでしっかり芋焼酎の味わいは感じられます。購入した日はとても寒い日でした。なので、普段はロックで飲むのが好きな私ですが、まずはお湯割りにして飲んでみました。

まろやかな分、お湯割りにして飲むと香りが十分に感じられ、非常に飲みやすかったです。お湯割りにすると、風味と香りが強調されますよね。個人的なイメージとしては、黒霧島をお湯割りで飲むと芋っぽさがあまりにも強烈に自己主張してくるのでちょっと苦手なのですが、この芋職人は、まろやかさと芋の香りが丁度良い感じに主張してくれるので、お湯割りが非常に気に入りました。

じゃあ、普段飲んでいるロックだとどうなんだろう?と思って、別の日はロックで飲んでみました。しかしびっくり!ロックはロックで口当たりが柔らかいのでスッキリと飲むことが出来ます。クセが強くないので、女性にも実はおすすめ出来ます。一つだけ弱点があるとすれば、紙製のパッケージなので、ビジュアル的にはオシャレではありません…。なので、あくまで自宅で自分が楽しむ用に購入するイメージかなと思っています。

セブンプレミアム製品は製造元がしっかり表示されていることが安心感につながるよなと思っています。このセブンプレミアム芋職人も、「海童」で有名な「濱田酒造」という鹿児島県の大手企業が製造しています。大手の本格芋焼酎が、全国のセブンイレブンでお買い得に買えることが、最後のメリットかなと思っています。

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赤猿のレビュー

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赤猿を飲んだのでレビューします。
前回、白猿を飲んで気に入ったので赤猿も買ってみました。
赤系の焼酎ってことで、赤霧島みたいな味が想像できますが…。

飲んでみると、

ライトな赤霧島という感じか。
まろやかで飲みやすくて一晩で半分空けてしまいました。
今ちょっと二日酔い気味。。

続きは後ほど。

<概要>

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赤猿は鹿児島県の小正酒造が製造している芋焼酎です。
赤、というからには赤芋が原料なのかと思いきや、農林56号という紫芋を使用しています。
だったら紫猿じゃん、と思いますが、ゴロが悪いからでしょうか、それとも紫色の猿のイメージが気色悪いからでしょうか、赤猿という名前です。まあ、美味かったら名前は何でもいいですが。

公式サイトには赤猿の説明としてこう書いてあります。

紫芋の王様とまで呼ばれる品種「農林56号」は数あるさつま芋の中でも希少種としてしられています。紫芋は白麹で優しく醸すことで、その柔らかな風味を存分に発揮します。希少なさつま芋「農林56号」の個性と、その特徴を余すことなく引き出す造り手の技。この2つの融合により生まれた焼酎こそ赤猿なのです。

スペックは以下の通りです。
原材料:さつま芋、米麹
アルコール分:25度

これ以上の説明は不要でしょう。
実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
どうせ、赤霧島みたいなんだろう、という思い込みがありましたが、ちょっと違います。
ワインっぽい風味は共通ですが、赤霧島よりライトです。
よく言えば飲みやすい、悪く言えばパンチが足りません。
でも、個人的には好きですね。

次はロックで。
それほど風味は変わらない気がします。ちょっと甘くなったかな、という程度。
ロックもありですね。

次は水割り。
少々水で割っても香りはしっかりです。
美味いし飲みやすいし、こりゃいくらでも行けるわ~。

最後はお湯割り。
あまり風味は変わらない気がします。ほっこりして美味いです。

個人的には水割りがおすすめ。
がぶ飲みして気づけば瓶の半分(450ml)空けてしまいました。
飲み過ぎ注意です!

<価格は?入手難度は?>

価格は900mlで997円、1800mlで1,861円(税抜き)となっています。
なお、私は近所のスーパーで税抜き920円で購入しました。

赤霧島に比べると1割ほど安いですね。
品質を考えると、この値段はお買い得だと思います。

他の猿ブランドの白猿や黄猿に比べると見かけることが多いですが、どこでも売っているというほどではありません。よって入手難度は易よりの普通とします。

<赤猿の特徴のまとめ>

●ライトな赤霧島
●飲みやす過ぎて飲み過ぎる!
●入手難度:普通

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白猿のレビュー

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白猿を飲んだのでレビューします。
ちょっと変わった焼酎が飲みたくてセレクトしてみました。
ワイン酵母を使用した珍しい焼酎。

飲んでみると、

確かにワインのような風味がします。美味し。
芋と麦の違いはあるけど、赤霧島っぽい。
値段も高くないし、これはおすすめ。

続きは後ほど。

<概要>

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白猿は鹿児島県の小正酒造が製造している麦焼酎です。2016年9月発売開始。
小正酒造は小鶴ブランドが有名で、本サイトでも以前「小鶴初心者お断り」を紹介しました。
www.sakeganomitai.com

また、赤猿、黄猿、黒猿の猿ブランドも有名で、今回紹介する白猿もその一つです。
ただ、他の3つは芋焼酎ですが、白猿は麦焼酎です。

白猿の特徴はワイン酵母を使用していることです。ワイン酵母を使用すれば果実のような香りを生み出すと言われています。
なお、酵母とは糖類をアルコールに変える働きのある菌類です。

ワイン酵母を使用した焼酎は他に「白よかいち」「のんのこワイン酵母仕込」などがありますが、かなり珍しい部類に入ります。

では実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
香りは確かにワインぽいところはあります。
一口含むと、うん、ワインを思わせる風味があります。
若干甘くて、ストレートでも比較的飲みやすいです。
麦焼酎特有の麦っぽさはありません。
いいちこのようなすっきり系麦焼酎の風味とも違います。
これは、言われないと麦焼酎って分からないです。
むしろ、芋焼酎である、赤霧島に似た風味です。赤霧島はワイン酵母を使用していないと思われますが、なぜかワインっぽく、白猿と似ています。
ですが、白猿の方がよりすっきりしている印象です。

次はロックで。
より甘みが強く感じます。香りは落ちないのでロックもおすすめです。
しかし、今は冬なのであまりロックで飲みたくないかも。

次は水割り。
飲みやすいのですが、香りがかなり薄くなってしまいました。もったいない。
水で割るなら少しにしておきましょう。

最後はレンジでチン。
常温とそれほど風味は変わりませんが、若干苦くなった気がします。
悪くないですが、個人的には常温ストレートがベストな飲み方だと思いました。

<価格は?入手難度は?>

価格は900mlで997円、1800mlで1,861円(税抜き)となっています。
品質を考えると、この値段はお買い得だと思います。

普通のスーパーではあまり見かけないですが、大型スーパーやリカーショップなら見つかると思うので入手難度は普通とします。

<白猿の特徴のまとめ>

●ワイン風味の珍しい焼酎
●原料は全く違うが赤霧島に似ている
●入手難度:普通

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沢の鶴米だけの酒のレビュー

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沢の鶴米だけの酒を飲んだのでレビューします。

これは20年近く前、まだ私が若い頃よく飲んでいたお酒です。

あのときは、凄く美味いわけではないが値段の割には美味いコスパの良い酒、という評価でした。
一時期、よく飲んでいましたが、焼酎の方がコスパが良くて二日酔いしにくいことが分かったので、いつしか買わなくなりました。

今回、懐かしくなって久々に購入してみました。
昔付き合ってた彼女、他の女に目移りして自然消滅したけど、今どうしているのか?
そんな感じで、懐かしくなって買ってみました。

飲んでみると、

思い出の味より美味くなってる?
改良されたか、あるいは自分の舌が変わったか…。

続きは後ほど。

<概要>

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沢の鶴米だけの酒は沢の鶴が製造している日本酒です。

「米だけの酒」は沢の鶴だけでなく、白鶴や日本盛も出していますが、沢の鶴が元祖で、1998年発売開始です。

沢の鶴米だけの酒の精米歩合は麹米65%・掛米75%です。

2004年までは「純米酒」の基準は醸造アルコールを添加しないことだけでなく、精米歩合が70%以下という基準がありました。

なので、2004年までは沢の鶴米だけの酒は純米酒とは名乗れませんでした。
しかし、米だけで造っていることには間違いなく、米だけの酒、と名乗っていました。
純米酒と誤解がないように、パッケージに「純米酒の規格に該当しません」と書いてありました。

2004年以来、この70%以下という基準が撤廃されたので、沢の鶴米だけの酒も堂々と純米酒を名乗れるようになりました。パッケージにも堂々と赤字で純米酒と書いてあります。
ただ、商品名は馴染みのある「米だけの酒」という名称を使い続けています。当初は純米酒を名乗れない、苦し紛れの名称でしたが、今や立派なブランドですね。

そして、現在では15年連続純米酒売り上げNo.1だそうです。つまり基準が撤廃されてからずっとNo.1、凄いですね。
まあ、純米酒としては格段に安く、コスパもいいので当然でしょう。

さて、改めて沢の鶴米だけの酒のスペックをまとめます。

原材料:米、米こうじ
精米歩合:麹米65%・掛米75%
アルコール分:14.5%
日本酒度:+2
酸度:1.5
アミノ酸度:1.4

スペック的にはとりたてて気になるところはありません。
強いて言えば、日本酒度が+2なので、ちょっと甘いのかな、と思ったぐらいです。

では、実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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まずは常温(冬場なので15℃程度)で飲んでみました。
香りはあまりありませんが、飲んでみると若干フルーティーな風味がします。
やはり若干甘めですが、しつこくはありません。
全体的にすっきり、なめらかで、純米酒特有の重さは感じません。

昔の印象では、もっさりした味だったと思うのですが、今飲んだらむしろシャープな味わいに感じます。

これ、コスパ云々を別にしても、明らかに美味いですよ。
商品が改良されたのか、それとも自分の舌が変わったのか、とにかく昔より美味く感じます。
うーん、意外。
20年近く放置してごめんね。もっと早く飲んでおけばよかったよ。

次はレンジで温めました。
旨み、酸味が強くなりました。
純米酒らしく、温めた方が味に腰が出て、飲みごたえがあります。

どちらかといえば、温めた方が美味いです。

この、沢の鶴米だけの酒は純米酒としては最も値段の安い商品ですが、それでも名のある純米酒と比べても、そう味が劣るわけではありません。
紙パックのお酒ということで、軽く見られているかもしれませんが、これはかなり出来の良い商品です。

個人的日本酒ランキング安酒部門にランクインさせました。
www.sakeganomitai.com

<価格は?入手難度は?>

希望小売価格は180mlで152円、900mlで729円、1800mlで1,430円(税抜き)となっています。
私はイオンで900mlのを689円(税抜き)で購入しました。
基本的にこのお酒は希望小売価格より安売りされています。

品質を考えると、かなり安いと思います。おすすめです。

入手難度ですが、ほぼどこのスーパーでも置いてあるので易とします。

<沢の鶴米だけの酒の特徴のまとめ>

●売り上げNo.1の純米酒
●値段は安いが、味わいは高級な純米酒にもそう劣らない
●入手難度:易

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麒麟麦焼酎ピュアブルーのレビュー

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麒麟麦焼酎ピュアブルー(Pure Blue)を飲んだのでレビューします。
青いボトルのお酒ってなぜか美味そうに見えますよね?
そんな感じで雰囲気で買ってみました。

飲んでみると、

確かにピュア。すっきり系麦焼酎の極み。ストレートでも普通に飲めます。

続きは後ほど。

<概要>

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麒麟麦焼酎ピュアブルーはメルシャンが製造している麦焼酎です。
なお、メルシャンはキリンの子会社です。
焼酎乙類はその土地の原料と水を使い、熟練の職人によって造られていることが多いですが、ピュアブルーは麦の産地でもない神奈川県の工場で生産されています。
土地と人の香りのしない工業製品、という感じですが、一方で都会的な感じもします。

公式サイトを見る限り、ピュアブルーの特徴は以下の通りです。
●低温発酵
●ピュアな美味しさを取り出す独自の蒸留法
●熟成
●純水仕上げ

原酒を純水で割っている焼酎って珍しいんじゃないでしょうか。
純水はミネラルをほとんど含まないので味がありません。
確かにピュアな味を求めるなら純水を使うのはありですね。

では、実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
…。本当にピュア。ストレートでも引っかかるところがなく、するっと飲めます。
香りはいいちこ系。いいちこに似ていますが、いいちこより弱いです。当然、麦っぽい香ばしさは全然ありません。

次はロック。
ちょっと甘みが前に出てきました。
美味し。

次は水割り。
のんびりリラックスして飲むなら、やはり水割りですね。
しかし、あまり水の分量を多くすると香りを感じなくなるので、水は少なめにしておいた方が良いでしょう。

最後はレンジでチン。
苦みが出てきました。温めるのはおすすめしません。

それにしても、これほど飲みやすい麦焼酎は初めてです。
ストレートでも普通に飲めます。とてもアルコール分25%のお酒とは思えません。
焼酎初心者の人にはおすすめです。

ただ、よく言えば飲みやすい、クセのない焼酎ですが、悪く言えば香りが薄く個性も目立ちません。
神奈川県の工場で生産されているだけあって、いかにも都会的な焼酎だと思いました。

なお、ピュアブルーは個人的には好きな方です。

<価格は?入手難度は?>

700ml瓶で税込み1,004円で購入しました。
正直、ちょっと高いかな、と思います。

入手難度ですが、普通にスーパーで売っているので易とします。

<麒麟麦焼酎ピュアブルーの特徴のまとめ>

●ストレートでも普通に飲める
●すっきり系麦焼酎の極み。初心者にもおすすめ。
●入手難度:易

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