小鶴初心者お断りを飲んだのでレビューします。
この焼酎のことは以前から知っていました。
いつかは飲んでみたいと思ってたのですが、行きつけの酒屋に並んでいるのを発見。即買いでした。
「初心者お断り」とありますが、私は普段から焼酎を飲んでますし、しかもこんなブログを書いているぐらいですから、焼酎愛好家としては初心者ではないと思っています。
しかし、この焼酎が飲めなかったら、やっぱり初心者だったといわれても仕方ありません。
ということで、焼酎好きの誇りをかけて飲んだ結果
…
うわっ、臭っさい!!
看板に偽りなし。これは慣れてない人には無理。
でも、私は飲めましたよ。味わう余裕までありました。
正直、味だけならさつま白波や霧島の方が上かもしれません。
でも、この強烈な焼酎は芋焼酎好きなら絶対に一回は飲むべき酒です。特に私のようないわゆる「昔の焼酎」を知らない世代なら見識が深まること間違いなしです。
続きは後ほど。
<概要>
小鶴初心者お断りは鹿児島県にある小正醸造が製造している芋焼酎です。
小正醸造は小鶴ブランドの他、酒屋でよく見かける赤猿・黄猿・白猿を製造している酒造でもあります。
公式サイトの小鶴初心者お断りのページにはこうあります。
長年芋焼酎を愛飲されている方にとって、今の芋焼酎はクセが少ない、もっと芋臭い焼酎が飲みたいといった声も囁かれるようになりました。「小鶴初心者お断り」は、そんな長年芋焼酎を愛してやまない方へ贈る、昔懐かしい芋臭い焼酎です。
年配の酒好きの人は口をそろえて昔の焼酎はもっと臭かったと言います。
でも、私は40歳で、焼酎を飲み始めて十数年ぐらいの若輩者なので、いわゆる昔の臭い焼酎を知りません。
ノスタルジーとかがなければ、技術の進歩もあって今の焼酎の方が美味いんだろうな、とは思いますが、好奇心から昔の焼酎も飲んでみたかったな、と思っていました。
そんな私に小鶴初心者お断りはぴったりのお酒です。
しかも「初心者お断り」ですからね。
何ですか?挑戦してるんですか、若輩者は飲めないとでも?
逆に言えば、これが飲めたら初心者じゃないということでしょうね。腕が鳴ります…。
<実際に飲んでみました>
まずはストレートで。
ぐわっ。まじくっさい!
臭いと言われているさつま白波なんか比べもんにならんぐらい臭いです。
でも、飲めなくはないです。
昔の人はこんな焼酎を飲んでたんだ、と少々感慨にふけりました。
次はロックで。
普通、ロックにするとすっきりして飲みやすくなるのですが、この強烈な焼酎はロックにしたくらいでは大人しくなりません。
次は水割りで。
水割りにしても臭さは薄まらない気がします。なんかもう、焼酎と言うよりヤバい液体ですよ、これ。
最後はお湯割り。
やっぱり臭いですが、なぜかオイリーです。口の中に油膜が張るような感じがします。これが強烈な香りの成分なのかもしれません。
飲んでから1時間ぐらいたっても、口の中に芋焼酎の香りが残っています。キレが悪いというレベルじゃないです。
いろんな意味でこんな焼酎飲んだことがありません。。
これが昔の焼酎というなら、正直、さつま白波や霧島のような今の焼酎の方が断然美味いです。現代に生まれてよかったなと思います。
ただ、それでも私のような若輩者の焼酎愛好家は、この「小鶴初心者お断り」を飲んでみるべきだと思います。
芋焼酎に関する見識が深まること間違いなしです。
ということで、私はこの焼酎を非常に高く評価しています。
昔はこれが普通でも、現在このような焼酎はほとんどありません。そういう意味でかなり価値の高い商品だと思います。
なんだか、ブレザーの進学校に、弊衣破帽・高下駄黒マントのバンカラ学生が転校してきたイメージを湧き起こさせます。
クラスでは浮きまくりだけと、一人ぐらいそんな奴がいたっていいよな、と半笑いで受け入れられている。そんなイメージです。
<価格は?入手難度は?>
900mlで1,296円、1800mlで2,484円(税込み)です。
芋焼酎としては普通の価格です。
レア商品ではありませんが、お店ではあまり見かけない商品なので入手難度は普通とします。
<どんなときに飲むお酒か?>
現代の優等生的な焼酎を評価しつつも、どこか物足りない、という人は是非飲んでみてください。
超臭い焼酎なので、ネタとして宅飲み会で用意しても場が盛り上がるかもしれません(罰ゲーム用になるかも)。
<小鶴初心者お断りの特徴のまとめ>
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