ニッカ・ザ・麦焼酎を飲んだのでレビューします。
最近スーパーでよく見かける商品なので買ってみました。2018年6月発売開始とのこと。
ニッカウヰスキーが製造している焼酎には以前レビューした「金黒」もありますが、あれもなかなかレベルが高かったので、このニッカ・ザ・麦焼酎にも期待していましたが
…
まんまウイスキーやね。
でもまあ、美味し。
続きは後ほど。
<概要>
ニッカ・ザ・麦焼酎はニッカウヰスキーが製造してアサヒビールが販売している麦焼酎です。
洋酒のメーカーが典型的な和酒である焼酎を製造したらどうなるか?というのはなかなか興味深いテーマです。
ニッカウヰスキーでは他に「金黒」という芋焼酎を製造していますが、あれは質は良いものの特にウイスキーなどの洋酒を思わせる味わいではなかったです。
www.sakeganomitai.com
しかし、ニッカ・ザ・麦焼酎は樽貯蔵していますし、原材料もウイスキーと同様に麦なので金黒と違いウイスキーっぽい味わいになってるんじゃないかと予想できます。
なお、ウイスキーと麦焼酎の違いですが、ウイスキーは麦のデンプンの糖化を、麦を発芽させて麦芽にすることによって発生する酵素によって行います。
麦焼酎は糖化を麹菌によって行います。
後の発酵、蒸留の工程はほぼ同じです。
最後にウイスキーは樽熟成させますが、普通の麦焼酎は濾過して少し熟成させてから出荷されます。
また、ニッカ・ザ・麦焼酎や神の河のように麦焼酎も一部の商品では樽熟成させてから出荷されています。
ということで、ウイスキーと麦焼酎は多少製造方法に差はありますが、概ね似た感じのお酒と言えます。
解説はこれぐらいにして飲んでみましょう。
<実際に飲んでみました>
まずは、ストレートで。
一口飲むとキッツい!ストレートで飲むならもっとちびちび舐めるように飲まないとだめですね。
それにしても、これってまんまウイスキー?
私はウイスキーにそれほど詳しくはありませんが、このスモーキーな風味はまさにウイスキーそのもの。
そのなかに麦焼酎っぽさを探してみますが、正直一口ではよくわかりません。
ストレートは飲みにくいのでロックで飲んでみます。
うーん、まんまウイスキーと言いましたが、ウイスキーに比べるとすっきりとライトな風味に感じました。本当のウイスキーはもっとスモーキーで色も濃いですしね。
でも、何も知らずこれを出されたら麦焼酎とは思わず、ウイスキーだと勘違いすると思います。それぐらい似ています。
次は水割りで。
水割りにしても、元の風味がしっかりしているので風味はさほど弱くはならないですね。むしろ飲みやすい、ほっとします。
個人的には水割りが一番おすすめです。
最後はお湯割り。
暖めてもそれほど水割りと風味は変わりません。ほっこりして美味いです。冬場ならおすすめ。
まとめると、ウイスキー屋さんが作った樽熟成の麦焼酎はやっぱりウイスキーっぽかったです。
でも、ウイスキーよりはすっきりしていて、飲みやすいです。
もしかしたら、ウイスキー好きの人には物足りないかもしれませんが、麦焼酎好きの人ならちょっと変わった麦焼酎と言うことで受けるんじゃないかと思います。
<価格は?入手難度は?>
700mlで1,180円(税別)です。
ライバル?の神の河よりちょっとだけ安いです。
スーパーで普通に売ってるので入手難度は易とします。
<どんなときに飲むお酒か?>
普通の麦焼酎よりかは高いので、毎日飲むならちびちびのむ感じで。
<ニッカ・ザ・麦焼酎の特徴のまとめ>
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