宝焼酎純を飲んだのでレビューします。
超メジャー商品ですが、これまで購入したことはなかったはず。
というのも、焼酎甲類はどれも味が同じなので、その中で値段の高い純を、あえて選ぶ必要がないと思っていたからです。
しかし、よく考えれば高いのにも理由があるはずと今回はあえて買って飲んでみました。
純だけ飲んでも違いが分からないかもしれないので、普通の宝焼酎と極上宝焼酎も一緒に飲んでみました。
…
なるほど、確かに普通の焼酎甲類とは違いました。
飲み比べて分かりましたが、純は明らかに格上の味わいでした。
続きは後ほど。
<概要>
宝焼酎純は宝酒造が製造している焼酎甲類です。
なお、宝焼酎は焼酎甲類生産量日本一のメーカーです。
純にはアルコール分20度、25度、30度の商品がありますが、今回は25度の商品をレビューしています。
なお、1977年誕生なので、40年以上続くロングセラーです。
純の最大の特徴は11種類の樽貯蔵熟成酒を13%配合している点にあります。
この13%という比率は「それ自体飲んでも美味しく」「食事といっしょにも楽しめる味わい」を実現する黄金比率なのだとか。
通常、焼酎甲類はそのままで飲まず、カクテルベースとして使うことが多いので、純がそのまま飲むことを想定しているのは初めて知りました。そこら辺の焼酎甲類とはひと味違うようです。
なお、純は13%ですが、3%配合なのが「極上宝焼酎」、20%なのが「宝焼酎レジェンド」、全く含まれてないのがノーマルの「宝焼酎」です。
今回は純と極上宝焼酎とノーマル宝焼酎を3つを飲み比べました。
<実際に飲んでみました>
まずは純をストレートで。
焼酎甲類らしい、サトウキビっぽいほのかな甘さが感じられます。
しかし、どのあたりが樽貯蔵熟成酒なのかははっきり分かりません。
樽貯蔵とのことなので、ウイスキーのようなスモーキーな風味がするのかと思いきや、そうでもありません。
ということで、ノーマル宝焼酎と飲み比べました。
そうすると、違いがはっきり分かりました。
ノーマル宝焼酎はサトウキビっぽいほのかな甘さ、それだけの風味です。
純はそれに加えて、いいちこのようなすーっとした香りがあります。
また、純の方がまろやかで角がないです。
極上宝焼酎は純とノーマル宝焼酎も中間ですね。樽貯蔵熟成酒3%でも十分香りが感じられました。
そして、あらためて純を飲んでみると、確かにカクテルベースではなく、このままでも飲めるお酒かもな、と思いました。ちょっと淡泊だけど。
とはいえ、ストレートではちょっとアルコールがキツいので、次はロックで。
ロックの方が飲みやすいですし、キツさがない分、風味を味わう余裕も出来ます。
水割りにするとさらに飲みやすいですが、風味が淡泊になりすぎるかも。薄めすぎるのはよくないですね。
ついでに、カクテル用の濃縮グレープフルーツ果汁で割ってみましたが、さすがに純の風味は消されてしまいました。カルテルベースにするならもっと淡い味わいのものじゃないともったいないですね。
まとめると、純には淡いながらも普通の焼酎甲類に比べて独特の風味があって美味いです。
飲むならロックがおすすめです。
とはいえ、甲類なので味わいはかなり淡泊、これを楽しめる上級者向けのお酒かと思います。個人的にはちょっと物足りないかも。
<価格は?入手難度は?>
希望小売価格は25度・720mlで748円、1800mlで1,727円 (税抜)です。
なお、ノーマル宝焼酎は1800mlで1,373円なので、30%ほど高いですね。
ただ、普通の焼酎甲類に比べて付加価値があるのは確か。
そのために3割増しのお金を支払えるかはその人の価値観次第ですね。
普通のスーパーでもよく見かける商品なので入手難度は易とします。
<宝焼酎純の特徴のまとめ>
●焼酎甲類に樽貯蔵熟成酒を13%ブレンドしている
●普通の焼酎甲類にプラスアルファの風味がある
●カクテルベースだけじゃなく、そのままでも飲める
●入手難度:易
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