「吉呑み」は牛丼チェーン・吉野家が提供するちょい飲みのサービス形態です。
つまり吉野家で酒と酒のツマミがメニューにあってですね、居酒屋のように利用できる、ということです。
全国すべての吉野家で吉呑みをやっているわけではなくて、都市部を中心に数百店舗、大阪だと20店舗程度の吉野家でのみで実施されています。
2015年開始で、当時から話題を呼んでおり、私もいつかは行ってみたいと思っていましたが、なかなか行く機会もありませんでした。
友人同士で行くという選択肢もありましたが、誘ってもあまり喜ばないと思ったので一人で行くことにしました。
お店は大阪・梅田駅から徒歩数分のところにあるお初天神店です。
入店は6時半頃。客の入りは3割程度でしょうか。空いています。
なお、吉呑みの時間はお初天神店では5時から11時までです。この時間は各店舗によって異なるようです。
吉呑みといっても、店内に吉呑み専用スペースがあるわけじゃなくて、飲む人も食事をする人も一緒です。
私は一人なのでカウンターに座りました。
横の客は牛丼を食べてますが、前の客は何かをツマミにしてビールを飲んでます。吉呑み客ですね。
私も早速吉呑みメニューを見て、注文しました。
まずは、冷用酒と牛煮込みです。
日本酒はどうせ大手酒造の普通酒だろうと思いきや、柏露酒蔵の本醸造生貯蔵酒と来ました。
調べてみると新潟長岡の酒蔵のようです。
価格は1合で340円です。これは安いと思います。
一口飲んでみると、本醸造ですが、吟醸香がほのかに漂って予想より美味いです。これはいきなり幸先の良いスタートとなりました。
牛煮込みですが、どて焼きみたいなのかな、と思いきや、もっとサラッとした煮込みでした。
牛肉はしっかり噛みごたえがあって、予想とは違いますがこれはこれで美味いです。日本酒ともよく合うと思います。
しかし、一人で来てるので、飲み食いする他は何もすることがありません。
店内にはテレビもありましたが、特に見たい番組ではありませんでした。
仕方なく、店内をぼーっと見てました。
店員さんはほとんどが外国の方のようです。若いし留学生とかでしょうか。
以前から牛丼屋で外国人の店員は珍しくありませんでしたが、店員のほとんどが外国人の店は珍しいと思いました。
そんなことを考えていたら酒もツマミもなくなったので、次は牛皿とホッピーを頼みました。
吉野家に来たからには牛皿をツマミにしないと吉野家に来た意味がないと思いました。
酒はさっきの日本酒が美味かったので同じやつでもよかったのですが、今回はレビュー目的でもあるので別のにしました。
牛皿ですが、思ったより味が濃く、塩っ辛いです。やはりご飯と一緒じゃないとバランスが悪いのかもしれません。まあ、酒のあてとしてはいいのかもしれませんが。
ホッピーですが、不味いです。アルコール臭いだけの酒でした。。
次はだしまかずと麦焼酎です。
だしまかずは巻かないだし巻き玉子のようです。吉呑み一番人気ということなので頼まないわけには行きません。
お酒は普通に麦焼酎にしました。
だしまかずですが、普通に美味いです。これで180円なら安いのではないでしょうか。
麦焼酎は「いいちこ」や「かのか」っぽい風味で、これも普通に美味いですね。
他にもお酒のメニューはありますが、吉呑みだったら始めに飲んだ日本酒一択ですね。美味しコスパもいいです。
もっと呑みたかったところですが、家に帰って子供の世話とかもやらないといけないので、これでお会計。
しめて1700円でした。
激安とはいいませんが、割と安いと思います。
それより、牛丼を食べる時と同じで、一人で気兼ねなく入れるのが嬉しいですね。そういう点で吉呑みは評価できます。
最後に吉呑みのメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット
●一人でも入りやすい
●酒もツマミも安い
●特に日本酒は美味くて安い
●食べたかったら普通に牛丼とかも注文できる
デメリット
●普通の居酒屋に比べると酒もツマミも種類が少ない
●ツマミは良くも悪くも普通の味
●あまりヘルシーなメニューがない
いい面ばかりではないものの、酒好きの人なら一度は行ってみる価値はあると思います。
一人で行くのもいいですが、飲み会で費用を節約したい場合にもいいと思います。
なお、なか卯も吉野家と同様「呑み卯」を展開していて、梅田にも店舗があるので近い内に行ってみたいと思います。
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