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これを読めば全部わかる!獺祭13種類徹底解説!(内9種類は実飲)

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獺祭純米大吟醸50を始めとする、獺祭ブランド13種類のお酒(12種は日本酒、1種は焼酎)についてまとめて解説します(注:獺祭純米大吟醸50は現在終売となっており、現在は代わりに獺祭純米大吟醸45が販売されています)。 なお、私はそのうち9種類は飲んだことがあるので、それについては味や香りについても感じたことを書きます。

獺祭とは?

獺祭は山口県にある旭酒造が製造している日本酒です(1種類だけ焼酎もあります)。 消費量なら「白鶴まる」や「月桂冠月」などの大衆酒の方が多いですが、飲んでみたいお酒とか、好きなお酒という意味では獺祭は現在トップの人気だと思います。 10年前、20年前なら高級日本酒と言えば「越乃寒梅」や「久保田萬寿」などが王者だったかもしれませんが、今なら獺祭です。 特に、40代までの若い世代の人気が高いと個人的に感じます。

獺祭の特徴ですが、いくつかあります。

●全てが大吟醸クラスのお酒
獺祭は十以上の日本酒がありますが、その全てが大吟醸クラスのお酒です。 他のブランド、例えば越乃寒梅だと普通酒から大吟醸まで幅広いラインナップがありますが、それが普通です。 全部大吟醸クラスというのは異例です。

●全てが純米酒
獺祭は全てが純米酒です。アルコール添加していません。つまりは純米大吟醸です。 大吟醸らしい華やかな香りに加え、米の旨味がしっかり感じられる芯の強いお酒に仕上がっています。

●原料を地元産にこだわらない
最近ではワインのように地元で作った原材料(米、酵母など)で日本酒を作ろうとする蔵元が増えていますが、獺祭はその真逆です。 美味しい日本酒を作ることが第一にあって、そのためなら地元産にこだわらない考えです。 一部の日本酒愛好家からは評判が悪いですが、個人的には獺祭の考えを支持しています。

獺祭の人気の理由

各商品について書く前に、獺祭の人気の理由についてまとめます。 私が考えるに、2つあります。

●素人でも分かりやすい味と香り
日本酒には様々な味のタイプがあって、獺祭のように甘くてフルーティーなお酒だけが評価されているわけでも頂点でもありません。 米の旨味がどっしりと感じられるタイプや、何年か寝かせた複雑な味わいのあるタイプのお酒など様々です。 しかし、そういうタイプのお酒は幾ら質がよくても、ある程度日本酒を飲みなれた人しかその良さが分かりません。 いわば地味で玄人好みのお酒と言えます。 素人でも分かりやすいのはやはり甘くてフルーティーなお酒です。

獺祭は同系統のお酒の中でも、とりわけ香りが華やか。 いや、派手という表現の方がいいかもしれません。 そういう意味で美味しさが極めて分かりやすいお酒だと言え、それが日本酒初心者から上級者までの幅広い支持につながっています。

●品質を考えると安い(コスパがいい)
獺祭は全てが大吟醸クラスのお酒であり、値段も最も下のランクの商品である獺祭純米大吟醸50ですら一升瓶で3千円程度します。日本酒としては高い部類に入ります。 ただ、その品質を考えるとむしろ安いのではないかと思います。 私も色々日本酒を飲んできましたが、獺祭純米大吟醸50なら5千円と言っても納得できる味です。3千円はむしろ安いと感じます。 安い理由ですが、獺祭は高級日本酒の蔵元としては異例なほど日本酒づくりを機械化しています。生産能力も高く、コストダウンがはかれます。 また、獺祭は卸業者を挟まず、直接小売店へ卸しているのでその分の中間コストが削減できることも安くできる理由です。

★獺祭純米大吟醸50(実際に飲んだ経験あり)(終売)

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獺祭の基本中の基本、獺祭純米大吟醸50(以下獺祭50と表記)です。 通常獺祭とだけ言えば、この商品を指すことも多いです。

ランク的にはラインナップでは一番下の商品になりますが、それでも大吟醸ですから、一般的には高級酒に分類されます。

獺祭シリーズに共通するのが洋梨のような瑞々しいフルーティーな香り。 フルーティーな日本酒は珍しくありませんが、獺祭が特徴的なのがその香りのボリュームです。

獺祭50は精米歩合が50%と獺祭シリーズの中では一番米を削ってないお酒なので、ボリューム感のある香りに加え、米の旨味もしっかり感じられる、芯の太い日本酒に仕上がっています。

獺祭39、獺祭23は獺祭50より香り高いですが、米の味は薄く、より軽いお酒になっています。

飲みごたえという点では上位商品を抑えて獺祭50が最も優れていると思います。

ラインナップでは一番下の商品で、価格も安いですが、そういう価値観を気にせず、お酒だけを評価するなら、獺祭39、獺祭23と甲乙つけがたい商品だと個人的に思います。

獺祭50の価格(税込み)

180ml:410円
300ml:642円
720ml:1,539円
1800ml:3,078円

獺祭50は獺祭正規取扱店以外のお店でも時折見かけますが、私の知る限りすべて定価を上回るプレミア価格で販売されています。 大体720mlの商品で3500円程度で販売されているケースが多いです。 また、ネット通販でもプレミア価格で販売しているお店もあるので注意が必要です。 獺祭は全国約630店ある正規取扱店なら必ず定価で入手できます。割高なプレミア価格で購入するのはなるべく避けたいですね。

獺祭50に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★獺祭純米大吟醸45(実際に飲んだ経験あり)

2019年3月に獺祭純米大吟醸50が終売になり、4月から販売されているのが獺祭純米大吟醸45です。 獺祭50は精米歩合50%でしたが、更に磨いて精米歩合を45%にした商品です。 獺祭50に似た味ですが、よりスッキリ・香り高くなっています。

獺祭45の価格(税込み)

180ml:440円
300ml:688円
720ml:1,650円
1800ml:3,300円

獺祭50に比べると1割ほど値上がっていますが、質も上がっているのでいいと思います。

獺祭45に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★獺祭磨き三割九分(実際に飲んだ経験あり)

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獺祭純米大吟醸45の一つ上の商品が獺祭磨き三割九分(以下獺祭39と表記)です。 獺祭39の上には獺祭23があるので、獺祭シリーズのなかではミドルクラスの商品になります。

ミドルクラスと言っても精米歩合が39%なので、ほかのブランドなら最上位商品でもおかしくないぐらいです。

香りの質は獺祭45と似ていますが、ボリュームはこちらが上です。 また、飲みくちも獺祭45より柔らかく、スッと口に入っています。米の味もほのかに感じられます。 全体的に獺祭45よりは繊細な味わいに仕上がっています。

獺祭39の価格(税込み)

180ml:682円
300ml:1,061円
720ml:2,541円
1800ml:5,082円

獺祭45の1.5倍ぐらいの価格です。 ただ、精米歩合39%の純米大吟醸としてはまだ安い方だと思います。

なお、獺祭45と違い、正規取扱店以外では見たことがありません。 実店舗でもネットショップでもプレミア価格で販売されていることもありません。

獺祭39に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★獺祭磨きニ割三分(実際に飲んだ経験あり)

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獺祭磨きニ割三分(以下獺祭23と表記)は獺祭の基幹商品では最上位のお酒です。

精米歩合23%はこの商品が出された当時は日本最低の精米歩合だったそうです。 米をどこまで削れるかは蔵の技術力の証明でもあり、当時日本最高のものを作ってやろうとした獺祭の意気込みと先進性を感じます。 なお、現在では精米歩合1%の日本酒(楯の川純米大吟醸 光明)が登場したことによって、精米歩合競争は終止符を打ったと思われます。

精米歩合が低ければ低いほど雑味の少ないクリアなお酒が出来上がりますが、30%以下ならどれほど削ってもあまり変わらないと言われています。 そういう意味では獺祭23も米を削りすぎている、贅沢すぎるお酒と言えます。

その味わいは極めて軽やか。 口当たりは滑らかで、摩擦抵抗0で口の中へ入ってきます。 米の味は殆ど感じません。 獺祭らしい華やかな香りだけを感じます。

ただ、米の味がしないので、飲みやすさはありますが、飲みごたえはありません。 人によっては獺祭23より獺祭45の方が好みという人もいると思います。

獺祭23の価格(税込み)

180ml:1,529円
300ml:2,266円
720ml:5,390円
1800ml:10,780円

価格は獺祭39の2倍、獺祭45の3倍です。

プレミアがついて1800ml一万円以上というお酒はありますが、定価で一万円以上というお酒は珍しいです。

味わいも価格も普通じゃない、まさに別格なお酒と言えるでしょう。

★獺祭 寒造早槽(かんづくりはやぶね)(実際に飲んだ経験あり)

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獺祭の期間限定酒です。10月から3月までしか出荷されません。 精米歩合は48%です(注:現在は45%となっています)。

ただ、寒造早槽の最大の特徴はそこではなく、生酒という点です。 通常、日本酒は出荷するまでに二回火入れ(加熱殺菌)しますが、生酒はそれをしません。 劣化するの早くなりますが、フレッシュで爽やかな味のお酒になります。

獺祭50に比べると香りのインパクトが強いお酒です。それでいて飲みくちはより柔らかです。 そこは生酒所以か、あるいはブレンドされている獺祭39の影響もあると思います。

米の味わいは獺祭50よりは軽いですが、獺祭39に比べたら重いです。 獺祭シリーズの中ではしっかりしている部類だと思います。

獺祭寒造早槽の価格(税込み)

720ml:1,782円

サイズは720mlのみです。 価格は獺祭50より百円ちょっと高いです。

個人的には獺祭50より寒造早槽の方が好みですし、これぐらいの値段の差ならこちらを選びたいです。

ただ、限定発売品ということもあってか、ネットショップではプレミア価格で販売されていることもあります。 急ぐ場合は仕方ないですが、できれば正規取扱店で定価で購入したいですね。

獺祭寒造早槽に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★獺祭 発泡にごり酒スパークリング50(実際に飲んだ経験あり)

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獺祭50のにごり酒で、炭酸の入ったスパークリング酒です(現在はスパークリング45になっています)。 甘いです。そして炭酸が入っているので爽やかです。 しかし、獺祭は獺祭。香り高さは変わりません。

なお、アルコール度数が14%と通常の獺祭より2%ほど低いため、飲みやすく感じます。

ちょっと変わり種のお酒で、普段飲みで使うようなものではありません。 誕生日など、おめでたいときにワイングラスで飲みたいお酒ですね。

獺祭発泡にごり酒スパークリング45の価格(税込み)

3180ml:511円
360ml:1,023円
720ml:2,046円

獺祭45に較べて3割ほど高いですね。 特別な時に飲むお酒と考えれば、それほど高くないと思います。

獺祭 発泡にごり酒スパークリング50に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★獺祭 磨き三割九分 発泡にごり酒(未飲)

獺祭 磨き三割九分 スパークリング360

獺祭 発泡にごり酒スパークリング50の磨き三割九分バージョンです。

公式サイトにはこうあります。

50のにごり酒の上に味の緻密さ・繊細さを重ねた味わい

まだ飲んだことはありませんが、独特の甘さ、炭酸の刺激に加え、獺祭39のように軽やかな香り、微かな米の旨味を感じ取れるお酒なんじゃないかと思います。

獺祭 三割九分 発泡にごり酒の価格(税込み)

360ml:1,674円
720ml:3,348円

ぐぬぬ、なかなかに高い。 いつか飲んでみたいと思いますが、後回しになりそうです。

★獺祭 磨き二割三分 発泡にごり酒(未飲)

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 発泡にごりスパークリング【通常箱入】 720ml

獺祭にごり酒シリーズの最高峰です。

公式サイトにはこうあります。

きれいな甘味と泡立つ炭酸がおりなす爽やかな美味しさ。

まだ飲んだことはありませんが、獺祭23の軽やかな香りに、独特の甘さ、炭酸の刺激が加わったお酒なんじゃないかと思います。

獺祭 磨き二割三分 発泡にごり酒の価格(税込み)

720ml:7,128円

これは…。 獺祭23の価格からすればこんなもんでしょうが、ちょっと手が出ない価格です。

しかし、高級シャンパンに比べたらまだ安いほうかもしれません。 シャンパンでもいいやつだと平気で1万円を超えるので、そういう意味ではリーズナブルとも言えます。

★獺祭等外(実際に飲んだ経験あり)

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獺祭等外は本来なら高級日本酒には使われない等外米を使用しているお酒です。 等外米を使用しているため分類上は普通酒になりますが、精米歩合は30%と、事実上の大吟醸、それも特上クラスです。 それでいて、価格は獺祭45よりも安い。 見かけたら即買いするレベルのコスパのいいお酒です。

味わいは獺祭23に似ています。とても軽やかです。 獺祭23は等外の4倍ぐらいの価格です。 獺祭23が高くて飲めない、という人にはとりわけおすすめです。

獺祭等外の価格(税込み)

720ml:1,430円

価格は安いですが、獺祭正規取扱店でもいつも置いている商品ではありません。 たまに入荷して店においたらすぐに売れていくそうです。次回の入荷もわからないそうです。 入手したければ、まめに獺祭正規取扱店に通うしかないですね。

獺祭等外に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★等外23 生(実際に飲んだ経験あり)

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獺祭等外は精米歩合30%でしたが、これは精米歩合23%です。 公式サイトにはこうあります。

山田錦の等外米を23%まで磨いて造りました。等外米の性質として瓶詰め後の劣化の早いことが観察されます。限外濾過等も一切していない、そのままの生酒ですので冷蔵保存いただき、なるべく早く、できれば3ヶ月以内にお飲みいただく事をお勧めいたします。

生酒というのも特徴です。これに限らず、生酒は冷蔵保存必須で早く飲みきる必要もあるデリケートなお酒です。 実際飲んでみると、香り味わいは獺祭23に違いですが、香りがすこし口の中で暴れる感じで、これをフレッシュというのでしょう。 洗練されているのは獺祭23の方ですが、等外23もそれはそれで魅力的だと思います。

獺祭等外の価格(税込み)

720ml:2,530円

獺祭23の半額以下です。高いですが安い! いつもお店で見かける商品ではなく、おそらく獺祭等外同様、不定期にしか作られない商品なのだろうと思います。

★獺祭 磨き三割九分 遠心分離(実際に飲んだ経験あり)

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酒造りの最終段階において、通常はもろみを加圧して搾ってお酒を取り出します(残りは酒粕となります)。 しかし、もろみを加圧すると、もろみの雑味もお酒に混入してしまいます。 そこで、遠心分離機を使って加圧せずにもろみを搾って取り出したお酒が、「獺祭遠心分離」です。

なお、獺祭遠心分離は遠心分離機を使って取り出したお酒と、通常の加圧して取り出したお酒をブレンドしています。 おそらく、遠心分離機を使って取り出したお酒だけだとスッキリしすぎて芯のないお酒になるからだと思われます。

さて、この獺祭39遠心分離ですが、絞り方を変えればこうも香りが違ってくるのかと驚きます。

香りの質は普通の獺祭39に似ていますが、ボリュームが違います。 飲んで一瞬した後の、香りの広がりが凄いです。 暴風のごとく、香りが口内で暴れまくります。

私が実際に飲んだ獺祭シリーズのなかでもとりわけ印象に残るお酒でした。

獺祭 磨き三割九分 遠心分離の価格(税込み)

720ml:3,965円
1800ml:7,931円

獺祭39よりは高いですが、獺祭23より安いです。 値段を別にしても、個人的には獺祭23より獺祭39遠心分離の方が好みです。 精米歩合だけでは味わいは測れないですよ。絞り方大事。

獺祭39遠心分離に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

★獺祭 磨き二割三分 遠心分離(未飲)

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離 720ml [ 日本酒 ]

遠心分離の二割三分バージョンです。 なお、遠心分離シリーズは23と39のみで、45は存在しません。

公式サイトにはこうあります。

このお酒は、遠心分離の技術を使い圧力をかけずに搾ったものに、通常のお酒の搾り方である圧力をかけて搾ったものをブレンドしております。遠心分離の美点である「いやなところが何もない酒質」に、通常の搾り方由来のパンチのあるごく味を持つ酒質を加えて、洗練された華やかさと繊細さに厚みと複雑さを表したものです。

おそらく、獺祭39遠心分離が獺祭39に較べてそうであったように、獺祭23を香りがよりボリューミーにしたお酒だと思われます。

値段は高いですが、いつか飲んでみたいお酒ですね。

獺祭 磨き二割三分 遠心分離の価格(税込み)

720ml:8,497円
1800ml:16,995円

ぐぬぬ、これは! 飲める日は遠そうです…。

★獺祭 磨き その先へ (未飲)

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獺祭シリーズの究極にして頂点にある商品です。

このお酒に関しては精米歩合が非公開、製法の特徴も公開されてません。 また、価格がバカ高いため、レビューを書いている人も少ないです。

公式サイトにはこうあります。

常識的な純米大吟醸で踏み出せない酒質を目指しました。美しい香りと両立する味の複雑性・重層性と長い余韻を持っています。

常識外の味わいのようです。 どんななのか、想像がつきません。かえってロマンを感じますね。

獺祭 磨き その先への価格(税込み)

720ml:33,000円

もう、なんて言ったらいいか…。 そりゃ、絶対に買えない値段ではないですが、もしうっかり買ってしまったら嫁に殺されますよ。 余命半年を宣告されて、周囲の人からあとは自由に生きていいよ、と言われたら、なけなしの貯金を握りしめて買いに行くかもしれません。 でも、それぐらいじゃないと買えないです。

★獺祭焼酎(実際に飲んだ経験あり)

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これまで紹介してきた獺祭は全て日本酒でしたが、これだけは焼酎です。 焼酎と言っても、よくある麦や芋ではなく、酒粕を原料とした酒粕焼酎です。カストリともいわれます。 当然、原料の酒粕は獺祭を搾った後の酒粕です。

香りは、麦焼酎・芋焼酎とは全く異なります。 ほのかに獺祭の香りがしますが、絞りかすなので日本酒の獺祭にはかないません。

しかし、焼酎らしく、スッキリと飲めます。 長時間飲んでも飲み疲れしません。

アルコール度数は39%と強烈ですが、当然ストレートで飲むことはなく(濃すぎて飲めたもんじゃなかったです)、水で割って飲むので、意外に長持ちする商品です。

獺祭焼酎の価格(税込み)

720ml:3,410円

焼酎としては高い値段ですが、焼酎が好きな人なら一度は飲む価値があると思います。

少量生産で、獺祭正規取扱店でも常に置いてある商品ではありません。 入手したいなら、まめに獺祭正規取扱店に通うしかないです。

獺祭焼酎に関してはこちらで個別記事にしています。 www.sakeganomitai.com

<まとめ>

獺祭13種類を駆け足で紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 私が実際に飲んだのはこの内8種類ですが、いずれは全種類を制覇したいですね。 値段の高い商品もありますが、いつか必ず、と思えるロマンを獺祭には感じます。

なお、初めて獺祭の飲む人には基本中の基本である獺祭45をお勧めします。 獺祭45の香りが合わない、と感じるなら、その他の商品も合わない可能性が高いので、他の銘柄に移ったほうがいいです。

獺祭45を気に入れば、その次の私のおすすめは
●獺祭等外
●獺祭寒造早槽
あたりがコスパが良くておすすめです。

値段を考えないなら獺祭39遠心分離が最高に美味しいです。 高いと言っても720mlで3,965円なので、庶民でもなんとか手が届くと思います。

獺祭23は特別感を感じるお酒ですが、正直コスパは悪いと思います…。 どうしても飲んでみたいなら180mlの小瓶をお勧めします。

そして最後はラスボス・獺祭 磨き その先へ。

その先に何があるのか。いつか見てみたいですね。

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