おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

酒好きアラフォーのおっさんが肝臓を犠牲にして書いてるリアルなレビューサイトです。

獺祭39の評判 味は?飲み方は?

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まったく関係ない話から始めて恐縮ですが、この記事の前はカップ酒の飲み比べに関する記事で、そのために数日間カップ酒を毎晩飲んでました。 カップ酒も世間で思われているほど不味くはないのですが、正直すすんで飲みたいお酒ではありませんでした。 十種類以上のカップ酒と向き合い続けて、精神的にとても疲れました…。 www.sakeganomitai.com www.sakeganomitai.com

そして、今回は獺祭を飲みました。 底辺からいきなり天国ですよ。 いやー、本当に獺祭を美味しく感じました。 カップ酒も獺祭も日本酒ですが、全く違う飲み物だなあと感じました。

「獺祭なんてみんなが言うほど大したことねえよ」

なんて思ってる人、獺祭飲む前に、ワンカップ大関とか白鶴まるを飲んでみな。

びっくりするほど獺祭が美味く感じるから。

さて、前置きはこれぐらいにして、今回は獺祭磨き三割九分についてのレビューの記事です。

獺祭磨き三割九分と書くと面倒くさいので以下は獺祭39と表記します。

<獺祭39の概要>

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獺祭は山口県にある旭酒造が製造している日本酒です。

日本酒という括りのなかで、売上なら白鶴まるなど大手酒造メーカーの大衆酒の方が上ですが、評判や注目度なら獺祭が日本一ではないでしょうか。 とにかく、有名、美味しいと評判です。 あまりにみんなが獺祭獺祭というものだから、アンチ獺祭の人も出てくるほどです。 人気は過熱して、プレミア価格で販売されるケースも出てきて、旭酒造がその件に関して新聞広告を出したことも話題になりました。 www.sakeganomitai.com

さて、そんな今一番熱い日本酒・獺祭には、ブランドの中で十数種類の商品があって、その中で基本となるのが獺祭50と獺祭39と獺祭23です。 それぞれ精米歩合が50%、39%、23%の純米大吟醸です。

今回レビューするのは獺祭39であり、獺祭の中ではミドルクラスの商品です。

獺祭50と獺祭23に関しては既にレビュー記事を書いているので興味があれば読んでみて下さい。 www.sakeganomitai.com www.sakeganomitai.com

実は以前にも獺祭39は飲んだことがあって、ちょっとだけレビューも書きました。 今回は獺祭39遠心分離と比較するため、また新たに購入したので、新たにレビューを書くことにしました。

<実際に飲んでみました>

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大吟醸なので冷蔵庫で冷やして飲みました。

口当たりは水のように滑らかです。 しかし、口に含んですぐ、米の重みを舌に感じます。でも、他のお酒に比べたら軽いです。さすが精米歩合39%のお酒だけありますね。 その後、瑞々しい洋梨のような香りが鼻腔を吹き抜けていきます。香りのボリュームは大きく、かなり派手なお酒だなという印象を持ちました。 余韻は長いです。ちょっとずつ香りが薄れていきますが、なかなか0になりません。

はー、比べるのも変ですが、ワンカップ大関と比べると美味すぎです…。 なお、ワンカップ大関にも大吟醸があるのですが、それと比べても雲泥の差です。 いや、数ある大吟醸の中でも、獺祭はかなり香り高い部類に入ると思います。 ある意味、派手で分かりやすい美味しさのあるお酒と言えるかもしれません。

さて、飲む温度ですが、冷蔵庫から出してすぐより、少し時間が経ったほうが美味しく感じます。 味も香りもボリュームアップします。

しかし、常温だとちょっと香りが落ちてしまう感じがします。

なお、一応レンジで温めて飲んでみましたが、香りは落ちますが、その代わり米の味が前に出てきて、それなりに美味かったです。 しかし、それはもったいない飲み方なのでおすすめしません。熱燗で飲みたいならなら他のお酒をお勧めします。

<料理との相性は?>

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唐揚げを作ったので獺祭39と一緒に飲み食いしました。

唐揚げの油っこさを獺祭39がリフレッシュしてくれます。 そういう意味では唐揚げに獺祭39は合う、と言えるかもしれませんが、ちょっと唐揚げと一緒に飲むのはもったいないかなあと思います。

それこそ、からあげのような庶民的な料理にはワンカップ大関のような大衆酒の方がよりピッタリ合う気がします。

獺祭39は食事と合わせるよりか、それだけで飲みたいお酒だと個人的には思います。 この気高い香りだけに意識を集中させて飲みたいです。食事はそれを邪魔するファクターになる可能性が高いです。

<どんな時に飲むお酒か?>

これを普段飲みで使えるぐらい出世したいものですが、残念ながら庶民にとっては特別な時にだけ飲むお酒です。 ただ、特別と言えば、獺祭23や獺祭遠心分離という上位商品もあるわけで、そういう意味では獺祭39は中途半端な商品にも感じます。 なので、特別は特別でも、中程度のおめでたさの時に飲むお酒かなあと思います。

<価格は?入手難度は?>

税込み価格は180mlで648円、300mlで1,008円、720mlで2,418円、1.8Lで4,835円です。 高いといえば高いです、精米歩合39%のお酒としてはむしろ安いかもしれません。

獺祭50だとプレミア価格で一般小売店の棚に並んでいるのを時々見かけますが、獺祭39は獺祭正規取扱店でしか見たことがありません。 私も近所の正規取扱店で購入しました。

近所に正規取扱店がなければ通販でも購入できます。 送料はかかりますがプレミア価格はついていません。

<獺祭39の特徴のまとめ>

●フルーティーで非常に香り高い
●食事と合わせるのではなく、そのまま向き合いたいお酒
●品質を考えるとむしろ安い?
●入手難度:普通


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