獺祭等外を飲んだのでレビューします。
この値段でこの味…。 コスパ最強のお酒じゃないですか!? でも入手しにくいことが難点。
詳しくは後ほど。
<概要>
獺祭等外は山口県にある旭酒造が製造している日本酒です。
獺祭等外は精米歩合30%で製造されている(以前は35%だった)、大吟醸クラスのお酒ですが、等外米を使用しているため分類上は普通酒になります。 等外米は粒ぞろいが悪いのが特徴で、通常の酒造りでは撥ねられるお米です。
本来ならクズ米として処理される等外米を有効利用しようという、志の高いお酒です。 詳しくはラベルにかいてあります。
等外米を使うことによって、多少磨きにムラができて、その結果品質が劣化するのが早いそうです。 入手すればできるだけ早く飲んだほうがいいお酒です。
なお、獺祭等外にはもう一つ、「獺祭等外23生」という商品がありますが、今回紹介するのそれとは別です。
ところで、獺祭等外を含めた、獺祭全13種類をまとめて解説した記事も書いたので、合わせて御覧ください。 私の中では獺祭等外はシリーズの中でも特におすすめしている商品です。 www.sakeganomitai.com
<実際に飲んでみました>
冷で飲んでみました。
軽い。大吟醸のなかでも精米歩合の高いお酒特有の軽さです。軟水のようにすっと抵抗なく口に入ってきます。
香りはまさしく獺祭ですね。等外米でもいつもの吟醸香は健在です。
獺祭純米大吟醸酒50と飲み比べてみました。
やはり、精米歩合が高い分だけ、等外の方が味わいが淡白で香り高いです。
次は獺祭磨き2割3分と飲み比べです。
等外は大吟醸酒50よりは磨き2割3分に近いお酒ですね。 若干磨き2割3分の方が軽い気はしますが、ほとんど区別はつかないと思います。 後述しますが、価格に関しては等外は磨き2割3分の1/3以下なので、価格を考慮すると絶対等外の方がおすすめです。
なんというか、低予算ながら巨人のような金満球団を制して優勝した広島カープみたいなお酒ですね。 猛練習で磨き上げたスキルはエリート球団の戦力に勝るとも劣りません。 そういう意味で応援したくなるお酒ですね、 って何いってんだか。 酔ってるな~。
ということで、獺祭等外ですが、等外米を使っていようとも、通常の獺祭に負けてない出来です。 だったら、わざわざ等外米なんていう区分とか、等外米を使ったら大吟醸を名乗れないとかいう決まりは意味が無いんじゃないかと思うぐらいです。
<価格は?入手難度は?>
獺祭等外は720mlで1,404円です。
なお、 獺祭純米大吟醸50は720mlで1,539円
察際磨き2割3分は720mlで5,142円
です。
精米歩合30%という事実上の大吟醸がこの価格とは破格の安さと言えます。
お店で見つけたら即買いすべきですが、残念ながら入手は簡単ではありません。
獺祭正規取扱店に聞いたのですが、獺祭等外の入荷は不定期で、入荷すればすぐに売れてしまうのだとか。次回の入荷もわからないと言われました。 ということで、私は今回通販で購入しました。
<どういうシーンに合うお酒か?>
珍しいお酒なので、日本酒好きの友人と、通常の獺祭と飲み比べてみると面白いでしょう。 特に等外は獺祭好きの人でも飲んだことがない人が多いと思うので、喜ぶと思います。 当然、自分ひとりで飲むのもありです。コスパが非常に高いお酒なので、多少量を多めに飲んでもいいと思います。
<獺祭等外の特徴のまとめ>
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