獺祭寒造早槽を飲んだのでレビューします。
冬季限定の獺祭の生酒。 普通の獺祭と飲み比べましたが、寒造早槽の方が好みですね。 これは良いお酒を発見しました! 詳しくは後ほど。
<概要>
獺祭寒造早槽は山口県にある旭酒造が製造している日本酒です。
10月から3月までの期間限定商品です。と言っても1年の半分は販売されているわけで、あまり限定感は感じないですね。。
獺祭寒造早槽の特徴は2つあります。
●2つの獺祭をブレンドしている 獺祭寒造早槽は獺祭純米大吟醸50(精米歩合50%)と獺祭磨き三割九分(精米歩合39%)を4:1の割合でブレンドしています。 そのため、精米歩合が48%という半端な数字になっています。
●火入れしていない生酒 獺祭寒造早槽は火入れ(加熱処理)をしていない生酒です。通常の日本酒は出荷するまでに2回火入れをしますが、それをしていません。 生酒はフレッシュで爽やかな飲みくちが特徴ですが、劣化が早いため、低温保存が必須で、なおかつ早めに飲んでしまわなくてはなりません。まさに生もののようなお酒です。 ラベルには要冷蔵と書かれてあります。
品質管理が難しいため、生酒というのはそれほど一般的ではなくて、私もこれまであまり飲んだことがありませんでした。 なので、今回飲むのは楽しみです。
<実際に飲んでみました>
冷で飲んでみました。
まず、上立ち香ですが、りんごに蜂蜜を混ぜたような香りです。 口に含むと、まさにその風味。甘い、そしてフルーティー。 それでいて、純米大吟醸らしく米の旨味もしっかり感じられます。 とまあ、そこまでは普通の獺祭も同じです。
どのあたりが寒造早槽の特徴なのか、普通の獺祭(純米大吟醸50)と飲み比べてみました。
まず、寒造早槽の方が、飲みくちが柔らかいです。 一方で、口に含んだときの香りのインパクトが強いです。普通の獺祭も香り高いですが、寒造早槽はもっとグワッと来る感じです。 味ですが、寒造早槽の方が軽くてサラッとしています。 これらは生酒ということもありますが、ブレンドされている磨き三割九分の影響かもしれません。
飲み終わった後の余韻ですが、寒造早槽の方がすぐに消えます。 さっぱりしていて、次々に飲んでしまいます。
うーん、これはハマるお酒です。 気づけば、瓶の半分ぐらいがなくなってました。 普通の獺祭もいいお酒ですけど、寒造早槽の方が好みだなあ。。 これから毎年冬はお世話になりそうなお酒です。
欲を言えば、寒造早槽は鮮度が大切なので、飲みきりサイズの1合瓶とか2合瓶の商品も出してくれるとありがたいです。
<価格は?入手難度は?>
獺祭寒造早槽は720mlで1,695円です。
なお、獺祭純米大吟醸50は720mlで1,539円です。
獺祭寒造早槽の方が少し高いですが、これぐらいの価格差であれば寒造早槽の方がお得なお酒じゃないかと思います。
獺祭寒造早槽は獺祭正規取扱店で販売していますが、限定品なのでいつも置いているとか限りません。 私は今回通販で購入しました。
なお、ネット通販では一部の店でプレミア価格で販売しています。 ざっと調べたところ、2,800円程度で販売しているお店もありますが、定価販売しているお店もちゃんとあるので、高いところから買わないようにしましょう。
<どういうシーンに合うお酒か?>
開栓したらすぐ飲みきったほうがいいお酒なので、みんなで一緒に飲んだほうがよいでしょう。 冬季しか飲めないお酒なので、年末年始の集まりなんかに持って行ってもよさそうです。
<獺祭寒造早槽の特徴のまとめ>
ところで、獺祭寒造早槽は獺祭シリーズ13種類の中でも、獺祭等外と並んで最もおすすめしている商品です。 詳しくはこちらを御覧ください。 www.sakeganomitai.com
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