おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

酒好きアラフォーのおっさんが肝臓を犠牲にして書いてるリアルなレビューサイトです。

よろしく千萬あるべし焼酎ハイボールのレビュー

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よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール(柚子レモン・ドライレモン)を飲んだのでレビューします。
アルコール分12%!缶チューハイではサンガリアのスーパーストロング12と並んで一番だと思います。
スーパーストロング12は平凡な味わいでしたが、よろしく千萬あるべしはどうか?

飲んでみると、

濃い!アルコールも味わいも、こんな濃い缶チューハイは飲んだことがないです。
これは異色。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、平凡でないことは確かです。

なお、ドライレモンの方はアルコール分8%とれっきとしたストロング系なのですが、こっちはすっきりです。

続きは後ほど。

参考
www.sakeganomitai.com

<概要>

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よろしく千萬あるべし焼酎ハイボールは栃木県のアシードブリューが製造し、新潟県の八海醸造が販売している缶チューハイです。

八海醸造は銘酒「八海山」で有名で、日本酒のメーカーとして認知度が高いですが、焼酎も造っています。
それが黄麹の米焼酎「よろしく千萬あるべし」です。
このよろしく千萬あるべしをカクテルベースとして使用した缶チューハイが「よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール」です。
さすがに缶チューハイを製造する設備はないようで、OEM製造しています。

よろしく千萬あるべし焼酎ハイボールには2種類あります。
それぞれのスペックは以下の通りです。

よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール 柚子レモン
原材料:米焼酎、レモン果汁、果糖ぶどう糖液糖、はちみつ、ゆず果汁、炭酸、酸味料、香料
アルコール分:12%

よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール ドライレモン
原材料:米焼酎、レモン果汁、炭酸、酸味料、香料
アルコール分:8%

柚子レモンの方は、アルコール分12%に目が行きますが、その前にカクテルベースに米焼酎を使用している缶チューハイは珍しい、というか、私の知る限り唯一です。

ドライレモンの方は柚子レモンのインパクトの前に印象が薄くなりますが、個人的には甘いチューハイよりドライな方が好きなので期待はしています。

では実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずは柚子レモンから。
うん、やはりガツンときます。
アルコール12%は伊達じゃないです。さらに味わいも濃い。
これは飲みごたえがあるというレベルじゃないです。チューハイの枠を超えて別の飲み物になってます。
味そのものはレモンとゆずの香りはさわやかですし、はちみつのやわらかい甘みも良い感じです。しかし、重い。
これは好き嫌いが分かれそう。
しかし、他に類を見ない商品であり、缶チューハイファンなら一度は飲んでみるべきだと思います。

次はドライレモン。
こちらもアルコール分8%と堂々のストロング系なのですが、柚子レモンの後に飲むと単なるレモン水に感じます。爽やかです。
重さは全くなく、スイスイ飲めます。
こちらは原材料がシンプルなので、米焼酎の風味も楽しめます。
缶チューハイとしての完成度はこちらの方が高いと感じました。

<価格は?入手難度は?>
柚子レモンは228円、ドライレモンは185円(税抜き)で購入しました。
缶チューハイとしては高めの値段ですが、飲む価値はあります。

入手難度ですが、私は行きつけの酒屋で購入しましたが、そこ以外で売っている店を知りません。
ということで、入手難度はやや難とします。

<よろしく千萬あるべし焼酎ハイボールの特徴のまとめ>

●柚子レモンはとにかく濃い、味もアルコールも超ストロング。
●ドライレモンは爽やか。米焼酎の風味も生きている。
●入手難度:やや難

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銀座のすずめのレビュー

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銀座のすずめ白麹を飲んだのでレビューします。
購入した理由は洒落た名前が何となく気になっただけです。

「銀座」と銘打つことから、高級クラブで出されるような上質で洗練された焼酎をイメージさせます。

実際に飲んでみると、

確かに、上質。
いいちこ系すっきり麦焼酎の上級商品のよう。

貧乏なので銀座で飲んだことはありませんが、銀座で飲んでいる気がしてきました(?)。

続きは後ほど。

<概要>

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銀座のすずめ白麹は大分県の八鹿酒造が製造している麦焼酎です。

銀座のすずめには白麹のほか、銀座のすずめ黒麹、銀座のすずめ琥珀、銀座のすずめガスライトなどのラインナップがあります。

名前の由来ですが、公式サイトにはこうあります。

「目指したのは、銀座にふさわしい焼酎」
「『銀座のすずめ』とは、かつて銀座において、時を忘れ友と粋に酔い、語り、夜を明かした酔人たちをすすめになぞらえて名付けました。」

なるほど、やはり銀座で飲まれるような焼酎を目指していました。
この前紹介した麦焼酎「あなたにひとめぼれ」とは完全に真逆な、高級で洗練された都会的な焼酎のようです。
www.sakeganomitai.com

では、実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずはストレートで。
それほど棘があるわけではありませんが、やっぱり少しキツいです。
風味はすっきり、いいちこ系です。
兼八や中々のような麦麦しい焼酎とは対極です。

いいちこに似ていますが、スッとしたフルーティーな香りはいいちこ以上。
いいちこシルエット?いやそれ以上、いいちこの上級商品である「いいちこフラスコボトル」レベルの香りです。
なるほど、東京から遠く離れた大分のメーカーの焼酎ではありますが、銀座を思わせる高級感は十分感じとれます。「あなたにひとめぼれ」のような安酒感は全くありません。

次はロックで。
ロックも悪くありません。ただ、現在は冬なので寒いです。

次は氷なし水割り。
これはベスト。美味いし飲みやすい。
ただし、割水の割合が多い(半分以上)だと、香りが薄くなりすぎて並のいいちこみたいになるので、水は少なめにしておいたほうがいいです。

レンジでチンしてもほっこりして美味いです。

<価格は?入手難度は?>

公式サイトによれば720mlで税込1,146円です。他に300mlと1800mlの商品もあります。
麦焼酎としては高い部類に入りますが、この品質を考えるとむしろコスパはいいと思います。
なお、いいちこフラスコボトルはこの2倍以上の価格です。

入手難度ですが、スーパーでも時々売っているのでやや易とします。

<銀座のすずめ白麹の特徴のまとめ>

●高級感あふれる洗練された焼酎
●しかし価格は高くはない
●いいちこの上位商品に匹敵する味
●入手難度:やや易

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大坂屋長兵衛のレビュー

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大坂屋長兵衛を飲んだのでレビューします。
大坂屋長兵衛は名前が変わっていることに加え、スーパーでもよく見かけることから、前から気になっているお酒でした。
今回、行きつけの酒屋で180mlのボトルを見つけたので、試しに買ってみました。

大坂屋長兵衛はワンカップで有名な大関の大吟醸酒。
以前、ワンカップの大吟醸を飲んだことがありましたが、ほとんど吟醸香のしない、名ばかり吟醸酒でずっこけました。
なので、大坂屋長兵衛には純粋な期待と言うよりは、ネタ的な気持ちで飲んでみました。

おお、これはワンカップの味わいとは全く違う、本格的な大吟醸です!
しっかり吟醸香もありますし、雑味がなくすっきりして飲みやすいです。
万人受けしそうなところはいい意味で大手酒造っぽいお酒とも言えます。

続きは後ほど。

<概要>

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大坂屋長兵衛は大関が製造している日本酒です。
なお、大坂屋長兵衛とは大関の初代当主の名前です。
そこに、このお酒にかけられた意気込みを感じることが出来ます。自信作ということでしょう。

なお、大関では普通酒から大吟醸酒まで、幅広いラインナップの商品があって、大吟醸にも何種類かあります。
値段的に最上位の商品は「純米大吟醸十段仕込」ですが、大坂屋長兵衛はその次に相当する商品です。

ただ、大吟醸と言っても必ずしも美味しいとか限りません。
ワンカップの大吟醸はマズくはありませんでしたが、期待を大きく裏切る味でした。
これ↓
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大坂屋長兵衛はいかに?

スペックは以下の通りです。
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:50%
アルコール分:15度以上16度以下

米に関しては、特にアピールしていないので、山田錦などの酒造好適米ではないのかもしれません。
また、精米歩合は50%と大吟醸ではありますが、それ以上ではなく普通の大吟醸です。

うーん、名前以外で変わったところは見受けられないお酒です。

まあ、飲んでみて評価してみましょう。

<実際に飲んでみました>

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冷蔵庫で冷やして飲んでみました。
カップがついているので便利ですね。花見など行楽にももってこいです。

上立ち香はなかなかのもの。本物の大吟醸の香りです。
飲んでみると、うん、フルーティーな風味を十分感じられます。
淡麗辛口のお酒とされますが、やや甘みもあります。
雑味は全くありません。
精米歩合50%のお酒とは思えない、獺祭3割9分ぐらいの雑味のなさです。
さらっとして飲みやすいお酒です。
気がつけば、数分で180mlが空になってしまいました。アルコール度数はそれなりですが、缶チューハイと同じぐらい飲みやすいかも。

特に個性的なお酒ではありませんが、しっかり吟醸香もあって、すっきり飲みやすく、反面これといった欠点も見つからず。
いい意味で万人受けしそうなお酒です。
日本酒が苦手な人でも飲めそうな、初心者向けのお酒とも言えます。

これはおすすめ。パーティーに持って行ったりギフトにもいいかもしれません。

<価格は?入手難度は?>

180mlボトル缶で457円、300ml瓶で751円、720ml瓶で1,597円、1800ml瓶で3,586円です。
大吟醸酒としては標準的だと思います。

入手難度ですが、スーパーで普通に売られているので易とします。

<大坂屋長兵衛の特徴のまとめ>

●大関の初代当主の名を冠した大関の大吟醸酒
●予想をいい意味で裏切る、本格大吟醸。
●すっきり飲みやすく、万人受けする
●入手難度:易

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あなたにひとめぼれのレビュー

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あなたにひとめぼれ(麦)を飲んだのでレビューします。
このお酒を購入した理由は、あまりに垢抜けないパッケージが目を引いたからです。
焼酎のパッケージあるいはラベルは、霧島のような和風の渋いデザインや、いいちこのようなシンプルで洗練されたデザインがほとんどなので、あなたにひとめぼれの脱力するようなイラストは棚で異彩を放っています。
味に関しては全く期待はしません。
実際に飲んでみると、

すっきりして飲みやすい。晩酌焼酎というのもうなずける、普段飲みに使える焼酎だと感じました。
高級化が進む焼酎ですが、このような気軽に飲める焼酎も世の中には必要です。

続きは後ほど。

<概要>

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あなたにひとめぼれは宮崎県の都城酒造が製造している焼酎です。
あなたにひとめぼれには麦、芋、米、ごま、そばがありますが、今回レビューするのは麦です。

それにしても、このパッケージ。
そしてネーミング。
パッケージの裏にはこう説明があります。

修三さんと好子さんは高校時代に知り合って、好子さんのひとめぼれで交際開始。結婚後も毎日がんばる修三さんに日々ひとめぼれ。

うん?いいけど、それって焼酎と何の関係が??

さらにはこう続きます。

家族思いなあなたにひとめぼれ編 詳しいストーリーは
http://www.ms-c.co.jpまで

全然興味ないですが、暇つぶしで一応公式サイトで確認してみました。
すると、修三さんと好子さんの出会いなどのエピソードなどが描かれたCM動画がありました。
Youtubeにあったので転載します。暇な人だけ見て下さい。

しかし、この垢抜けないキャラには理由がありました。

都城酒造では、近年の焼酎のプレミア化、高級化に疑問を感じていたそうな。

公式サイトにはこうあります。

もともと焼酎というものは、各家庭のポピュラーなアルコールとして、存在していたものと感じています。経済的で各家庭のお父さんが毎晩のように愛飲し、日々の疲れを癒す。そういう位置に焼酎というものはあったのではないでしょうか。しかし、近年ではプレミアム感を感じることの出来る高級感を感じさせる商品が増えていると感じています。そのことが悪いとはまったく思っていませんが、どんどんそういった商品が増えている。事実私たちも、そういった流れに乗り、商品を開発しニーズにあった商品を目指し開発を行ってまいりました。同じような上品な商品が増える中、本当にこの方向性で良いのか?疑問に感じるようになってきました。

弊社の看板商品である「あなたにひとめぼれ」は、現在の商品の流れとはまったく対極にある商品と私自身認識しております。しかし会社の原点に立ち返り考えると会社の理念にある「良いものをより安く」提供すること・・・この部分を貫いている商品はまさに「あなたにひとめぼれ」であり、事実、当社でこの商品を超えるアイテムは出ていません。世間は不景気真っ只中であり、この時代に多くの方が本当に求めているのは、こういった商品ではないでしょうか。

なるほど。それならこのパッケージは理解できます。
あえて、落としているのですね。

反プレミア、反高級感が十分に伝わります。
これぞ庶民の飲み物、という感じです。
そうとわかると、俄然親近感が湧きます。
ただのおっさんとしか思えなかった修三さんも多少かっこよく見えます。

では、肝心の味ですが、あまりこだわりはないように見えますが、実は結構変わった焼酎です。

原材料は麦、コーンスターチ、麦麹とあります。

コーンスターチ?

安いビールなんかでは使われることはありますが、焼酎で使われているのは初めてみました。
(なお、コーンスターチとはとうもろこし原料のでんぷんです)

コスト削減のためなのか?と思いましたが、公式サイトによればコーンスターチを使うと味が端麗になるそうです。
端麗というとなんとなくいいイメージですが、単に薄いだけでは?と思わないでもないですが、味については飲んでから判断しましょう。

<実際に飲んでみました>

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今回は水割りオンリーです(気合い入ってませんw)。
味わいはやはり端麗です。
いいちこを薄味にした感じです。
凄く美味い、というわけではないですが、飲みやすいのでついつい量を飲んでしまいました。
晩酌焼酎と銘打っていますが、確かに気軽に毎日飲めそうなお酒です。

高級な焼酎もいいですが、あなたにひとめぼれのような肩肘張らず飲める庶民的な焼酎も世の中には必要ですね。

<価格は?入手難度は?>

私は1800mlの商品を税込み1490円で購入しました。いいちこより少し安いぐらいの値段です。
なお、他にも180mlから5Lまでの容量の商品がそろっています。
5Lの商品は3千円ぐらいと格安です。

入手難度ですが、大阪ではその辺のスーパーでは見かけず、大きめのリカーショップで見られるぐらいの商品です。
なので入手難度はやや易とします。

<むぎ・あなたにひとめぼれの特徴のまとめ>

●反プレミア指向の庶民的な焼酎
●コーンスターチ配合の端麗な味わい
●入手難度:やや易

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香る芋ハイ・すっきり麦ハイのレビュー

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香る芋ハイ・すっきり麦ハイを飲んだのでレビューします。
スーパーで普通に売っている缶ハイボールはほとんど飲んだと思っていましたが、知らぬ間にこのような新商品が出ていました。
原酒に甲類ではなく乙類の焼酎を使用しているハイボールは初めて見ました。もちろん即買いです。
類似商品を飲んだことがないので期待して飲んでみました。

うん、まあ、焼酎の炭酸割りですね。。
ちょっと独特の酸味が気になりますが、まあ、アリかな。
焼酎が好きな人なら美味しく飲めると思います。

続きは後ほど。

<概要>

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香る芋ハイ・すっきり麦ハイは合同酒精が製造している缶ハイボールです。2018年9月発売開始。
焼酎ベースのハイボール(狭義ではウイスキーの炭酸割りがハイボールですが、広義では焼酎などの炭酸割りもハイボールと言われます)はタカラ焼酎ハイボールなどがありますが、ベースの焼酎は無味に近い焼酎甲類です。
香りの強い焼酎乙類(いわゆる本格焼酎)をベースとしたハイボールは意外に珍しく、個人的には他に知りません。

香る芋ハイ・すっきり麦ハイのスペックは以下の通りです。

香る芋ハイ
原材料:さつまいも(ベトナム産)、米麹(ベトナム産米)、炭酸ガス
(原酒原産国ベトナム)
アルコール分:9%

ベトナム産の焼酎乙類は初見ですね。日本産にくらべるとかなりコストダウンできそうです。
また、公式サイトによれば、芋は紫と白の2種類のさつまいもを使用しているそうです。
安いだけでなく、それなりにこだわりはあるみたいですね。
なお、糖類、甘味料、香料、酸味料などは不添加。
焼酎と炭酸だけのシンプルなお酒です。

すっきり麦ハイ
原材料:麦、麦麹、炭酸ガス
アルコール分:9%
こちらは、ベトナム産とは書いてないので多分日本製です。
公式サイトによれば、ピートの香りとマイルドで華やかな香りが特長の本格麦焼酎原酒と、クセの無い飲みやすい本格麦焼酎原酒の2種類をブレンドしているとのこと。
こちらもこだわっています。

では実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

まずは香る芋ハイから。
芋の香りは強めです。確かに香ってます。霧島のようなすっきりした芋の香りというよりは、さつま白波系のスイートポテトのような香りです。
原酒の香りが強いこともあるでしょうが、炭酸がそれを増幅していると思われます。
味わいは炭酸の影響で独特の酸味があります。
普段から芋焼酎を飲んでいる私としては、この酸味はちょっと違和感を感じます。
でも、慣れてしまえばあまり気にならないかも。
まったく甘くないので食中酒にも向くはずです。

次はすっきり麦ハイ。
すっきりといえば、すっきりですが、それなりに麦焼酎の香りはあります。いいちこよりは香りは強いです。
香る芋ハイよりはクセがなく、初心者向けに思えます。
ただ、こちらも独特の酸味が気になるかも。

どちらもストロング系なので、2本飲んだら結構酔っ払いました。
風味も面白く、2本で満足しました。
類似商品はないので、焼酎やハイボールが好きな人なら試してみる価値のある商品だと思います。

…ただ、見つからなかったら、自分で焼酎と炭酸水を買ってきて自分で作ってもいいかも。多分似たような味になると思われます。

<価格は?入手難度は?>

定価は香る芋ハイが155円、すっきり麦ハイが148円(税抜き)ですが、私はイオンで両方とも127円で購入しました。
缶ハイボールとしては高くはない値段です。
珍しい商品ではないと思いますが、どこのスーパーでも売っているわけではないので、入手難度はやや易とします。

<香る芋ハイ・すっきり麦ハイの特徴のまとめ>

●珍しい焼酎乙類のハイボール。
●独特の酸味は気になるが、焼酎好きならおすすめしたい商品。
●入手難度:やや易

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虎斑霧島のレビュー 黒霧島との違いは?

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虎斑霧島(とらふきりしま)を飲んだのでレビューします。
虎斑霧島は読者様のコメントで知りました。
霧島ファンの私としては、虎斑霧島の発売を知らなかったことは大失態、すぐに酒屋へ行って買ってきました。

それにしても、霧島にしては変わった名前です。

黒、白、赤、茜など色名がついた商品が多い霧島ですが、虎斑って?

このお酒は黒麹と黄麹を使用しているので、虎の文様を想起させたということでしょう。

単に黄霧島でもいいような気もしますが、ちょっとゴロが悪いですし、虎でいいと思います。

それで実際に飲んでみると、

黒霧島のようで黒霧島じゃない。
確かに黄麹焼酎っぽいところはありますが、言われなかったら黒霧島とさつま白波を混ぜたと感じたかも。

ちょっと複雑で、面白い味です。

続きはのちほど。


<概要>

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虎斑霧島(とらふきりしま)は宮崎県の霧島酒造が製造している芋焼酎です。

数量限定、本州限定で2018年11月21日発売開始の商品です。

この少し前に発売開始となった黒霧島EXは普通のスーパーにも並んでますが、虎斑霧島はこれに比べると置いている店は少ないです。

虎斑霧島の特長は、黒麹と黄麹を両方使用していることにあります(なお、麹とはデンプンを糖分に変化させるカビの一種です)。
黒麹を使用した焼酎は黒霧島など数多く、黄麹を使用した焼酎は黒麹ほど多くはありませんが、黄猿、魔王などいくつもあります。
しかし、黒麹と黄麹の両方を使用した焼酎は非常に珍しいです。少なくとも私は他に知りません。

黒麹の焼酎は重厚でキレの良い味わいになります。
一方、黄麹の焼酎は香り高く軽快な味わいとなります。

虎斑霧島はその二つを兼ね備えた味わいなのか?
期待は膨らみます。

なお、虎斑霧島のキャッチコピーは「がるっと、ふわっと」です。
がるっと、とはキレのあるナチュラルな苦みを表しています。
ふわっと、とは華やかな香りと甘みを表しています。

それにしても、がるっと、ってねえ。。

まあ、実際に飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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公式サイトによれば推奨は水割りなので、まずはそれで飲んでみました。

口に含むと黒霧島のようなキリッとした酸味、しっかりした香ばしさを感じます。
飲み干すと、黄麹の焼酎らしい、ほんわかした華やかな香りが口内に残ります。

なるほど、確かに黒麹と黄麹の両方の特徴を兼ね備えています。

ただ、そういう予備知識がないなら、黒霧島に、香り強い系薩摩焼酎の代表格である「さつま白波」を加えたような風味と表現したかもしれません。
さつま白波は黄麹の焼酎ではありませんが、強く、余韻の長い香りは薩摩焼酎を想起させます。

まあ、個性的で面白い焼酎だと思います。
黒霧島EXが進化形黒霧島なら、虎斑霧島は変化系黒霧島と言えます。霧島酒造の新しい焼酎を生み出そうという意気込みを感じました。
霧島ファンならずとも、芋焼酎ファンなら絶対に一度は飲んでみるべき画期的焼酎です。

なお、ロックやお湯割りでも飲んでみましたが、それも美味いですよ。
ただ、私も水割りが一番おすすめだとは思いました。

<黒霧島との比較>

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虎斑霧島と黒霧島を飲み比べてみました。
飲み比べてみると、意外に違いの大きい焼酎です。
香ばしさ、芋の香りなどは黒霧島の方が上質です。
また、複雑な風味の虎斑霧島に比べると、味と香りの統一感に優れています。完成度の高さはさすがです。
一方、虎斑霧島は味わいは黒霧島似ていますが、比較的ライトです。
そして独特の華やかな香りがあるのは面白いですが、味わいと香りのバランスが少しちぐはぐしている印象も受けます。
安心して飲めるのは完成度の高い黒霧島ですね。
虎斑霧島は黒霧島に比べると好みが分かれそうです。


<価格は?入手難度は?>

900mlで税抜き1175円です。
黒霧島より少し高く、赤霧島、茜霧島と同価格です。
とはいえ、質からすると高いとは感じません。

入手難度ですが、本州限定発売で、大阪でも一部の酒屋でしか売ってないです。
かといってプレミアがついているわけでもなく、通販では普通に売っています。
なので、入手難度は普通とします。

<虎斑霧島の特徴のまとめ>

●黒麹と黄麹の両方を使用した珍しい焼酎
●面白い風味。一度は飲んでみるべき焼酎。
●入手難度:普通

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里の曙のレビュー

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里の曙を飲んだのでレビューします。
黒糖焼酎は年に数回は飲みますが、里の曙は確か飲んだことがなかったので飲んでみました。
これまで見過ごしていましたが、里の曙はそこら辺のスーパーでも置いていることが多いので、きっと人気商品なのでしょう。

実際に飲んでみると、

これまで飲んだ黒糖焼酎とは、少し違った味わい。
3年熟成のせいか、とてもまろやか。
他の黒糖焼酎を飲み比べると違いは明らか。
比較対象には悪いですが、里の曙の方が圧倒的に美味いです。

これは人気が出るはず。見逃していたことを反省しました。

続きは後ほど。

<概要>

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里の曙は鹿児島県奄美群島にある町田酒造が製造している黒糖焼酎です。
黒糖焼酎としては、れんと、喜界島なども有名ですが、法的に黒糖焼酎は奄美群島でしか造れないので、全ての黒糖焼酎は奄美で製造されています。

他の里の曙と黒糖焼酎との最大の違いは、3年貯蔵だと思います。
それほど長期熟成ではありませんが、寝かせているのでまろやかな味わいが予想されます。

原材料は黒砂糖、米こうじ(米国産米)です。

では飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

まずはストレートで。
黒糖焼酎らしく、サトウキビの風味がします。しかし、意外に後味はすっきりです。また、熟成してあるせいか、味わいに落ち着きがあります。
ストレートですが、そこまで棘がないので一応飲めます。
ただ、やっぱり少し強いので、ロックや水割りの方が飲み疲れしなさそうです。

次はロックで。
少し飲みやすくなりました。
チビチビ飲むにはいいですね。

次は水割りで。
うん、これぐらいでちょうどいい。
がぶがぶ飲めます。
おすすめ。

最後にお湯割り。
寒い日にはこれ。
ほっこりして美味い。

全体的に、どんな飲み方でも飲めるお酒ですが、おすすめは水割りです。
風味はしっかりしているので多少水で薄めても美味しく飲めますよ。

しかし、これは今まで飲んだ黒糖焼酎の中で一番美味いですね。
スーパー・コンビニなどあちらこちらで見かける人気の焼酎ですが、それもわかります。
比較的すっきりして飲みやすい一方で、砂糖の風味もしっかり、味わいにも奥行きがあって、飽きが来ません。かなりリピート率の高い商品だと思います。

<他の黒糖焼酎との比較>

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里の曙と、これまた黒糖焼酎の有名商品である喜界島とを飲み比べてみました。
喜界島も悪くはないのですが、里の曙と比べると棘が目立ってやや飲みにくいですし、味わいも平坦です。
正直、里の曙の方がかなり上だと思います。

<価格は?入手難度は?>

私が購入したのは900mlの紙パックの商品で1189円(税抜き)でした。
他にも300ml、729ml、900ml、1800mlの商品もあります。

紙パックの1800mlの価格は約2500円で、喜界島が約1700円であることから、里の曙はやや高い商品と言えます。
しかし、実際に飲んでみてそれだけの価値は十分にあるお酒だと言えます。

そこら辺のスーパーコンビニで普通に置いてあるので、入手難度は易とします。

<里の曙の特徴のまとめ>

●3年熟成の黒糖焼酎
●熟成しているせいか、棘がなく味わい深い
●入手難度:易

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