おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

酒好きアラフォーのおっさんが肝臓を犠牲にして書いてるリアルなレビューサイトです。

宝極上レモンサワー(瀬戸内・丸おろし・つけ込みレモン)のレビュー

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宝極上レモンサワーを飲んだのでレビューします。
宝極上レモンサワーの瀬戸内レモンは何度か飲んだことがあったのですが、丸おろしレモンとつけ込みレモンは昨日初めてスーパーで見かけたので買ってみました。

飲んでみると、

美味し!
瀬戸内レモンはハイボールっぽい。
丸おろしレモンはレモン味が強くて飲みごたえがある。
つけ込みレモンは深みのある甘さが美味い。どこか蜂蜜っぽい風味。

続きは後ほど。

<概要>

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宝極上レモンサワーは宝酒造が製造している缶チューハイです。

瀬戸内レモンと丸おろしレモンは2018年3月発売開始。
つけ込みレモンは同年9月発売開始です。

宝極上レモンサワーは焼酎とレモンのおいしさを追求したすっきり・甘くないレモンサワーを目指しているそうです。
宝酒造はこのほかに「タカラ缶チューハイ」や「タカラ酎ハイハイボール」などを製造していますが、そのほとんどが辛口で、樽貯蔵熟成焼酎を使用している商品です。
宝極上レモンサワーもその流れを組んでいるお酒だと思われます。

スペックは以下の通りです。

瀬戸内レモン
原材料:レモン、レモンエキス、レモンスピリッツ、焼酎、糖類、酸味料、香料
果汁:0.1%
アルコール分:7%

丸おろしレモン
原材料:レモン、レモンペースト、レモンスピリッツ、焼酎、糖類、酸味料、香料
果汁:11%
アルコール分:7%

熟成つけ込みレモン
原材料:レモン、レモンシロップ、レモンスピリッツ、焼酎、糖類、酸味料、香料、トレハロース
果汁:8%
アルコール分:7%

標準的なレモン味缶チューハイだと、原材料はレモン、スピリッツ、糖類(もしくは甘味料)、酸味料、香料、なのですが、宝極上レモンサワーは「3種類のレモン」を使用しており、他商品に比べかなりのこだわりを感じさせます。

なかなかに期待させる商品です。
では実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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まずは瀬戸内レモンから。
果汁は0.1%なのでレモン風味は控えめです。
レモン風味に加え、ハイボールっぽいスモーキーな風味もします。これは樽貯蔵熟成焼酎の風味ですね。
このスモーキーな風味を残すため、わざとレモンは控えめにしてあるのかもしれません。
糖類は入っていますが、甘みはあまり感じません。
宝酒造の缶チューハイらしく、辛口ですっきりした飲みごたえです。

次は丸おろしレモン。
これは、レモンのインパクトが強い!
レモンの酸味、苦みが十分に堪能できます。
日本に数十種類レモン味缶チューハイは存在しますが、その中でも最もレモンの美味しさが分かる商品と言えます
キリン本搾りは果汁12%と、丸おろしレモンを1%上回りますが、それでもレモン感、そして美味さでは丸おろしレモンの方が上です(本搾りも美味いですが、これに比べるとシンプルすぎます)。

最後は熟成つけ込みレモン。
熟成つけ込みレモンだけは甘いです。
しかし、単純な甘さではなく蜂蜜のような深みを感じる甘さです。
さらに、果汁8%と結構果汁量も多いので、レモンの味の主張も強いです。
丸おろしレモンとは方向性が違いますが、熟成つけ込みレモンも傑作ですね。

3種類とも個性があって、どれも美味しい缶チューハイでした。
日本には氷結、ストロングゼロ、もぎたて、本搾りなど多くの缶チューハイブランドがありますが、宝極上レモンサワーはその中でも確実に上位に来る味です。
特に、丸おろしレモンと熟成つけ込みレモンは傑作です。是非飲んでみてください。

<価格は?入手難度は?>

瀬戸内レモンは128円、丸おろしレモンと熟成つけ込みレモンは148円でした。
氷結やストロングゼロなどに比べるとちょっと高いですが、十分にその価値はあります。

氷結やストロングゼロほどではありませんが、普通のスーパーで売っていることも多いので入手難度は易とします。

<宝極上レモンサワーの特徴のまとめ>

●レモンの味わいなら缶チューハイ界随一

●おろしレモンと熟成つけ込みレモンは特におすすめ

●入手難度:易

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日本酒おすすめ(安い酒・初心者向け・プレゼント・)14選!

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私が実際に飲んで美味いと思った日本酒をランキングで紹介します

当ブログではこれまで多くの日本酒をレビューしてきましたが、そろそろその中で順番をつけようと思います。

単に味だけで評価すると、上位に来るのはすべて高級酒になってしまいます。
しかし、私は貧乏酒飲みであり、毎日気兼ねなく飲める安酒にも愛着があるので、安酒は安酒で評価したいと思います。

安酒と高級酒の区分は一般にはっきり決まっているわけではありませんが、感覚的に1升(1800ml)で2000円以下を安酒、それ以上を高級酒と考えています(720mlなら1000円が基準)。

なお、味覚は個人差が大きく、好みも人それぞれです。

ここで紹介するお酒も私の好みが大いに反映されているため、参考までに私が評価するポイントをまとめておきます。
●素人でも分かるぐらい風味がはっきりしている
●香り華やかなフルーティー
●雑味の少ない
●甘すぎない

こんな趣味ブログを書いている私ですが、私は自分はマニアックでも通でもないと思っています。
なので、日本酒の好みは、それほど日本酒に詳しくない人に近いと思います。

だからこそ、ランキング上位に紹介するお酒は、一般受けする可能性が高く、人におすすめしたり、高級酒ならギフトにするのにも向いていると思います。

ランキングですが、これまで飲んだ数十種類全てに順位をつけることも出来なくはないですが、ランキング31位とかで紹介しても誰も興味がないと思うので、上位5つに絞って紹介します。

おすすめ日本酒安酒部門

1位:菊正宗しぼりたてギンパック

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このお酒は大吟醸ではなく普通酒なのですが、半端な大吟醸のお酒より美味いです。
私の紙パックのお酒の印象(安くて味はそこそこ)を覆した衝撃の商品でした。

特に良い原材料を使用しているようでもなく、精米歩合も特徴があるわけではありません。
しかし、独自開発の新酵母と、生貯蔵(通常2回行われる加熱処理を1回しかしない)という工夫が大成功しています。

香りはリンゴのようにフルーティー。生貯蔵酒なので味わいもフレッシュ&ジューシーです。

価格は公式サイトによれば900mlで748円、1800mlで1,480円(税抜)ですが、実際はもっと安売りされています。

スーパーや量販店で普通に売っているので入手は簡単です。

香りの強さ:★★★★
味わいの濃さ:★★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★
コスパ:★★★★★
入手のしやすさ:★★★★

2位:玉乃光純米吟醸酒魂

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希望小売価格は720ml瓶でギリギリ千円を超える程度ですが、実際はスーパーで千円を割る価格で販売されていることがほとんどであることから、安酒部門にランクインさせました。
値段は安めですが、美味さはこれより値段の高い日本酒にも負けていません。

このお酒の特徴は酸味です。リンゴ系の吟醸香と相まって、リンゴジュースみたいな味わいになっています。

温めると酸味が引いて、米の旨みが前に出るようになります。温度によって味が全く変わるのも面白い特徴です。

香りはやや強いですが、獺祭と違って食事の味を邪魔するほどではありません。

なお、玉乃光には上位商品である純米大吟醸もあって、こちらは純米吟醸に比べると軽やかな飲みごたえです。
しかし、個人的には純米吟醸の方が好きなのでこちらをランクインさせました。

香りの強さ:★★★★
味わいの濃さ:★★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★
コスパ:★★★★★
入手のしやすさ:★★★★★

3位:大吟醸北秋田

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最近流行の激安大吟醸の筆頭格。
値段は安くても瓶入りなので安っぽさは感じません。
精米歩合は50%と堂々の大吟醸です。
価格は720mlで985円(税抜き)ですが、実際はそれより安売りされています。瓶入り大吟醸がこの値段とは嘘みたいです。

激安大吟醸の中には、ほとんど吟醸香が感じられないダメダメなお酒もありますが、大吟醸北秋田はちゃんと大吟醸らしい香りがして「本物」であることは一口で分かるはずです。
味わいは結構甘め、個人的にはもうちょっと辛口の方が好みですが、嫌な甘さではなく、さっぱりしていて飲みやすいです。

スーパーや量販店のリカーコーナではかなりの確率で見つかるはずです。きっと売れているのでしょうが、この価格と味ならそれも納得です。

香りの強さ:★★★
味わいの濃さ:★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★
コスパ:★★★★★
入手のしやすさ:★★★★

4位:八海山(普通酒)

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八海山は地酒の重鎮的銘柄の一つであり、格調高いこのお酒を安酒と言ってしまうのは申し訳ないのですが、八海山の普通酒は720mlで930円、1800mlで1,950円(税抜き)とギリギリ安酒(個人的な基準ですが)に入ります。

普通酒と言っても精米歩合は60%と、実質吟醸酒で、それがこのお値段とはコスパはかなり良好です。

実は八海山は個人的にはちょっと好みから外れたお酒です。
吟醸酒クラスのお酒ですが、吟醸香はあまりありませんし、私の好きなフルーティーなお酒とは言えません。
典型的な日本酒の香りだけがしますが、それも強くはありません。

味わいは冷やして飲むとほんのり甘く、それ以外の雑味は感じないシャープな印象。ただし、温めるとコクが出て、飲みごたえも生まれます。

八海山って、同じ新潟のお酒である越乃寒梅もそうなのですが、「寡黙」なんですよね。
何も考えず飲むと、さらっと飲めてしまうので、あまり印象に残りません。

しかし、こちらから美味さを感じ取ろうと集中して飲むと、その美味さが分かります。
そういう意味で八海山は少し難しいお酒だと思います。
もし、八海山の美味しさを十分に感じることが出来たなら、その人はもう日本酒初心者は卒業ですね。

以上のように八海山はフルーティーではなく、寡黙で分かりにくいお酒です。私の好みからは外れますが、それでも、この値段でこれほど上質な日本酒はあまりないので、ランキングに入れました。

八海山は地酒系日本酒としては比較的おいている店は多いですが、普通のスーパーだとあまりおいてないです。

香りの強さ:★★
味わいの濃さ:★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★
コスパ:★★★★
入手のしやすさ:★★★

5位:沢の鶴米だけの酒

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日本一売れている純米酒。昔は純米酒の定義に当てはまらなかったが、2004年に定義が変わったので、それ以来純米酒と名乗れるようになりました。
安いですが、個人的には高級な純米酒にも味わいは負けてないと思います。
純米酒ですが、純米酒らしい重さはあまり感じず、むしろ軽快で飲みやすいです。
冷やしても美味いですが、どちらかと言えば温めて飲んだ方が旨みと酸味が出て美味いです。

希望小売価格は180mlで152円、900mlで729円、1800mlで1,430円(税抜き)となっています。しかし、スーパーではそれより安売りされていることがほとんどです。

香りの強さ:★★★
味わいの濃さ:★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★
コスパ:★★★★
入手のしやすさ:★★★★★

6位:キクマサピン

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菊正宗の代表的商品です。特に、180mlの紙パックはワンカップ大関などと並んで、飲兵衛御用達の商品です。
味わいは意外に濃厚。ワンカップ大関より美味い。

価格は180mlで150円、500mlで421円、900mlで748円です(メーカー公式サイトによる)。しかし、実際はそれより2割程度安売りされていることがほとんどです。

安いので過度に期待はできませんが、値段を考えると十分コスパの良い商品と言えます。

香りの強さ:★★
味わいの濃さ:★★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★
コスパ:★★★
入手のしやすさ:★★★★★

7位:元禄美人

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これ、美味いから選んだわけではないです。というか、合成清酒なので正確には日本酒ですらないし。
合成清酒というネーミングはいかにもパチもんぽくて不味そうですが、意外に不味くはないです。薄味ですが日本酒そっくりな味わいです。おそらく、日本酒と合成清酒を味だけで判別出来る人はほとんどいないはずです。それぐらい、日本酒の模造品としては良く出来ています。
そして何より安い。
1800mlで5百円代です。誰がなんと言おうと、この安さだけは評価できます。

調べてみると、意外に合成清酒は根強い人気があって、日本酒の生産量が減少する中、合成清酒の生産量はあまり減っていません。

しかし、高級化志向がすすむ日本酒市場で、この先安いだけが売りの合成清酒が生き残る可能性があるとは思えません。
いずれはなくなる運命だと思うので、歴史の遺物となる前にまだ飲んだことのない人は今のうちに飲んでおいた方がいいかもしれません。
ということで、選んでみました。

香りの強さ:★
味わいの濃さ:★
飲みやすさ:★★★★★
わかりやすさ:★(そもそも美味くはない)
コスパ:★★★★★(味のコスパではなく酔っ払うコスパ)
入手のしやすさ:★★★★

おすすめ日本酒高級酒部門

1位:獺祭シリーズ

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獺祭と言ってもスタンダードである「獺祭純米大吟醸50」から4合瓶で3万円以上する「獺祭磨きその先へ」まで、そのラインナップは十数種類存在します。
私はそのうち13種類を購入して飲んだことがありますが、すべておすすめです。

獺祭シリーズすべてに共通する特徴は以下の通りです。
●吟醸香が極めて強い、分かりやすいお酒。
●やや甘めで、雑味が少なく飲みやすい。
●品質を考えると安い

こんなにも派手で分かりやすい日本酒は他にないと思います。
さらに、大量生産や卸を挟まない販売体制などのおかげで、美味しさの割には安い値段設定となっています。

ここでは、私が実際に飲んだことのある13種類のうちのいくつかを簡単に紹介します。

獺祭純米大吟醸50

精米歩合50%。最もスタンダードな商品。最も安い(1升3千円ちょっと)。香り高いが味わいもしっかり。他の獺祭に比べるとちょっと重い。獺祭を飲んだことがないなら、まずこの獺祭50から飲むべし。

獺祭磨き三割九分

精米歩合39%。価格は1升で5千円程度。獺祭50に比べると味わいは軽やか。個人的に、贈答用に何度か買ったことがある。

獺祭磨きニ割三分

精米歩合23%。発売当時は日本で最も精米歩合の低いお酒だった。価格は1升で1万円程度。ものすごく軽いお酒。軽すぎて飲みごたえはないかもしれない。

獺祭磨き三割九分遠心分離

精米歩合39%。遠心分離機を使って加圧せずにもろみを搾って取り出したお酒。価格は1升で7千5百円程度。一口含めば、口の中で香りの暴風が吹き荒れる。獺祭シリーズの中でも特に個性の強いお酒。お金に余裕があれば一度飲んでみてほしい逸品。

ちょっと持ち上げすぎた感もあるので、獺祭の短所も書いておきます。

●香りが強すぎるので、繊細な味わいの料理には合わない
●基本的に獺祭特約店でしか売ってなくて、普通のスーパーやリカーショップでは売ってない。
●人気すぎてプレミア価格が付くことがある
●知名度が高すぎて、日本酒好きの人からはベタなお酒だと思われている?

まあ、短所と言っても長所に比べると些細なことばかりだと思います。

獺祭純米大吟醸50の評価
香りの強さ:★★★★★
味わいの濃さ:★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★★
コスパ:★★★★
入手のしやすさ:★★

2位:紀土(きっど)純米大吟醸

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山田錦使用、精米歩合50%、9号酵母使用と、獺祭純米大吟醸50とスペックがそっくりなお酒。
洋梨のような香りで、ほのかに甘いのも同じ。

香りは獺祭のほうが強いですが、紀土の方が味わいが軽く、キレも良いです。
食中酒としてなら獺祭より紀土のほうが優秀だと思います。

価格は720mlで1,512円、1800mlで3,024円です(税込み)とこれも獺祭とほとんど同じです。

絶対に獺祭を意識して作っているお酒。
でも良く出来ています。

獺祭が好きな人なら絶対に気に入るお酒でしょう。

入手は獺祭よりは簡単だと思いますが、地酒を多く取り扱っている酒屋でしか見つからないと思います。

香りの強さ:★★★★
味わいの濃さ:★★
飲みやすさ:★★★★★
わかりやすさ:★★★★★
コスパ:★★★★
入手のしやすさ:★★★

3位:福寿純米吟醸

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口当たりは軽やか、桃のようにジューシーでフルティーな風味のお酒。個人的な好みにストライクでした。
純米吟醸ですが、美味さは大吟醸クラス、自信を持っておすすめできるお酒です。

なお、福寿純米吟醸は2008年以降ノーベル賞の晩餐会などで出されるお酒だそうですが、リカーショップならいつでも購入できるので、受賞とはほど遠い私達でも安心して飲めます(笑)。

価格は720mlで1,620円、1800mlで3,240円(税込み)です。
入手は難しくはないですが、スーパーではなくリカーショップへ行ったほうがいいでしょう。

香りの強さ:★★★★
味わいの濃さ:★★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★
コスパ:★★★
入手のしやすさ:★★★

4位:越乃寒梅純米吟醸 灑(さい)

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超有名な地酒系日本酒ブランド、越乃寒梅シリーズ45年ぶりの最新作です。
かなりの自信を持って世に送り出されたはずのお酒ですが、出来はやはり素晴らしいです。

越乃寒梅って、同じ新潟県のお酒である八海山や久保田もそうですが、ちょっと美味しさが分かりにくいお酒です。

若い人で越乃寒梅を愛飲しているという人に会ったことがありません。やはり日本酒通好みのお酒だからだと思います。

そのような状況に危機感を覚えたのか、日本酒初心者向けに開発されたのが越乃寒梅灑です。

純米酒にありがちな重さはなく、ライトな飲みごたえです。

吟醸香こそほとんど感じませんが、綿菓子のようなふわふわした甘さはクセになります。

分かる人だけ分かる越乃寒梅でしたが、かなり初心者にすり寄ったお酒です。

希望小売価格は720mlで1,500円、1800mlで3,000円です(税抜き)。

越乃寒梅は獺祭と同じく基本特約店でしか入手できません。
なお、有名百貨店のお酒コーナーなどは特約店であることが多く、越乃寒梅や獺祭を購入するときに重宝します。

香りの強さ:★★
味わいの濃さ:★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★
コスパ:★★★
入手のしやすさ:★★

5位:上善如水

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スーパー・コンビニでも販売されているので知っている人も多いはずであろう日本酒。
水の如しというからには、すごくあっさりした味わいをイメージしますが、実際には米の味は意外にしっかりしており飲みごたえがあります。
しかし、飲みやすいのは確かで、キレもいいです。

吟醸酒なので香りもいいです。日本酒度は+5の辛口のお酒に分類されるはずですが、実際に飲んでみると甘く感じます。
これといった欠点もなく、万人におすすめできる日本酒です。

香りの強さ:★★
味わいの濃さ:★★★★
飲みやすさ:★★★★
わかりやすさ:★★★★
コスパ:★★★★
入手のしやすさ:★★★★★

プレミア価格が付いている超高い日本酒は美味いのか?

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高い酒ほど美味い、というのは傾向としては正しいと思います。
じゃあ、超高いお酒は超美味いのか、と言われると、そうとも言い切れないなと思います。

といっても、私が飲んだことがある超高い日本酒は1種類のみ。

「十四代本丸秘伝玉返し角新」というネットで買えば1升瓶で3万円ぐらいするお酒ですが、日本酒飲み放題の店でおちょこ1杯だけ飲みました。

一緒に一度飲めるかどうかの貴重なお酒なので、本当に舐めるように飲みました。

味わいは淡く、繊細。あまりにクリアなので水と見紛うかのよう。

香りはマスカット系。フルーティーですが、派手さはありません。

美味いのは間違いないですが、「うーん、こんなものか…」と正直、ちょっと肩すかしを食らった感じもありました。

あくまで私の好みの範囲内の話ですが、これなら1升瓶で3千円の獺祭純米吟醸50の方が美味いかな、と感じました。少なくとも3万円はないな、と思います。
(この値段は生産者である高木酒造が決めているのではなく、人気すぎてネットショップでの値段がつり上がっているだけであり、値段に見合わぬ味と言うのは生産者にとって失礼な話だとは思っていますが…)

なお、十四代本丸秘伝玉返し角新のレビューページに、こんな価格じゃ誰も買わんだろうと思いつつ、アマゾンの広告を貼り付けているのですが、実は一回だけ購入した人がいます。
世の中、リッチな人はいるものだと驚嘆しました。

十四代は日本酒好きの間では幻の高級酒として有名なので、もしギフトとして送ったら相手は感謝を通り越してビビると思います。
もし、相手が仕事関係の人なら賄賂と受け取られても仕方ないぐらいヤバいお酒です(笑)。

甘口の日本酒のおすすめは?

この数十年、日本酒は辛口タイプの商品が主流ですが、中には甘口の方が好きという人も一定数います。

甘口の日本酒にも2種類あって、「剣菱」のような通常の日本酒の範囲内での甘口と、「澪」のような主に女性をターゲットとした缶チューハイ並に甘いニュータイプの日本酒があります。

ここでは私が美味いと思った甘口のお酒を、両タイプそれぞれ1つずつ紹介します。

…と、その前に一つ。
日本酒の甘口・辛口の物差しとして、「日本酒度」という数値があります。

概ね、日本酒度が0より小さいと甘口、+5より大きいと辛口とされています。その間は中口です。
しかし、現在の日本酒全体の平均は+4程度と言われており、そう考えると+4を基準に甘口辛口を分けてもいいのかもしれません。

ただ、私は-90から+20までの日本酒を飲みましたが、+5ぐらいの日本酒も甘く感じます。+20の酒はさすがに甘くなかったですが、辛いというなら焼酎の方が遙かに辛いです。
参考までに私が飲んだ幾つかのお酒の日本酒度をまとめます。

+20:雪の松島
+6:越乃寒梅白ラベル
+5:獺祭純米大吟醸50、上善如水
+1:上撰白鶴、白鶴まる
±0:剣菱
-6:日本盛りあまくち
-25:白川郷純米にごり酒
-70:澪
-90から-70:すず音

獺祭純米大吟醸50や上善如水は+5なので日本酒度的には辛口ですが個人的には甘く感じます。でも、甘い辛いの感じ方は個人差が大きいでしょうし、これでも辛いと感じる人もいるのかもしれません。

そこで、おすすめの甘口日本酒は一般向けとして一応日本酒度が0以下のお酒にしようと思います。
ちょっと説明が長かったですね。では行きます。

黒松剣菱

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500年以上続く、日本酒界の大ブランドです。あの赤穂浪士が討ち入り前に飲んだ酒も剣菱だったとか。

そんな歴史ある剣菱ですが、現在では値段順に、
●上撰剣菱
●黒松剣菱
●極上黒松剣菱
●瑞穂黒松剣菱
●瑞祥黒松剣菱
の5種類のラインナップがあります。
このうち、上撰剣菱と黒松剣菱はスーパーなどでもよく見かけるので入手しやすいと思います。
実際に飲んだのはこの二つだけですが、黒松剣菱のほうがすっきりして飲みやすいのでこちらをおすすめします(上撰剣菱は濃すぎてクドイ…)。

黒松剣菱の日本酒度は±0付近と言われており、甘口の日本酒と言えます。
しかし、甘味だけでなく、酸味、香ばしさ、ドライフルーツの様な芳香など、様々な風味がします。一言でいえば芳醇。かなり味わいの濃い飲みごたえのあるお酒です。

酒は剣菱しか飲まない、というコアなファンもいる一方で、この独特の個性が受け入れられない人もいます。
個人的には面白いお酒だと思いますし、たまに飲みたくなるお酒とも言えます。
もし、黒松剣菱でも飲みごたえが足りないと感じたら、上撰剣菱を試してみてください。

価格は900mlで約1200円、1800mlで2千円ちょっとで販売されています。
価格も手ごろで入手の簡単なので甘口のお酒が好きなら是非飲んでみてください。

なお、黒松剣菱はありふれたお酒なので、ギフトとして贈るなら極上黒松剣菱など上位のお酒を選んだほうがいいかもしれません。

香りの強さ:★★★★
味わいの濃さ:★★★★★
飲みやすさ:★★★
わかりやすさ:★★★
コスパ:★★★★
入手のしやすさ:★★★★

すず音

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主に女性をターゲットとした甘口で低アルコールの炭酸日本酒です。
同タイプの商品として「澪」「淡雪スパークリング」などがありますが、値段は高いものの味なら「すず音」がダントツです。

日本酒度は-90から-70と、従来の日本酒を超越していますが、飲んでみると缶チューハイレベルか、それよりあっさりしているぐらいです。甘すぎて飲めない、という人はいないと思います。

味わいは、これ本当に米からできた飲み物なの!?と驚くと思います。

ジューシーなりんごのような甘さとみずみずしさ。
細かい炭酸のなめらかな口当たりと爽やかさ。
上質な缶チューハイという感じで本当に美味いです。
果汁や炭酸、糖類・甘味料は無添加です。米だけでこの味わいを出しているなんて魔法みたいです。

価格は300mlで741円(税別)です。
日本酒としてはちょっと高いですが、飲む価値は十分にあります。

入手ですが、大きめのスーパーやリカーショップなら売っていると思います。

香りの強さ:★★★★
味わいの濃さ:★★★★
飲みやすさ:★★★★★
わかりやすさ:★★★★★
コスパ:★★★
入手のしやすさ:★★★

プレゼント用のおすすめ日本酒は?

ランキングで紹介した日本酒は美味しい酒ばかりですが、それがそのままプレゼントに適した日本酒ランキングとはなりません。
プレゼントとして贈る場合、美味しさも大切ですが、価格や見栄えも考慮する必要があります。

どれぐらいの価格の日本酒を選べばいいか?

プレゼントとして一体どれぐらいの価格の日本酒を買えばいいのか?は私も少し迷いますが、個人的にはいつも3千円程度の予算で考えています。

お歳暮も大体3千円から5千円程度が相場と言われているので、日本酒を贈る場合も大体それぐらいでいいかと。

3千円から5千円程度の予算だと、1升瓶の大吟醸か、4合瓶の大吟醸2本、4合瓶の特に高級な大吟醸1本に相当します。

私は父の日なんかによく「獺祭三割九分」(税込みで2700円ほど)を酒屋で購入し、ラッピングしてもらってプレゼントしています。

ワンランク下で獺祭のスタンダードでもある「獺祭純米大吟醸50」の1升瓶も3千円ちょっとなので、贈り物に使えますが、メジャー過ぎてちょっとベタな印象です。
それが、獺祭三割九分だと特別感も出るのでこちらの方がギフトに相応しいと思っています。

プレゼントには見栄えも大切

酒屋で購入すると有料でプレゼント用のラッピングをしてくれるので、直に相手に手渡す場合はそれでもよいでしょう。
しかし、郵送する場合や通販で購入する場合だと、自分でラッピングするよりは、見栄えの良い木箱入りの商品をおすすめします。
値段は割高ですが、高級感はワンランクアップします。

肝心の銘柄選択は気にしなくていい?

最も悩むのは銘柄の選択かもしれませんが、相手が日本酒好きと分かっているなら、実はどれを選んでも喜んでもらえる可能性が高いです。
酒好きならば、その人なりの好みはあるかもしれませんが、そうじゃない酒をもらってもそれはそれで酒なら嬉しいものです。
もらっておいて「この酒は俺の好みじゃない」と文句を垂れる人は酒飲みとしては大変野暮です。
しかし、いくら文句を言っても飲むには飲むはずです。酒飲みならば。

それでも銘柄選択に不安があるなら、セット商品を送れば数うちゃ当たるで、喜ばれる可能性は高くなるでしょう。

実際、アマゾンの日本酒売り上げの上位にはセット商品が多いのでそう考えている人も多いのでしょう。

アマゾンの日本酒売り上げ1位は「獺祭純米大吟醸50」の1升瓶ですが、2位は「人気新潟 金賞受賞酒蔵 飲み比べセット300ml×5本」です。5本も入っていれば1本ぐらいは気に入ってもらえるでしょう。プレゼント用としては大変無難で手堅い商品だと思います。

初めて日本酒を飲むような日本酒初心者向けのお酒のおすすめは?

もし、私に年若い友人がいたとして、その人に「今まで日本酒を飲んだことないけど、飲んでみたいからおすすめの日本酒を教えて?」と言われたら、私ならこう答えます。

「まずは、獺祭純米大吟醸50から試してみたら?」

理由は5つあります。

●フルーティーで少し甘いので万人向け
獺祭は洋梨のような芳香があって、少し甘みもあります。ジュースや缶チューハイなんかもそうですが、フルーティーで甘い飲み物が嫌いという人はあまりいません。そういう意味で、獺祭のようなフルーティーなお酒は万人向けといえます。

●素人でも味が分かりやすい。
獺祭の風味は他の日本酒に比べて強烈なので、素人の舌でも十分に分かるはずです。
越乃寒梅あたりだと、香りも味わいも繊細なので、分かる人にしか分からないと思います。

●飲みやすい
コレに関しては獺祭というよりは、大吟醸だからです。大吟醸は雑味が少なく、口や喉に引っかかることなくスッと飲めます。
また、大吟醸は冷やして飲むのが定番ですが、日本酒は高温より低温の方が飲みやすい傾向にあります。

●コスパが良い
獺祭純米大吟醸50の価格は一升瓶(1800ml)で3千円ちょっとです。
この価格は日本酒全体の中ではやや高い部類に入ります。
しかし、これは断言しますが、この品質でこの価格は安いです。
獺祭より値段が高い日本酒は数多いですが、獺祭と同等かそれ以上の味わいの日本酒は少ないです。

●とにかくメジャー。アマゾン日本酒売り上げランキンで不動の1位。
今、一番人気がある日本酒が獺祭だと思われます。獺祭純米大吟醸50はここ数年アマゾン日本酒売り上げランキンで不動の1位となっています。
人気があるから初心者向けという訳ではありませんが、初めて飲むなら多くの人がいいと思っている日本酒から試してみるのも無難な選択と言えるでしょう。

ただし、獺祭は基本的に特約店でしか販売していないので、普通のスーパーや酒屋にはない場合がほとんどです。通販で購入するか、あるいは百貨店の地下の酒屋(特約店の可能性が高い)に行ってみましょう。




グランドキリン(JPL・IPA)のレビュー

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グランドキリンを飲んだのでレビューします。

行きつけのリカーショップにふらっと立ち寄った際、何となく目に付いたので買ってみました。
特に期待はしていませんでしたが、缶のデザインと値段から、これは結構美味いのでは?と予想。
実際に飲んでみると、

うむ、観光地で飲むクラフトビールみたい。
そこらのビールとは一線を画する風味。美味い。

続きは後ほど。

<概要>

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グランドキリンはキリンビールが製造してるビールです。
2017年にコンビニ限定で販売開始となりましたが、2018年からはコンビニ以外のスーパーや量販店でも販売されるようになっています。
なお、グランドキリンには「インディアペールエール」「ジャパンペールラガー」「ホワイトエール」の3種類がありますが、今回レビューするのは「インディアペールエール」「ジャパンペールラガー」の2種類です。

グランドキリンのコンセプトは「家庭で手軽に楽しめるクラフトビール」です。

クラフトビールとは小規模な醸造所で職人が手作りで製造しているビールのことで、地ビールとも言われます。
日本のクラフトビール市場は拡大しているとはいえ、まだ1%未満であり、クラフトビールは希少といえます。
生産量が少ないため、あまりスーパーやリカーショップで販売されることはなく、その土地へ行かないと飲めないことも多いのですが、最近ではキリンなどの大手メーカーもクラフトビールに力を入れ、商品開発が盛んに行われています。

「インディアペールエール」「ジャパンペールラガー」の原材料はともに麦芽、ホップのみ、キリンラガービールのような一般的なビールとは違い、米やコーンスターチが入っていない本格派のビールです。

では実際に飲んでみます。

<実際に飲んでみました>

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まずはインディアペールエールから。
エールビールらしく、非常に香り豊か、華やかです。
一方で、苦みもそれなりにあって、飲みごたえは十分です。
味わいは後を引きませんが、香りは細く長く残る感じです。

ジャパンペールラガーは意外にインディアペールエールと似た味わいです。
ただ、苦みはジャパンペールラガーが強く、香りはインディアペールエールの方が強いです。
飲みごたえとしてはジャパンペールラガーのほうがガツンとくる感じで男っぽい印象です。

2つとも、そこら辺のありふれたビールとは格が違いました。
のどごしを楽しむビールじゃなく、味わいを求める人のためのビールです。

値段は高いですが、ビール好きなら是非飲んでみる価値はあると思います。

<価格は?入手難度は?>

リカーショップで289円(税抜き)で購入しました。
普通のビールに比べると高いですが、品質を考えると納得の値段です。

どこでも売っているというわけではないものの、普通のコンビニ・スーパーでも見かけるので入手難度は易とします。

<グランドキリンの特徴のまとめ>

●大手メーカーが作るクラフトビール

●値段は高いが高品質

●香り華やか、苦みも強く飲みごたえもある

●入手難度:易


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スミノフアイスのレビュー

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スミノフアイスを飲んだのでレビューします。

スーパーなどでよく見かける商品なので、あまり興味はありませんでしたが見聞を広げるために買って飲んでみました。

でも、味に関しては全く期待してませんでした。

後述しますが、原材料に黄色4号とか赤色40号とか、バリバリの合成着色料が記載されている飲み物が美味いとは思えません。しかも無果汁。お前は昭和の駄菓子か?と突っ込みを入れたくなります。しかも、スミノフといういかにもロシアっぽい名前なのに原産国は韓国とか怪しさ満点です。

まあ、せっかく購入したので面白半分で飲んでみると、

意外に不味くない。駄菓子っぽさはあるけど、それなりに美味い。というか、化学物質たっぷりのこれが美味いと思えるなら、かなりのB級舌だと思います。
続きは後ほど。

<概要>

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スミノフアイスはイギリスのディアジオ社のブランドで、世界90カ国以上で飲まれている低アルコール飲料です(ほぼチューハイ)。 日本向けの商品は韓国製で、販売はキリンビールが請け負っています。

もともと、スミノフという有名なウオッカのブランドがあるのですが、スミノフアイスはその派生商品と考えて良さそうです。

スミノフアイスには4種類の味がありますが、今回レビューするのはブリスクレモネードとワイルドグレープの2種類です。

原材料などのスペックは以下の通りです。

ブリスクレモネード
原材料:ウオッカ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、黄色4号
アルコール分:5%
無果汁

ワイルドグレープ
原材料:ウオッカ、糖類、酸味料、香料、クチナシ色素、赤色40号
アルコール分:5%
無果汁

いや、もうね…。
私はこれまで多くのお酒を飲んできましたが、合成着色料が入っているお酒は初めてです。てか、お酒以外の食品でも久々に見ました。今では駄菓子ぐらいにしか使われていないのでは?
しかしまあ、海外では今も合成着色料が特に抵抗なく使われている、ということなのでしょうか。

そして、無果汁。ここまで来れば完全に駄菓子ですね。酸味料と香料だけで作られたレモネードってねえ…。好んで飲みたい人っているの?

原材料は超チープですが、かといって、スミノフアイスは安いわけではありません。
私は275mlで税抜き178円で購入しましたが、氷結やストロングゼロの方が安いです。しかも、これらにはちゃんと果汁が入ってますし、合成着色料も使用されていません。

はっきり言って、なぜスミノフアイスが売れているのか理解できません。

しかし、飲んでみて理解できることもあるでしょう。もう、飲むしかない!

<実際に飲んでみました>

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まずはブリスクレモネードから。
うーん、思ったほど不味くないです。変な味とかはしないですし、一応レモネードの味はします。
ちょっと単調な味わいで、駄菓子っぽさもありますが、それなりに美味いです。

ワイルドグレープも同じですが、ブリスクレモネードのほうが出来がよい気がします。

無果汁でケミカルなお酒ですが、それなりにうまく作っているのではないでしょうか。

ただ、氷結とかの日本製の缶チューハイの方が遙かに美味いです。
値段も缶チューハイの方が安いですし、スミノフアイスを選ぶ理由がありません。

強いて言えば、瓶入りなのでおしゃれ、ということぐらいでしょうか。。

<価格は?入手難度は?>

ドンキホーテで税抜き178円で購入しました。
いやいや、なんでこの原材料でこの価格になる?関税が高いのか?
でも、チャミスルとかジンロとか韓国製のお酒はそれほど高くないし、スミノフアイスの値段の高さは意味不明です。

入手難度ですが、スーパーでもよく見かける商品なので入手難度は易とします。

<スミノフアイスの特徴のまとめ>

●無果汁、合成着色料使用の駄菓子みたいなお酒
●味はやや平坦だが不味くはない
●質に対して価格が高すぎる
●入手難度:易


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ウイルキンソンハード(レモン・ジンジャ)のレビュー

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ウイルキンソンハードを飲んだのでレビューします。
メジャー系缶チューハイはほぼ制覇したと思っていましたが、ウイルキンソンハードは抜けていましたね。

ほぼ、どこのスーパ-でもおいている商品ですが、缶のデザインがちょっと地味なので見逃していました。。

ということで、遅ればせながら飲んでみると、

おお、これはハード&ストロング。媚びない大人向けの商品。
最近、ストロングゼロのような甘い缶チューハイが苦手になってきたので、このウイルキンソンハードは今の自分に刺さります。 ローテ入り確定です。

続きは後ほど。

<概要>

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ウイルキンソンハードはアサヒが製造販売する缶チューハイです。
「ウイルキンソン」というアサヒが所有する炭酸水のブランドがあって、その炭酸水を使用していることが名前の由来です。
なお、ウイルキンソンは外国発のブランドではなく、明治初期に来日し、日本に炭酸水を広めたジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏の名前由来であり、日本生まれのブランドです。

ウイルキンソンハードにはレギュラー商品として、レモン、ジンジャ、ドライがありますが、今回はレモンとジンジャのレビューです。

ウイルキンソンハードはウイルキンソンの炭酸水を使用した強い炭酸感がセールスポイントの一つですが、他にもいくつか特徴があります。 ウイルキンソンハードのスペックは以下の通りです。

原材料:ジン、レモンライムスピリッツ、酸味料、香料
アルコール分:9%

缶チューハイのベースはウオッカと甲類焼酎はほとんどで、ジンベースの缶チューハイは希少です。
果汁ではなく、フルーツスピリッツのみ使用なのも比較的珍しいです(他には「りらくす」など)。
そして、糖類・甘味料無添加。全く甘くない味わいが予想されます。

なお、レモンとジンジャの原材料は同じ表記なので、ジンジャの風味は香料で出しているのかもしれません。

では飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずはレモンから。
グラスに入れると炭酸がシュワシュワ。
飲んでみるとやっぱり炭酸がキツいです。
レモンの味わいはマイルド。果汁は入ってないのであっさりしてますね。
そして特筆すべきはキレの良さ。
飲み込んだら一瞬で味が消えます。
すごくサバサバしたお酒。炭酸の強さとも相まって、ハードでドライな大人を連想させます。
なお、ジンを使用していますが、あまりジンの香りは感じません。
言われたら何となく感じる程度で印象的ではありません。

次はジンジャ。
あー、確かにショウガの風味がします。
ジンジャ風味の缶チューハイってほとんどないので、珍しく感じました。
味わい的にはレモンもジンジャも同レベルですが、珍しい分ジンジャの方がおすすめかな。

それにしても、このウイルキンソンハード、強炭酸、甘くない、果汁感がない、など個性的な味わいなので、万人にお勧めできる商品ではありませんが、個人的にこれはリピート決定です。もっと早く飲んでおけばよかった。。

<価格は?入手難度は?>

近所のスーパーで350ml缶を税込み105円で購入しました。
ストロングゼロや氷結と同価格帯の商品です。

入手難度ですが、ほとんどのスーパーで売っているので易とします。

<ウイルキンソンハードの特徴のまとめ>

●珍しいジンベースの缶チューハイ
●全く甘くなく炭酸が強い大人向けの商品
●入手難度:易


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黒松白鹿純米吟醸のレビュー

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黒松白鹿純米吟醸を購入したのでレビューします。

あんまり金ないし、安くて美味そうな酒はないかとスーパーをうろうろしていたら、紙パックの純米吟醸酒を発見。
以前、紙パックの大吟醸を飲んでがっかりしたことがあったので、あまり期待はしていませんが、見聞を広げるために購入して飲んでみました。

その結果は、

まあ、値段を考えれば美味い。期待せずに飲んだのもよかったかも。

続きは後ほど。

<概要>

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黒松白鹿純米吟醸は兵庫県にある辰馬本家酒造が製造している日本酒です。
白鹿ブランドで有名な大手酒造メーカーであり、多くの種類の日本酒は製造販売しています。

黒松白鹿純米吟醸はその名の通り純米吟醸酒です。
紙パックの純米吟醸なんて一昔にはなかったと思います。今でもこれが唯一の商品でありませんが、珍しいのは確かです。
スペックは以下の通りです。

原材料:米、米麹
精米歩合:60%
アルコール分:14%~15%
日本酒度:+1
酸度:1.4

甘辛度ではやや辛口とされています。
また、室温か、よく冷やして飲むことが推奨されています。

では飲んでみましょう。

<実際に飲んでみました>

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まずは冷やして。
吟醸だけあって、確かに吟醸香がほんのり香ります。
しかし、このお酒は香りより味わいの方がインパクトが強いです。
純米だけあって、舌を押すような力強い旨みと酸味を感じました。結構飲みごたえがあります。
甘辛度ではやや辛口とされていますが、個人的にはちょっと甘いかな、と感じました。
後味は少し長め、細く長く伸びてフッと消えます。

次は時間をおいて室温付近にして飲んでみます。
まあ、あまり風味に変化はないです。
少し旨みが強くなったかな、というぐらいの変化しかありません。

全体的に、まあまあ美味しいお酒だと思います。
確かに吟醸酒であり、純米酒である特徴を感じました。がっかり感はないです。
値段も安いですし、コスパはいいと思います。

<価格は?入手難度は?>

900mlで800円(税抜き)です。
なお、私はイオンで753円で購入しました。
純米吟醸酒としては破格の安さです(平均的純米吟醸酒の半額程度)。

その辺のスーパーで普通に売っているので入手難度は易とします。

<黒松白鹿純米吟醸の特徴のまとめ>

●激安の紙パックの純米吟醸酒
●吟醸香あり。味わいは濃い。
●入手難度:易


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米だけの酒 旨みそのまま10.5のレビュー

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米だけの酒 旨みそのまま10.5を飲んだのでレビューします。

スーパーで見かけてちょっと気になったので買ってみました。軽い気持ちなのであまり期待はしていません。

よくある日本酒ではなく、アルコール分10.5%と低濃度、麹を大量に使用して旨みを出しているなど、変わり種日本酒である様子。

実際に飲んでみると、

確かにおっしゃるとおり。飲みやすいし旨みが強い。
しかし、どっかで飲んだことのある味だなあと思い返せば、合成清酒。あれに似ている!
www.sakeganomitai.com

続きは後ほど。

<概要>

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米だけの酒 旨みそのまま10.5は沢の鶴が製造している日本酒です。

米だけの酒というと、米だけで作っているけどいわゆる純米酒でない酒(精米歩合が高い、米の等級が低いなどの理由で)のことかな、と思いましたが、ちゃんと純米酒のようです。

それにしても、アルコール分は普通の日本酒では13%から16%のところ、10.5%というのは珍しいですね。
水で薄めたら簡単に作れますが、その分味わいも薄くなるので、その辺をどう解決するかがポイントなのだろうと思います。
そこで、麹を大量に使用することにより旨みやコクを出す製法を用い、飲みやすさと純米酒の美味しさを両立させることに成功したのだとか。

なお、このお酒のスペックは以下の通りです。
原材料:米、米麹
精米歩合:麹米65%、掛米75%
アルコール分:10.5%
日本酒度:-10
酸度:1.5
アミノ酸度:1.2

日本酒度が-10という点も珍しいですね。
かなり甘口のお酒かと思いましたが、箱の裏には中口と表示があります。

いくつもの点で特色のあるお酒ですが、味はどうなのでしょうか?飲んでみました。

<実際に飲んでみました>

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まずは冷やして飲んでみました。
やはり飲みやすいですが、他の日本酒に比べるとやや甘みと旨みが強いです。
吟醸香などはありません。香りに関しては普通のよくある日本酒の域を出ません。

次はレンジで温めて飲みました。
かなり旨みが強くなりました。温度によってかなり味わいが変わるお酒ですね。
冷やしてさっぱり飲むのもいいですが、飲みごたえを求める人だと温めた方がおすすめです。

まあ、このお酒の狙いである飲みやすさと旨みの強さは、十分感じることができました。

でも、美味いかと言われると…、微妙。

なんか、この薄さと味わいは以前飲んだ合成清酒に似ているような…。純米酒でも、このお酒は違和感があるというか、どうも何か人工的な味がする気がします。しかし、原材料は米と水だけなので、私が勝手にそう思っているだけですが…。

あと、飲みやすいので900mlを一晩で空けてしまいました。ちょっと翌日は気分が悪かったです。

<食事との相性は?>

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冷蔵庫に余ったレバニラがあったのでつまみにしてみました。

レバニラは結構味が濃いですが、意外にこの低アルコールな酒も負けてませんでした。
食事の味を引き立てると言うよりは、レバーの臭みを洗い流すような効果があります。

レバニラ以外の食事にも大体は合うんじゃないでしょうか。

<価格は?入手難度は?>

900mlで704円、1800mlで1,380円(税抜き)です。
なお、私は900mlの商品を598円で購入しました。

価格は日本酒の中では安い部類に入ります。

その辺のスーパーで普通に売っているので入手難度は易とします。

<米だけの酒 旨みそのまま10.5の特徴のまとめ>

●低アルコール分で飲みやすい
●甘口で旨みも強い。食事にも合う。
●入手難度:易


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