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タカラCanチューハイ(ドライ含む)の評価 味は?氷結との違いは?

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タカラCanチューハイ及びタカラCanチューハイドライを飲んだのでレビューします。

このお酒は昔からあるので、私も何度か飲んだことがあるはずですが、20年ぐらい前のことであり、味は覚えていません。

最近久々に缶チューハイに戻ってきて、色々飲んでいるのですが、どれもこれも思ったより美味しくて、このタカラCanチューハイも期待して飲んでみました。

うーん、美味いけど競合商品に較べてどうなんだ?値段も高いし…

詳しくは後ほど。

<概要>

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タカラCanチューハイはタカラ酒造が製造している缶チューハイです。
1984年に日本初の缶チューハイとして発売され、爆発的ヒットとなり、以来30年以上売れ続けているロングセラー商品です。

最近の缶チューハイでは氷結シリーズやストロングゼロが人気ですが、タカラCanチューハイもこれしか飲まないというコアなファンもいるぐらい、根強い人気を誇っています。

タカラCanチューハイの、他の缶チューハイにない特徴はベースに焼酎を使っていることが第一にあげられます。
チューハイのチューは焼酎から来てますし、本来チューハイに焼酎を使うのは当然なのですが、今現在ではほとんどの缶チューハイはよりクセのないウオッカを使っています。
焼酎ベースのチューハイは今や珍しいのです。

また、タカラCanチューハイの焼酎は、どうやら並の焼酎ではないようで、11種類の樽貯蔵熟成酒を使用しているそうです。
焼酎と言っても本格焼酎ではなく味わいの薄い焼酎甲類のはずですが、樽貯蔵となると多少はスモーキーな風味を醸しているのかもしれません。

タカラCanチューハイの原材料は以下のとおりです。
焼酎
レモン
糖類
香料
紅花色素

着色料が入っているのはちょっとめずらしいと思います。
ただ、個人的に缶チューハイはコップにいれないでそのまま缶で飲むので、色はどうでもいいです。

一方、タカラCanチューハイドライの原材料は以下のとおりです。
焼酎
レモン
グレープフルーツ
香料
紅花色素

糖類や甘味料が一切入ってないので、全く甘くない味わいが予想されます。
レモンだけでなくグレープフルーツが入っているのは、甘味がなくなることによる味わいの物足りなさを補う工夫だと思われます。

<実際に飲んでみました(氷結との比較)>

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11種類の貯蔵熟成酒使用が最大の売りのようなので、そこを意識して飲んでみました。

正直、よく分かりませんでした。
なんとなく焼酎甲類のような風味はありますが、レモンの鮮烈な香りに隠れてしまって目立ちません。
そのレモンの香りも、同じくシチリア産レモンを使用している氷結に比べるとちょっとインパクトが弱いです。
あと、糖類が入っていますが、全然甘くないです。辛口チューハイを名乗っていますが、その通りだと思います。
全体的に、美味しいことは美味しいのですが、ちょっと特徴が見えにくい商品だと感じました。
一方、氷結も糖類が入っていますが、こちらは適度に甘いです。

次にタカラCanチューハイドライを飲んでみました。
さっき、タカラCanチューハイについて全然甘くないと書きましたが、間違いでした。
ドライに比べたら甘いです。
このドライの方は本当に、全然甘くないです。
しかし、ストロングゼロドライを飲んだ時も感じましたが、私は全く甘くないチューハイはあまり好きではありません。
甘すぎるのも好きじゃないですが、全く甘くないチューハイは飲んでて疲れます。

あと、ドライの方はどことなく韓国焼酎を思わせる風味を感じました。
これが、11種類の貯蔵熟成酒使用とやらの風味でしょうか。良く分かりませんが、他の缶チューハイにはない風味であることは確かです。

<食事との相性は?>

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カツオのたたきを肴に飲んでみました。
サッパリ爽やかなチューハイなので、カツオの生臭さもいい具合にリフレッシュさせてくれます。
白身魚の刺し身のような薄味の料理以外なら何でも合うのではないでしょうか。
ただ、ドライのほうじゃない普通のタカラCanチューハイでも十分辛口なので、食事のためにわざわざドライを用意する必要はないと思います。

<氷結とストロングゼロに較べてどうか?>

まず、タカラCanチューハイは高いです。
氷結とストロングゼロは350mlで110円ほどで売っていますが、タカラCanチューハイは190円ぐらいです。
これほどまでに価格差があれば、当然タカラCanチューハイの方が美味しくてはなりません。

しかし、個人的には、タカラCanチューハイよりも氷結やストロングゼロの方が美味しいと感じました。

理由はレモンの風味です。

氷結は氷結製法のおかげでしょうか、非常にレモンの香りが立ってます。

一方、ストロングゼロは香りというより、苦味も含めたレモンの味わいが秀逸です。

それにくらべるとタカラCanチューハイのレモンの風味は悪くはないのですが普通に感じます。

缶チューハイはタカラCanチューハイしか飲まないというコアなファンもいるようですが、個人的には値段的な面からも、タカラCanチューハイはもう買わないと思います。

いや、いい商品ですよ。しかし、氷結とストロングゼロが優秀すぎるんですよね。。

<まとめ>

私にはちょっとこのお酒の良さがあまり理解できなかったようです。
氷結やストロングゼロに比べると1.5倍から2倍くらい値段が高いですが、香りや味わいに、その価格差の価値を感じることができませんでした。

しかしながら、スーパーでは普通に見られるお酒であり、一定の売上があることは確かであって、その魅力を理解している人は少なくないはずです。
私には合いませんでしたが、缶チューハイが好きな人なら一度は試して見る価値のある商品だと思います。

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