米焼酎 一九道(いっこうどう)を飲んだのでレビューします。
一九道は、「豊永蔵(米焼酎)」「麦汁(麦焼酎)」の3本セットのふるさと納税(熊本県湯前町)で入手しました。
すべて酒類コンクールで一位だか金賞を受賞した銘酒らしいです。
豊永蔵は先に飲みましたが、クリアで上質な米焼酎でした。 一九道はどうでしょうか? 期待大です。
<概要>
一九道は熊本県にある豊永酒造が製造している米焼酎です。
一九道は2016年春季全国酒類コンクール米焼酎部門第一位特賞受賞の商品です。 豊永酒造は他の商品も一位や金賞を受賞するような焼酎を多数製造しています。
一九道の特徴は2つあります。 一つは19%というアルコール度数。 このまま飲んでも美味しいように水で割っています。
もう一つは「シェリー・ウッド・フィニッシュ」といって、貯蔵の最後にシェリー樽で熟成させていることです。 これはウイスキーで使われる熟成方法であり、焼酎ではかなり珍しい試みだと思います。
豊永酒造には豊永蔵という直球の米焼酎がありますが、一九道はそれに比べると変化球ですね。 個人的にはそういう変わり種のお酒は好きな方なので飲むのが楽しみです。
<実際に飲んでみました>
瓶ごと冷やして飲むことがおすすめされていますが、まずは常温ストレートで飲んでみました。
えっ、これって麦焼酎じゃないの?一応瓶を確認しましたが、やっぱり米焼酎です。 いや、この香ばしさは麦焼酎でしょう。しかも、いいちこのようなスッキリ系じゃなくて、中々や兼八のようなムギムギした麦焼酎です。
既存の米焼酎とは風味が全く異なりますが、美味いと言ったら美味いです。
次は冷やして。 随分とスッキリしました。 ストレートだと香ばしい反面、若干ビターな感じもありましたが、冷やすとそれもなくなって飲みやすいです。 おすすめです。
次はレンジでチンしました。 風味がUPして、迫力がでてきました。 しかし、少しビターになるので、そこはマイナスかな。 個人的には冷やしてか常温で飲むほうが好きです。
ところで、シェリー樽で熟成しているそうですが、それがどの風味に反映されているのかは分かりませんでした。ウイスキーを飲む人なら分かるかも。
<豊永蔵と較べてどうか?>
同じメーカーの米焼酎ですが、全然違いますね。豊永蔵は王道米焼酎ですが、一九道は麦焼酎と間違えるぐらい変わった米焼酎です。 米焼酎の魅力が知りたい人には豊永蔵がおすすめですが、飲みなれた人なら一九道を飲んだら面白く感じると思いますよ。
<食事との相性は?>
カツオのたたきを肴に飲んでみました。 かなり香ばしいお酒で、余韻も長いので、カツオの風味に影響を与えちゃいますね。 正直、カツオには合わないと思います。 このお酒は食事に合わせるよりは、食後にゆっくりと飲みたいお酒です。 おつまみにはナッツ類などが合うと思います。
<価格は?入手難度は?>
希望小売価格は900mlで1,080円、1800mlで1,944円(税込)です。 希少な米焼酎としてはお手頃な価格と言えるでしょう。
一般のスーパー・リカーショップでは見たことがない商品です。 しかし、ネット通販なら普通に購入できます。プレミア価格はついてないようです。
<どんな時に飲むお酒か?>
これは一人で静かに飲みたいお酒ですね。 そこらで売ってるようなありふれた焼酎じゃないので、ちょっとずつ飲みたいですね。
<一九道の特徴のまとめ>
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