酔鯨特別純米酒を飲んだのでレビューします。
南国・高知のお酒で、なおかつラベルにはしっぽを跳ね上げた鯨が。
さぞや豪快なお酒なのかと思いきや、意外にも…。
続きは後ほど。
＜概要＞
酔鯨特別純米酒は高知県の酔鯨酒造が製造している日本酒です。
酔鯨には特別純米酒以外にも、純米大吟醸、純米吟醸など多くのラインナップがあります。
しかし、スーパーでいつも見かけるのはいつもこの特別純米酒なので、これが最も一般的な酔鯨なのかと思われます。
このお酒の特徴は公式サイトにはこうあります。
毎日の晩酌に合わせて頂ける食中酒を目指して醸しました。素材の良さを引き出す為に精米歩合は55％まで磨きました。香りはあくまで控えめに、酔鯨特有の酸味があり、幅があるのにキレがある純米酒に仕上がりました。
何となく派手なお酒をイメージしていましたが、食中酒を目指したということは、地味なお酒なのかもしれません。
それにしても、酔鯨酒造のホームページですが、スタイリッシュすぎて違和感アリアリです。
いきなり英語表記ですし、でかすぎる画像には外国の方が。
一瞬、他のサイトと間違ったのかと思いました。
どこかのHP作成会社に丸投げした結果なのかもしれませんが、もうちょっと普通のHPのほうが見やすいです…。
それはともかく、酔鯨特別純米酒のスペックは以下のとおりです。
使用米：酒造用一般米
精米歩合：55%
日本酒度：+6.5
酸度：1.7
一般米を使用していますが、精米歩合は55%とかなり磨いてます。
日本酒度はやや高めなので辛口のお酒かと思われます。あと酸度もちょっと高いです。
＜実際に飲んでみました＞
まずは冷やして飲んでみました。
香りは控えめということですが、ほのかな吟醸香を感じます。
一般的には辛口のお酒に分類されるかもしれませんが、個人的には少し、ほんのりとした甘みを感じました。
後味はスッキリ。キレは抜群です。
食中じゃなくて、そのまま飲んでも十分に美味しいです。
豪快と言うよりは、むしろ物静かな繊細なお酒に感じました。
似ているお酒と言えば、「伯楽星」を思い出します。
伯楽星も究極の食中酒として評判ですし、酔鯨とも通じるところがあるのだと思います。
www.sakeganomitai.com
次は常温付近で。
米の旨味と酸味が若干強くなりました。そのせいで飲みごたえは増しますが、スッキリさはなくなります。
最後はぬる燗程度に温めました。
結構酸味の強いお酒になります。香りはなくなってますが、飲みごたえは十分です。
冷やして飲むのと全然違う味わいです。
これはこれで美味いです。
吟醸ではない純米酒なので、燗して飲むのが一番なのかなと飲む前には思いましたが、試してみた結果冷やして飲むのが一番美味しいと思いました。
とはいえ、温めると全然違う表情が出てくるお酒で、それはそれで悪くありません。一瓶で色々楽しめる面白いお酒とも言えるでしょう。
＜食事との相性は？＞
カツオのたたきとお好み焼きをツマミに飲んでみました。
高知県のお酒だったらカツオに関してははずすわけ無いですよね。
お好み焼きは意外なチョイスかもしれませんが、単に夕飯の残り物です…。
料理の味を損なわない、それどころか酒を飲めばもっと食べたくなる、それが私の思う良質な食中酒の定義ですが、酔鯨はまさにそのとおり。
カツオは合うのは当然だと思いましたが、お好み焼きとも相性はいいです。
そのまま飲んでも美味しいお酒ですが、食中酒としても抜群ですね。
色々使いみちの多い、便利なお酒だと思います。
＜価格は？入手難度は？＞
メーカー希望小売価格(税別）は、180mlで381円、300mlで530円、720mlで1,050円、1800mlで2,350円です。
この品質でこの値段だったらかなり安いと思います。
小型瓶もあるので、ちょっと試してみるにもいいですね。
入手難度ですが、普通のスーパーでも時々見かけるぐらいのお酒なので、易とします。
＜どんな時に飲むお酒か？＞
値段もそれほど高くないですし、毎日飲めるお酒ですね。
そのまま飲んでも美味いし、食中酒としても優秀。
状況を選ばず楽しめるお酒と言えるでしょう。
＜酔鯨特別純米酒の特徴のまとめ＞
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