おすすめ日本酒・焼酎を一人語りするブログ

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伯楽星 純米吟醸の味の評価 

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伯楽星純米吟醸を飲んだのでレビューします。

日本酒飲み放題の店「天満の店」でいただきました。

最高の食中酒ということですが、残念ながら食事は一切せず、ただひたすらに酒だけを飲んでいたので、あくまでお酒の味のみのレビューです。

<概説・評価>

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「伯楽星 純米吟醸」は宮城県の新澤酒造が製造している日本酒です。
伯楽星ブランドでは他に特別純米や純米大吟醸のラインナップもあります。

伯楽星ブランドのお酒は食中酒として高い評価を得ています。

このお酒には料理が主役でお酒が脇役、というコンセプトがあって、インパクトがある味には作られていません。
かと言って、平凡なお酒ではなく、香り、酸味、旨味が高いレベルでまとまっているバランスの良いお酒と言えます。

※原材料:米、米麹
精米歩合:55%

<実際に飲んでみました>

冷蔵庫から取り出してすぐに飲みました。

口当たりは柔らかく、スッと入ってきます。

ほのかに甘いです。香りも良いですが、控えめ。それほど広がってきません。

後味はすっきり。後を引く風味はありません。

ただ、純米酒だけあってか、弱々しい感じはなく、芯はちゃんとある感じです。表現は難しいですが。

そのまま飲んでも十分に美味しいお酒ですが、やはり食事の脇役としての方が相応しいお酒かもしれません。

<価格は?入手難度は?>

価格は1.8Lで3千円弱(720mlだと1500円ほど)。このレベルのお酒なら妥当な価格だと思います。

食中酒として定評のあるお酒なので、お酒だけでなく食べることも好きな人に贈ると喜ばれるでしょう。

この商品は普通のスーパー、リカーショップではあまり見かけません。
確実に入手したければ通販がよいでしょう。

<どんなシーンに合うお酒か?>

言うまでもなく食中酒ですね。ただ、あまりジャンクな食べ物と合わせるのもお酒がかわいそうです。B級の食事なら白鶴まるや月桂冠月など、安い大衆酒で十分です。いや、あれも馬鹿にできないですよ。大衆酒は食事に合うように作られているので、大体の料理に合います。

伯楽星はもっと上品な料理に合わせたいですね。

<伯楽星 純米吟醸の特徴のまとめ>

●食中酒として定評のある日本酒
●風味は控えめだが芯のあるお酒
●それだけでも美味しい
●入手難度:普通

 以下は他の方の伯楽星の体験談です。

あらゆる料理のお供に! 究極の食中酒「伯楽星 特別純米酒」(30代/男性)

新潟に旅行したとき、東北地方の日本酒の銘酒を扱う評判の酒屋を訪れました。そこで店主と、仕込み水の特徴や流行り、酒造好適米の変遷など日本酒談義をしながら好みの酒を絞っていく中、まだまだいろんな料理をガツガツ食べながら飲みたいんですということを伝えたところ、店主が閃いたように棚から持ってきてくれました。

それが宮城の「伯楽星 特別純米酒」です。

店主いわく「究極の食中酒」というなんとも誘惑に満ちた評価。試しにその場で飲ませてもらったところ、とにかくバランスの良さを感じました。香りは華やかながら強すぎず、酸も感じつつも舌にピリリとくるほど辛味はなく、しっかりした米の旨味がじっくり包んでくるような印象です。バランスの良さと特徴のなさは紙一重ですが、あらゆる要素が謙虚ながらもしっかり主張しているといった感じです。

似たタイプとして連想する日本酒では福島の「飛露喜」や、山口の「貴」も大好きですが、飛露喜はもう少し大人しいといいますか上品にバランスを取っている印象があります。貴も食中酒に適した日本酒として名をはせていますが、伯楽星と比べるともう少し男酒寄りでキレがあるような印象でしょうか。

一方、香り、酸味、旨味などどれかが特出している日本酒も多く、それによって個性が引き立つ面もありますが、そうなると、今度は食中酒としては成り立ちません。

たとえば刺身であれば、日本酒の主張が強すぎると刺身の味がわからなくなってしまう場合もありますし、鍋や煮魚に高い純米大吟醸の日本酒を合わせると、日本酒が繊細すぎて水を飲んでるみたいになってしまったり、料理によって合う合わないが出てしまいます。

その点、伯楽星はどの方向にも寄りそえるバランスを持っていて、またそのバランスの枠が大きい。そのため、繊細な味の料理でもコクの強い料理でも、あらゆるタイプの料理を受け入れて引き立てることができる。まさに店主の評に偽りなしの満足感がありました。

値段は1000円台で手に入れることもできるのでとてもリーズナブル。まだまだがっつり食事をしながらお酒を飲みたい人には、邪魔もしないのに存在感もあるこの伯楽星は究極のお供になってくれるのではないでしょうか。

この新潟の酒屋での出会いをきっかけに個人的に愛酒の1つになっています。

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