のものもを飲んだのでレビューします。 あまり飲みたいお酒ではなかったのですが、色々思うところがあり、今回飲んでみました。
不味くはない、だがしかし…。
続きは後ほど。
<概要>
のものもは兵庫県西宮市にある大関株式会社が製造する日本酒です。
大関の定番酒といえば「ワンカップ大関」「金冠大関」など、大関ブランドの商品ですが、のものもは大関のひとつ下のクラスのお酒です。
ユニクロとジーユー、ソフトバンクとワイモバイル、カップヌードルとスープヌードルみたいに、有名ブランドの下にそれより安価なセカンドブランドを作って、幅広い層の顧客を取り込む作戦をとるのは、酒造メーカーでも同様です。
それは大関だけでなく、白鶴、月桂冠、松竹梅も同じです。
金冠大関(ワンカップ大関上撰)→のものも
上撰白鶴→白鶴まる
上撰月桂冠→月桂冠 月
上撰松竹梅→松竹梅 天
など、具体例はいくつもあります。 シェア争いが激しいせいか、それぞれクラスの価格はほぼ同じに落ち着いています。
個人的には「のものも」はこれまで一度も飲んだことがありませんでした。
のものもだけでなく、白鶴まるなど、このクラスのお酒は眼中になかったです。
だって、これって是非飲んでみたいお酒ですか?
一体どれぐらいの人は味に期待してのものも(あるいは白鶴まるなど)を購入するのでしょうか。
安いのは素晴らしいです。
しかし、言い方は悪いですが、酔っぱらえたらどんな酒でもいい、という人が飲むお酒じゃないですか。
…と飲んでもないのに勝手に思ってました。
それってとても失礼なことですよね。大関の人も頑張って作っているというのに。
反省したので今回初めてのものもを買って飲んでみました。
でも、あまり大量に飲みたくないので一番小さい180mlのカップ酒にしました。
★のものものスペック 原材料:米、米麹、醸造アルコール、糖類、酸味料 アルコール度数:13~14% 日本酒度:1 酸度:1.2 味わいの特徴:普通・やや淡麗
糖類と酸味料が入っているのが安酒だな~と思います。
期待小!
<実際に飲んでみました>
まずは常温で。
口当たりは優しいです。 味は少し甘く、旨味も感じます。全体的には薄味、複雑さも感じず浅い味とも言えるでしょう。 日本酒特有の香りはあまりありません。 味の余韻も短く、さっぱりしています。 うーん、不味くはないですが、物足りないですね。
次は冷やして。 少し甘いだけで、あとは水みたいです。 日本酒らしさはほぼ感じません。 暑い日にこれをガブ飲みすると気持ちいいかもしれませんが、味にこだわるなら冷はなしだと思います。
最後はレンジで温めました。 味わいがUPして、多少飲みごたえが出てきました。 個人的には温めて飲むのがベストだと思います。
<ワンカップ大関上撰と飲み比べました>
のものもの兄貴分のワンカップ大関上撰のスペックは以下のとおりです。
原材料:米、米麹、醸造アルコール アルコール度数:15% 日本酒度:0 酸度:1.3 味わいの特徴:普通・やや淡麗
糖類、酸味料が添加されておらず、アルコール度数が少し高いのがのものもとの違いです。 なお、ワンカップ大関上撰と、パックや一升瓶の金冠大関上撰は中身は同じです。
実際に飲み比べてみると、味の系統は似ていますが、ワンカップ大関の方が全体的に味わい深いです。 のものもではほとんど感じられなかった日本酒らしい米の味も感じることができます。 やっぱり値段が高い分だけ味の違いは明らかにあります。
のものもが勝っている点をあげるとすれば、アルコール度数が低く、味わいも薄いため、日本酒が苦手な人にはハードルが低いかもしれません。
なお、ワンカップ大関については以下の記事にまとめています。
<どんな時に飲むお酒か?>
完全に普段飲みのお酒です。 あっさりしているので食中酒としても使えるでしょう。 安いし飲みやすいし、単に酔っ払いたいだけに飲むのにの適しています。 吟醸酒や純米酒のような高級酒とは違い、漫然とリラックスして飲めるのものものようなお酒も世の中に必要なのです!
<価格は?入手難度は?>
価格は180mlで144円です(税別、公式サイトの参考価格)です。 スーパーではこの2割引き程度の価格で販売されていることが多いです。
なお、2.0Lの商品は税込みで900円程度の価格で販売されていることが多いです。
白鶴まるや月桂冠月と比べると、スーパーなどで見かける確率はやや低いですが、それでも入手は簡単な部類に入るでしょう。
<のものもの特徴のまとめ>
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