日向木挽(ひゅうがこびき)を飲んだのでレビューします。
ノーマルな木挽は白麹を使用しているので便宜上、木挽白と表記します。 日向木挽黒(黒麹使用)はそのまま木挽黒と表記します。
霧島では白と黒の違いはそれほど大きくないと感じていますが、木挽の白と黒はかなり風味の異なる焼酎でした。
詳しくは後ほど。
なお大人気の木挽Blueについてはこちらでレビューしています。 www.sakeganomitai.com
<概要>
日向木挽は宮崎県の雲海酒造が製造している芋焼酎です。 雲海酒造と言えばそば焼酎雲海が有名ですが、木挽も芋焼酎の中ではメジャーと言っていい商品です。
スーパーでもよく見かける商品ではありますが、あまり購入して飲んだ記憶がありません。 青色が印象的な木挽Blueとは違い、木挽(白・黒)のパッケージは地味であまり目立ちません。
木挽という名前も「この漢字、なんて読むの?」と始めは思いました。 なんというか、不器用というか、飲まれる前から損をしている商品じゃないかなと思います。 余計なお世話でしょうが、全国販売するならもっと分かりやすいアピールをしたほうが良いと思います。
さて、今回はそんな控えめな焼酎、木挽とじっくり向かい合ってみました。
<実際に飲んでみました:木挽白>
まずはストレートで。 アルコール度数が20%なのでストレートでも飲みやすいです。 まず口に含むとほのかな甘味と香ばしさを感じました。 そのあと、ホワッとした芋の香りが広がります。 余韻はそれほど長くなく、どちらかと言えばさっぱりしています。 さつま白波に代表される鹿児島の焼酎みたいに強烈ではなく、霧島と同様、宮崎芋焼酎らしい穏やかな風味です。
次はロックで。 さらにさっぱりしました。 香ばしさが後に引いて、芋の香りが前にでてきました。
次は水割り。 どれだけ水を加えるかによりますが、個人的には水を入れる必要はないと感じました。 ストレートやロックで十分に飲みやすいです。 焼酎初心者の人向けの飲み方でしょう。
最後はストレートをレンジで温めました。 常温とそれほど風味は変わりませんが、やはりアルコールの棘が少し出てきました。 寒い日は温まるかもしれませんが、味わうなら常温のほうがよいでしょう。
全体的には風味はそれほど強くなく、尖った個性もなく、良く言えばバランスが良いと言えますが、悪く言えば数ある芋焼酎のなかでは印象に残りにくい焼酎です。
<実際に飲んでみました:木挽黒>
まずはストレートで。 アルコール度数が20%なのでストレートでも飲みやすいです。 木挽白より香ばしさが強いです。 また、ほのかに酸味があり、後切れがよいです。 木挽白とは全然印象のことなる焼酎であり、むしろ白霧島・黒霧島に似た味わいです。
次はロックで。 香ばしさが引いて、芋焼酎らしい香りがしますが、控えめです。
次は水割りで。 木挽白もそうですが、元々香りが控えめな焼酎でしかもアルコール度数が20%であるので、水で割る必要性はあまり感じません。
最後はストレートをレンジで温めました。 風味はUPしますが、アルコールの刺激も強くなります。 味わうなら普通に常温ストレートで十分だと思います。
なお、個人的には木挽白より木挽黒のほうが好みです。
<白霧島との比較>
木挽白・木挽黒を白霧島(20%)とを飲み比べました。 なお、ストレートです。
白霧島は木挽白より 香ばしいです。 酸味があって、キレもいいです。 意外にも木挽白より木挽黒に近い風味です。
しかし、木挽黒のほうが白霧島よりビターです。 飲みやすいのは白霧島の方だと思います。
<価格は?入手難度は?>
価格は1.8Lパックの商品がスーパーで1300円ほどで販売されています。 霧島より少し安いです。
私の近辺では木挽黒はよく見かけますが、木挽白はそれに比べると置いてる店が少ないです。 とはいえ、どちらも普通のスーパーで購入できるので入手は簡単と言えます。
<どんな時に飲むお酒か?> 安いですし、毎日飲める普段使いのお酒に丁度いいと思います。 風味が穏やかな焼酎ですが、そのほうが飽きが来ないので、気に入れば長い付き合いになりそうなお酒です。
<日向木挽の特徴のまとめ>
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