かっぱデミタス100を飲んだのでレビューします。
黄桜と言えば昔懐かしいあのCMを思い出します。 ♪カッパパールンパッパ。どーんと黄桜ぱっぱぱ。ちょっぴりリ飲んじゃった。ちょっといい気持ち、ってやつです。
80年代中頃のCMです。私が小学生の頃です。 当時はテレビもおおらかな時代でしたが、今じゃこんなCMは放送するのが難しいでしょうね。 なお、この女カッパをデザインした小島功先生は2015年にお亡くなりになりました。 昭和は遠くになりにけりですね。
まあそれはともかく、今回私は黄桜のお酒を飲むのは初めてでした。 続きは後ほど。
<概要>
かっぱデミタスは京都伏見にある黄桜が製造している日本酒です。 黄桜は普通酒から大吟醸酒まで幅広い商品を製造している大手メーカーで、特に黄桜呑(どん)はどのスーパーでも見かける有名商品です。
なお、同社のカップ酒であるかっぱデミタスには100mlと200mlの商品があります。
昔のCMの影響か、黄桜といえばかっぱのキャラクター、というイメージでしたが、黄桜の公式サイトを見ると小島功先生のかっぱのキャラがラベルにプリントされているのはかっぱデミタスしかありません。
このかっぱデミタスですが、よく見ると、ラベルの裏に艶めかしいカッパの絵が。 遊び心があって面白いですね。
肝心の味ですが、公式サイトによれば
「控えめで、すっきりとした香りです。酸味と甘味が調和し、すっきりと軽快な味わい」
が特徴だそうです。 日本酒度もマイナスで、酸度もアミノ酸度も低めということで淡麗甘口のお酒なのかと思います。
★参考(公式サイトより)
原材料:米(国産)、米麹(国産)、醸造アルコール、糖類
アルコール度数:14%
日本酒度:-1
酸度:1.2
アミノ酸度:1.1
<実際に飲んでみました>
公式サイトによれば飲み方として「冷やして」から「上燗」までOKで特に上燗(45度ぐらい)がおすすめだそうです。
とはいえ、まずはカップ酒ということで、そのまま常温で飲んでみました。
うーん、まろやか。 伏見のおんな酒って言うんですか、すごく柔らかいお酒です。 日本酒特有の香りは弱いですが、少々甘い味で、飲みやすいのは間違いないです。
次は冷で。 これは、弱い香りがもっと弱くなって単なる甘い水みたいになってます。 なんかもう、これは日本酒飲んでる気にならないですね。 個人的にはNGな飲み方ですね。
次はレンジでチンしました。 味わいにコクが現れ、飲みごたえが増しました。 常温より温めたほうが絶対に美味しいです。
一通り飲んでみて、かっぱデミタスは「大関のものも」「白鶴まる」「月桂冠月」あたりのお酒より、少し上等かな、と感じました。 「ワンカップ大関上撰」「上撰白鶴」「上撰月桂冠」よりはちょっと落ちる気はしますが、人によってはカッパデミタスの方を好む人もいるでしょう。 カッパデミタスはこの中では最も甘口のお酒で、日本酒の辛さが苦手な人でも飲みやすいと思います。
ところで、量について疑問ですが、100mlって少なすぎじゃないですか? 今回は温めたり冷やしたりしましたし、レビューのためちょっとずつ飲んだので飲み終わるのに10分ぐらいかかりました。 しかし、それがなければ、こんなお酒一口か二口、3分以内に開けてしまいます。
100mlがちょうどいい人ってどんな人でしょう? 酒が弱くて200mlが多いという人、減酒していて100mlだけにしようとする人、 うーん、他にいるでしょうか?
個人的には、やっぱり量は200mlは欲しいですね。 100mlは中途半端です。
<価格は?入手難度は?>
かっぱデミタスのメーカー小売希望価格は、100mlの商品が98円、200mlの商品が182円です。 カップ酒としては上撰大関や上撰白鶴よりは安いですが、白鶴まる、月桂冠月などよりは高いです。
コンビニなどでもよく見かける商品なので入手は簡単です。
<どんな時に飲むお酒か?>
ちょっとだけ飲みたい時。あるいは飲みたいけど時間があまりない時でしょうか。