まだまだ暑い日は続きますが、時期的には夏もいよいよ終わりに近づいています。 ビールと新ジャンルの違いはありますが、全体的に言えるのは秋ビールは 夏のビールはどちらかといえば、爽快感があってゴクゴク飲めるような商品が多い気がしますが、秋ビールはそれに比べると飲みごたえ重視になります。 今回は現在発売されている6種類をピックアップして飲み比べてみました。
1991年発売開始の秋ビールの代表的商品です。 確かにコクはしっかり。飲み込んだ後に香ばしい香りが口内に充満してしばらく消えない。やや苦みが強めでキリンビールらしさも感じる。
通年商品であるザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エールに数種類の濃色麦芽を加えることによる、秋らしい“芳醇でフルーティ”な味わいが特徴とされています。 芳醇でフルーティー、まさにその通り。加えて、ほんわかとした麦の香ばしさも漂う。これが秋らしさか?
食欲の秋にふさわしい、食事と一緒に飲むにふさわしいビール。 アサヒらしいさっぱりした飲みごたえ。コクもあるが、他の秋ビールに比べると控えめ。しかし、麦茶を思わせる香ばしさが、いいアクセントになっている。
2種類の焙煎麦芽(最初の香り立ちが良い焙煎麦芽と、奥行きのある香りが特徴の焙煎麦芽)を組み合わせた芳醇な麦の香りと深みのある味わいが特徴とされます。 確かに、焙煎っぽい麦の香ばしさが素晴らしい。コクもなかなか。ただ、キレがよくて風味が残らない。食中酒として優秀なのではないだろうか。
サントリーの新ジャンル(第3のビール)の1.3倍の旨味麦芽を使用しており、また、ホップを配合を工夫することで贅沢なコクを生み出していることが特徴とされます。 コクはそれほど感じないが、香りは華やかでフルーティー。クリアアサヒに比べるとやや苦みがあって飲みごたえはある。
大ヒット新ジャンル「クリアアサヒ」の秋バージョンです。 たしかに、クリアアサヒの飲みやすさをそのままに香ばしさをUPしたような味わい。個人的にはクリアアサヒより美味く感じる。
秋限定じゃなくて通年商品にしてもいいんじゃないかという出来。 どれも通年の商品よりおいしく感じました。わざわざ秋限定にしなくても通年で販売してもいいやん、と思わせる出来です。 最後に、アルコール度数が高めなのでいい感じに酔うことができました。 スポンサードリンク ?
この時期になるとスーパーのリカーコーナーに姿を表すのが秋限定ビール(以下秋ビール)です。
●コクが深い
●香りが華やか
●アルコール分6%と普通のビール類より少し高い
という特徴があります。●キリン 秋味(ビール)
<概要>
麦芽がキリンラガービールの1.3倍に増量されており、深いコクと豊かな味わいが特徴とされています。
実売価格200円程度。<実際に飲んでみた感想>
全体的に味が濃く、飲みごたえのあるビール。●ザ・プレミアム・モルツ 秋〈香る〉エール
<概要>
実売価格220円程度。<実際に飲んでみた感想>
コクや麦の香ばしさを全面に押し出す他秋ビールとは一線を画する。
個人的にはこれがNo.1。さすが高いだけある。
なお、このビールだけは近所のスーパーでは全く売ってなくて、遠くのイオンまで出かけてやっと見つけた。しかも新商品なのに棚の片隅にひっそりとおいてあった。プレモルはメジャー商品なのになぜだろう?●アサヒ 食楽(ビール)
<概要>
食事の味に負けないしっかりしたコクと、「国産焙煎米」による香ばしい薫りが特徴とされます。
実売価格200円程度。<実際に飲んでみた感想>
香辛料が入っているが、言われないとわからない。若干ピリッとする感じはあるが、隠し味レベル。
良くも悪くも薄味なので食事の味は邪魔しないだろう。
なお、翌朝、飲み残しをもったいないので飲んだら、本当に麦茶みたいな味だった(でも微炭酸)。●サッポロ 秋限定焙煎生(ビール)
<概要>
実売価格200円程度。<実際に飲んでみた感想>
●サントリー 京の秋贅沢づくり(新ジャンル)
<概要>
実売価格120円程度。<実際に飲んでみた感想>
贅沢とまでは言わないが、価格以上の価値は感じる商品。新ジャンルも侮れない。●クリアアサヒ 秋の宴(新ジャンル)
<概要>
クリアアサヒの爽快な飲みごたえに加え、二度焙煎した「重ね焙煎麦芽」を使用することによる、麦のうまみや香ばしい香りとホップ由来の華やかな香りが特徴とされます。
実売価格120円程度。<実際に飲んでみた感想>
<まとめ>
その中でも一番気に入ったのは「ザ・プレミアム・モルツ 秋〈香る〉エール」ですが、これは私がフルーティーなお酒が好きだからであって、コクや香ばしさなどを重視する人なら「キリン秋味」などがおすすめです。
今回最も驚いたのが、新ジャンルの出来の良さです。
新ジャンル=安物のビール
じゃないです。安いけど美味い。香ばしさや香りの華やかさは生ビールに負けてないです。コクはやや欠けますが、さっぱりした飲みごたえを重視する人ならむしろビールより新ジャンルがおすすめです。
美味いし酔えるし、秋ビールっていいものですね。