サッポロ LEVEL9贅沢ストロングを飲んだのでレビューします。
私が思うに、ビールの最大の欠点はアルコール度数が低すぎるところです。
平均すると5%程度ですから、ワインや日本酒の1/3程度です。つまり同じだけ酔っ払うなら3倍もの量を飲まなくてはいけません。
私の場合、酔っ払う前にビールでおなかいっぱいになってしまって、行くところまで行けなくていつも不満でした。
しかし、2017年にサントリーがアルコール分7%の新ジャンル「頂<いただき>」を販売してすぐに大ヒット。
2018年現在、他のビールメーカーも追随して高アルコール分新ジャンルを次々に販売開始しています。
これまでアルコール度数が最高だったのが2018年2月にニューリアルした頂<いただき>(8%)とでしたが、2018年6月、LEVEL9贅沢ストロングがこれを超えるアルコール分9%で勝負をかけてきました。
ただ、アルコールを添加すればいくらでもアルコール度数は高めることができますし、9%というのは通過点だと思います。今後は他のメーカーが10%以上の商品を出してくるに違いありません。
それはともかく、LEVEL9贅沢ストロングを飲んでみたところ、
…
あー、これは酔っ払うわ。
味は平凡だけど、それだけに飲みやすい。
既存のビールの欠点を克服した画期的商品だな、これは。
続きは後ほど。
<概要>
LEVEL9贅沢ストロングはサッポロが製造しているリキュール、いわゆる新ジャンル、あるいは第4のビールといわれているお酒です。
原材料は発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、糖類)、スピリッツ(大麦)です。
つまり、発泡酒にアルコールを添加したお酒です。リキュールは発泡酒よりさらに税金が安くなるので当然商品の値段も安くなります。
酔っ払うにはコスパ最高のお酒なので、酔いを重視する酒飲みにはバカうけ、発売4日間で年間計画の30%に相当する売上を達成したのだとか。
まあ、酔っ払うコスパがいいのはわかりますが、もう一つ肝心なのは味わいです。
酔えるだけのお酒なのか、あるいは味も評価できるのか?
飲んでみましょう。
<実際に飲んでみました>
今回は比較のため、サッポロ黒ラベルの飲み比べました。
まずは、LEVEL9贅沢ストロングから。
うーん、全体的に薄い。でもアルコール感はそれほど強く感じません。上手く味のバランスを整えていると感じます。
ただ、喉が熱くなる感覚は、これが確かに高アルコール度数である証拠ですね。普通のビールだとこの感覚はありません。
飲みやすいのでスイスイ飲んでると、ぐらっと酔いが襲ってきます。
普通のビールの半分ぐらいの量で酔えるのだから、かなり効率がいいです。
正直、味わいは平凡だと思いますが、変な癖もないので、酔っ払おうと思ったらガンガン飲めます。そして酔えます。
個人的に、このお酒は、ありですね。売れるのも納得です。
さて、比較のために黒ラベルも飲んでみます。こちらはれっきとした本物のビールです。
やはり、コク、苦み、香ばしさはこちらが上。
とはいえ、思ったよりも差はないな、という印象。
これはLEVEL9贅沢ストロングを褒めるべきか
実売価格は350mlで200円程度と、LEVEL9贅沢ストロングが120円程度なのに比べるとかなり高い。
酔っ払うだけなら、LEVEL9贅沢ストロングの方が3倍コスパがいい計算になります。
味わいを取るか、酔っ払うコスパを取るか、意見は分かれますが、個人的にはLEVEL9贅沢ストロングに軍配をあげたいです。
LEVEL9贅沢ストロングの評価
のどごし:★★★
苦み:★★
コク(濃い深みのある味わい):★★
キレ(後味のすっきり感):★★★
酔っ払うコスパ:★★★★★
個人的総合評価:★★★★
黒ラベルの評価
のどごし:★★★
苦み:★★★
コク(濃い深みのある味わい):★★★
キレ(後味のすっきり感):★★
酔っ払うコスパ:★★
個人的総合評価:★★★
<価格は?入手難度は?>
350ml缶で120円程度で販売されています。
スーパーで普通に売っているので入手難度は易とします(ただ、人気のせいか売り切れているお店もあります)。
<どんなときに飲むお酒か?>
酔いたい時。それしかありません。
いつもよりつらいことがあって、普通のビールでは傷が癒えない時。
いざという時のために家に常備しておくのもいいでしょう。
<LEVEL9贅沢ストロングの特徴のまとめ>
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