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ストロング系ビールの味は?6種類を徹底比較しました!

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ビールって付き合いで飲むことも多いのですが、アルコール分が低いのでなかなか酔わないんですよね。もちろん量を飲めば酔えるんですが、金もかかりますしコスパがよくないのが悩みでした。
しかし、2017年、サントリーが世に放ったアルコール分7%の商品「頂<いただき>」が大ヒット!
他メーカーも追随し、現在では高アルコール度数の「ストロング系ビール類」が大流行しています。
コスパ重視の世の中、その流れも当然ですが、むしろなんで最近までなかったのよ、遅すぎるよ、と不思議に思うぐらいです。

なお、ストロング系とは、缶チューハイで使われている言葉で、アルコール分7%以上の商品のことを指します。
缶チューハイではストロングゼロ、もぎたて、氷結ストロングなど多くのストロング系商品がありますが、ビール類は現在のところ数はそれほど多くなくて4大ビールメーカーの商品では10種類もありません。

今回はその中から以下に示す特に有名な商品を6種類ピックアップして飲み比べてみました(というか、私の知る限り現在のところこれで全種類だと思います)。

●サッポロ LEVEL9贅沢ストロング(リキュール、アルコール分9%)
●キリン のどごしSTRONG(リキュール、アルコール分7%)
●サントリー 頂<いただき>(リキュール、アルコール分8%)
●サントリー 頂<いただき>ZERO(リキュール、アルコール分7%)
●アサヒ クリアセブン(リキュール、アルコール分7%)
●アサヒ グランマイルド(生ビール、アルコール分7%)

ビール類と言いますが、本当にビールと言えるのはグランマイルドだけで、あとはリキュール扱いのアルコール飲料です。
グランマイルド以外は発泡酒にアルコールを添加したお酒で、麦芽含有量は少ないですがビールに比べてかなり安価です(税金が安い)。
なので、味にこだわる本当のビール好きからは軽く見られる傾向にありますが、味よりも酔いが大切な飲酒家にとってはウエルカムなわけで、実際このジャンルのビール類の販売はかなり好調です。

さて、前置きはこれぐらいにして、個別にレビューしていきましょう!

●サッポロ LEVEL9贅沢ストロング(リキュール、アルコール分9%)

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2018年6月発売開始。
ビール類(いわゆる新ジャンル)では最高レベルのアルコール分9%!
「贅沢」とあるが、どのあたりが贅沢なのか気になるところ。
実売価格は350mlで120円ほど。

のどごし:★★★
苦み:★★
コク(濃い深みのある味わい):★★
キレ(後味のすっきり感):★★★
酔っ払うコスパ:★★★★★
個人的総合評価:★★★★

9%と、この中では最高のアルコール度数を誇るが、特にアルコール臭さは感じない。
缶チューハイで同じく9%のストロングゼロはちょっとアルコール感は強いけど、LEVEL9贅沢ストロングにはそれを感じない。
全体的に、よく言えばすっきりしていて飲みやすく爽快だが、悪く言えば薄い。
どの辺が贅沢かと言われれば…、やはりアルコール度数しか思い浮かばない。

でも、味わいも特に特徴はないが、欠点もないので安心して飲めるのは確か。
そして、9%だけあって酔いはガツンとくる。
酔い重視の人にはおすすめ。

●キリン のどごしSTRONG(リキュール、アルコール分7%)

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2018年1月発売開始。
「ガツンとした飲みごたえ」「スカッと爽快な後味」がセールスポイント。
実売価格は350mlで120円ほど。

のどごし:★★★★
苦み:★★★★
コク(濃い深みのある味わい):★★★
キレ(後味のすっきり感):★★★
酔っ払うコスパ:★★★
個人的総合評価:★★★★

かなり香ばしい。薄さは感じない。そこはLEVEL9贅沢ストロングとは違うところ。
ガツン、言えるかどうかわからないが、飲みごたえはまあまあ。
のどごしもまあまあ評価できる。
スカッと爽快な後味というのは納得。
苦みも比較的強いし、ビールに近い。
これは結構出来の良い商品ではないか?

●サントリー 頂<いただき>(リキュール、アルコール分8%)

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2017年7月発売開始。2018年2月、麦芽量を増やし、かつアルコール分を7%から8%に変更するニューリアルを実施。
現在のストロング系ビール類の流行のはしりとなった画期的商品。

「力強いコク・飲みごたえ」と「飲みやすさ」がセールスポイント。
頂<いただき>というからには、このジャンルの頂点を目指しているのだろう。
実売価格は350mlで120円ほど。

のどごし:★★★★
苦み:★★★
コク(濃い深みのある味わい):★★★★★
キレ(後味のすっきり感):★★★
酔っ払うコスパ:★★★★
個人的総合評価:★★★★

言うだけあって、コクが際立つ。ただし、苦くはないので飲みやすい。セールスポイントどおりの味。
のどごしもコクも強いので飲みごたえがあって、満足感はある。
好みはあるだろうが、本物のビールであるグランマイルドを除けば味は一番評価できる。
頂<いただき>という名前は伊達じゃない!

●サントリー 頂<極上ZERO>(リキュール、アルコール分7%)

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頂<いただき>の売れ行き好調を受けて開発された。2018年4月発売開始。
ストロング系ビール類としては唯一の糖質0商品。
糖質ゼロでありながら味に厚みのある“飲みごたえ”がセールスポイント。
価格は350mlで120円ほど。

のどごし:★★★
苦み:★★★
コク(濃い深みのある味わい):★★★
キレ(後味のすっきり感):★★★
酔っ払うコスパ:★★★★
個人的総合評価:★★★

ノーマルの頂に比べるとなんか足りない味。でも、ノーマル頂に比べると、アロマホップを使用しているだけあってフルーティーな風味も感じる。
アルコール度数は1%違うが、味わい的にその差は感じない。
しかしながら、味わい的には全体的にはZEROの方が飲みやすいか。その反面、飲みごたえが不足しているとも言える。

健康的にはZEROの方が良いかもしれないが、個人的に好みなのはノーマル頂の方。

●アサヒ クリアセブン(リキュール、アルコール分7%)

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2018年7月発売開始。
「豊かな味わい」と「爽快なキレ」がセールスポイント。
価格は350mlで120円ほど。

のどごし:★★★★★
苦み:★★★
コク(濃い深みのある味わい):★
キレ(後味のすっきり感):★★★★★
酔っ払うコスパ:★★★
個人的総合評価:★★★

確かにクリア。すっきり爽快な飲みごたえ。
また、少し炭酸が強いのか、のどごしも良好。ゴクゴク飲めるビール類の典型。これがアサヒらしさか。
ただ、ちょっと味わいが物足りない。すっきり感を重視すれば仕方ないことであるが、ここは好みが分かれるところ。
味わい重視か、のどごし重視か?
同じアサヒのグランマイルドが対極的だが、コスパを別にすればグランマイルドの方を押したい。
でも、肉体労働やスポーツの後なら絶対クリアセブンだろう。また、さっぱりしているので食事にも合いそう。

●アサヒ グランマイルド(生ビール、アルコール分7%)

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2018年4月発売開始。
「おいしさがずっと続き、ゆっくりたのしめる」のがセールスポイント。
他の4商品とは違い、グランマイルドだけは本物のビール。果たして格の違いを見せつけることはできるのか?
価格は350mlで200円ほど。

のどごし:★★★★
苦み:★★
コク(濃い深みのある味わい):★★★★
キレ(後味のすっきり感):★★
酔っ払うコスパ:★★
個人的総合評価:★★★★

フルーティかつ香ばしい。余韻は比較的長い。セールスポイントどおり。
レモングラスが入っているせいか、爽やかさもある。
なおかつ苦みが少なく、コクはなかなかのもの。

飲みごたえもあって、かつ飲みやすい。
やはり、味わいでは他のビール風味飲料より頭一つ抜けて美味い。

汗かいた後などにグビグビ飲むビールではなく、寝る前なんかにゆっくりと飲みたいビールである。

<総合評価 おすすめは?>

個人的な総合評価ですが、順番を付けるなら以下の通り。

1位:頂<いただき>
2位:LEVEL9贅沢ストロング
3位:のどごしSTRONG
4位:グランマイルド
5位:クリアセブン
6位:頂<極上ZERO>

頂<いただき>が1位なのは味わいがグランマイルドに次いで好みだったこと、アルコール分が8%と高いことが高評価となった結果です。

LEVEL9贅沢ストロングが2位なのは味わいは平凡ながらアルコール分9%とガツンと酔える点を評価しました。

3位はのどごしSTRONG。味わい・のどごしは高評価でした。これがアルコール分9%だったら1位にするところでした。

4位のグランマイルドは味わいだけなら1番です。さすが本物のビール、というところを見せてくれましたが、値段が高いので全体的な評価は下がりました。

5位のクリアセブンは…、悪くないです。ただ、個人的にはすっきり爽快なビールよりも味わい深いビールの方が好みなのでこの順位になってしまいました。でも、仕事やスポーツで汗をかいた後に飲むなら、クリアセブンは1位です。

6位は頂<極上ZERO>。健康面では1位ですが、それは今回の評価軸にはありません。味わいもアルコール分もちょっともの足りなく感じました。

今回は私一人の評価ですが、人によって重要視するポイントは違いますし、人それぞれの順番はあると思います。
それでも、頂<いただき>は頭一つ抜けてるかな、と思いますし、最もおすすめできます。

ところで、全体的に感じたことですが、アルコール分が高いビール類でも、アルコール分が5%程度の普通のビール類とアルコール感はあまり変わりません。ストロング系缶チューハイだとちょっとアルコール感が気になりますが、ストロング系ビール類は上手く隠しているようです。
ただ、のどごしに関してはビール類より缶チューハイ、あるいは缶ハイボールの方が上ですね。ビール類は泡が細かくてソフト。缶チューハイは炭酸の粒が大きくてより刺激的です。

ストロング系ビール類もストロング系缶チューハイも共通なのはやはりガツンと酔えることです。
今回も6種類のストロング系ビールを飲みましたが、もう頭がぐるんぐるんに回ってヤバかったですw。

今回は自宅で飲みましたが、居酒屋でストロング系ビール類をもっと取り扱ってくれると飲み会の時はありがたいです。

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