天狗舞山廃仕込純米酒を飲んだのでレビューします。
有名な地酒なので一度は飲んでみたいと思っていたのですが、あべのハルカスの地下食品売り場に越乃寒梅を買いに行った時に見つけたので、ついでに買ってみました。
…うん、これは剣菱?
続きはのちほど。
<概要>
天狗舞山廃仕込純米酒は石川県の車多酒造が製造している日本酒です。 天狗舞は「美味しんぼ」で紹介されたこともあってか(20年以上前ですが)、比較的有名な地酒です。
天狗舞ブランドでは普通酒、純米酒、本醸造、吟醸、大吟醸など十数種類のラインナップがあります。
最も高額な商品だと720mlで1万5千円もしますが、今回紹介する山廃仕込純米酒は720mlで1500円ほどの比較的値段の安い商品です。
スペックは以下のとおりです。
原材料:米、米麹
アルコール度数:16%
精米歩合:60%
純米酒ですが、精米歩合からすると純米吟醸に匹敵するレベルの上等なお酒です。 また、山廃仕込ということで、芳醇な味わいが期待できます。
<実際に飲んでみました>
まずは冷やして飲んでみました。 甘味、酸味、辛味、ドライフルーツのような香りが混然一体となった芳醇な味わいです。 これは、ちょっと前にレビューした剣菱に似ています。 色も黄色く、これも剣菱と共通しています。 剣菱に似てますが、上撰剣菱よりはスッキリしており黒松剣菱よりもまだスッキリしているでしょうか。
芳醇ですが、飲みやすいですし、余韻も短くキレもいいです。 www.sakeganomitai.com
次は常温で。 より味わいが深くなりました。 ただ、個人的にはスッキリしたお酒がすきなこともあって冷やして飲むほうが好きですね。
次はぬる燗程度に温めました。 うん、濃い。 あまり好みではありませんが、これはこれでありだと思います。味わいの濃いお酒が好きな人は温めて飲むのがよいでしょう。
<料理との相性は?>
寄せ鍋を作ったので肴にして飲んでみました。 お酒のほうがインパクトが強いですが、鍋の味を邪魔するということはありません。 相性は悪くないです。
更にマグロのさし身も肴にしてみました。 これもいいですね。 マグロの繊細な味わいを邪魔しません。また、少々の生臭さもリフレッシュしてくれます。
このような芳醇でキレの良いお酒ならもっと味の濃い料理でも十分合わせられると思います。
<価格は?入手難度は?>
公式サイトによれば720mlで1,400円、1800mlで2,725円(税抜き)です。
通販だと若干プレミア価格がついている場合があります。
どこでも売っている、というお酒ではないものの、幻の酒というほど珍しくもないので入手難度は普通とします。
<どんな時に飲むお酒か?>
毎日飲むにはちょっと高いお酒です。 といっても、何か特別な時に飲む、というほど高くもありません。
このお酒はちょっとクセがあるので、日本酒を飲みなれた人向けかな、と思います。 なので、ちょっとは日本酒が分かっている、あるいは分かりたいと思っている友人と一緒に飲むのが楽しいのではないでしょうか。
芳醇で色んな味わいが混じったお酒なので、自分以外の人と分析してみると、意外な発見があるかもしれません。
なお、720mlの商品は箱入りなのでギフトにもよいでしょう。
<天狗舞山廃仕込純米酒の特徴のまとめ>
スポンサードリンク
?