秋鹿千秋(せんしゅう)を飲んだのでレビューします。 兵庫灘、京都伏見と違って、大阪ってあまり酒造りが盛んではない印象がありますが、大阪にも幾つか酒蔵があって地酒を醸しています。
しかし、私は大阪府民でありながら、大阪のお酒を飲んだことがありませんでした。
自称酒飲みが地元のお酒を知らないというのも情けないので、これからは積極的に飲んでいこうと思います。
第一弾はスーパーでもよく見かける秋鹿千秋です(他の地方ではどうか知りません)。
続きはのちほど。
<概要>
秋鹿千秋は大阪能勢町にある秋鹿酒造が製造している日本酒です。 能勢町は大阪府の最北部にあり、大阪府民でもあまり行くことがありません。 大阪では数少ない田舎です。 東京で言ったら奥多摩みたいな感じでしょうか。
そんな能勢町にあるのが秋鹿酒造。 秋鹿酒造では米にこだわり、全ての商品を純米酒にしています。使用する米はすべて地元産なのだとか。
秋鹿酒造では限定品を含めると数十種類のラインナップがありますが、この千秋は最もスタンダード(値段が安い)お酒です。 とはいえ、純米酒です。 なお、千秋には180mlのワンカップサイズの商品があって、可愛らしいバンビの絵柄から「バンビカップ」と呼ばれています。 中身は普通の千秋です。
秋鹿千秋のスペックは以下のとおりです。
原材料名:米、米麹(国産米)
精米歩合:70%
アルコール度数:14%
秋鹿酒造には公式サイトがないので、詳しい情報は分かりません。 しかし、色々調べてみると使用する米は酒造好適米ではなく一般米のようです。
アルコール度数14%というのは日本酒の中では低い方であり、マイルドな飲みごたえが予想されます。
<実際に飲んでみました>
まずは冷やして飲んでみました。
薄い、いや、これはむしろ弱いといったほうがいいか。 なんか、お酒としての迫力がないです。 スッと入って、何の感慨も沸かぬまま飲み込んで終わりです。 冷やして飲むのはないですね。
次は常温で。 純米酒らしいふくよかさが出てきました。 でも、アルコール度数が低いせいか、柔らかく飲みやすいものの、どうも物足りなさを感じます。 香りはあまり感じません。 素朴なお酒ですね。
次はレンジでチンしました。 更に味わいが深くなりました。 アルコールの棘もありません。味わいは柔らかいまま。
このお酒は飲むなら燗ですね。 スッキリしたお酒が好きな人なら冷やして飲むか常温でもいいと思います。
<食事との相性は?>
生牡蠣を肴に飲んでみました。 お酒が生牡蠣を味を邪魔することはないです。 そういう意味で一緒に飲み食いするのは間違いじゃないです。
しかし、せっかくなら生牡蠣の生臭さを消してほしかったですね。 この弱いお酒では、生牡蠣に対抗できません。 何杯飲んでも生牡蠣の生臭さを切ることができません。 そういう意味で物足りなさを感じました。
このお酒に合うのはもっと味の薄い料理だと思います。
<価格は?入手難度は?>
公式サイトが無いので、ネットで調べた大体の値段をまとめます。 180ml(バンビカップ)が350円程度、300mlが430円程度、1.8Lが2千円程度です。 純米酒としてはお手頃な価格だと思います。
私の家の近所では普通に売っているお酒ですが、他の地方だとあまり見かけないかもしれません。
とりあえず入手難度は普通とします。
<どんな時に飲むお酒か?>
普段飲み用ですね。 弱いお酒なので、あまり日本酒が得意でない人でも飲みやすいと思います。
<秋鹿千秋の特徴のまとめ>
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