ふなぐち菊水一番しぼりを飲んだのでレビューします。
ふなぐち菊水一番しぼり200ml缶はスーパー・コンビニにおいてはカップ酒の横に常に鎮座しているおなじみの商品です。
他にアルミ缶の商品はほとんどなく、ガップ酒や紙パック酒に比べると高級感が際立っています。
実際、値段もカップ酒の1.5倍から2倍ぐらいします。
カップ酒のすぐ横に置いてあっても、決して安酒ではないのです。
もしかすると、あんなのと一緒にすんなよと内心お怒りかもしれません。
さて、私はふなぐち菊水一番しぼりを飲むのは今回が初めてです。
カップ酒はあまり期待しないで飲んできましたが、ふなぐち菊水一番しぼりに関しては値段相応の期待をして飲みました。
うっ、これは。。
続きは後ほど。
<概要>
ふなぐち菊水一番しぼりは新潟県の菊水酒造が製造している日本酒です。
菊水酒造では菊水ブランドの商品の他に、節五郎、蔵光などの商品も製造しています。
ふなぐち菊水一番しぼりには、他に「熟成ふなぐち菊水一番しぼり」「熟成ふなぐち菊水一番しぼり」「新米新酒ふなぐち菊水一番しぼり」がありますが、今回レビューするのは基本のふなぐち菊水一番しぼりです(以下菊水と表記)。
菊水は1972年に誕生した、日本で初めての生原酒缶日本酒です。
これまで2億4千万本販売されたというロングセラー商品です。
菊水は生酒かつ原酒です。
生酒とは、出荷の際に加熱処理していないお酒で、フレッシュな香りと味わいが特徴です。
反面、酒質が変わりやすく、保存や流通が難しいという問題があります。
アルミ缶ですが、酒質を劣化させる紫外線を透過しないという理由で採用されました。
原酒とは、出荷のときに水で薄めないお酒です。通常だと原酒にアルコール度数が15%程度になるように水を加えますが、敢えてそのまま出荷される場合もあります。薄めないので風味が濃厚のお酒となります。
★菊水のスペック
原材料:米、米麹、醸造アルコール
精米歩合:70%
アルコール度数:19%
菊水は精米歩合が70%、本醸造という特定名称酒です。日本酒全体としては、どちらかと言うと高級酒の部類に入ります。
また、原酒なのでアルコール度数が19%もあるのも特徴的です。
味わいの特徴ですが、一般的な日本酒より甘みと旨味とコクが強いとされています。
本醸造のお酒というと、淡麗辛口が多いですが、菊水は芳醇甘口のようです。
<実際に飲んでみました>
公式サイトによると冷かロックがおすすめ、だそうですが、まずはそのまま常温で飲んでみました。
うん、やっぱり濃いです。
特に甘さが印象的です。アルコール度数は高いですが、ピリピリ感はありません。飲みくちも柔らかです。
旨味、米の味もしっかりしており、これがコク、というのでしょうか、かなりしっかりしたコクが感じられます。
香りはフルーティー。
味も香りも、本醸造というよりは吟醸酒に近い感じを受けます。
ただ、おちょこで何杯か飲みましたが、味が重過ぎて、飲みごたえはありますが、ちょっと疲れました。。
次は冷やして。
ややスッキリして軽くなりました。
常温よりはおすすめです。
次はロックで。
ロックにすると溶けた氷で少し薄まるので飲みやすいです。
じゃあ、せっかくの原酒の意味がないじゃん、と思うかもしれませんが、私は原酒より普通の濃度の日本酒のほうが好きなようです。
個人的にはロックが一番おすすめです。
ついでに推奨されていませんが、レンジでチンして飲んでみました。
なんか、変な味になりました。
まず、ちょっと香ばしい香りがします。
また、温めたフルーツのような、違和感のある香りもします。
全体的にバランスが悪く、美味しいとはいい難い風味になりました。
当然おすすめしません。
色々な飲み方で飲んでみましたが、菊水はかなり個性的なお酒だと感じました。ちょっと類似の商品が思い浮かびません。
良く言えば風味濃厚で飲みごたえのあるお酒ですが、悪く言えば濃すぎて飲みづらいお酒です。
個性が強い分、人を選ぶ商品のはずですが、もう40年近く販売されているロングセラー商品ということを考えると、割と一般受けしているのかなと思います。
でも、うーん、個人的にはもうちょっと甘さ控えめで、軽快なお酒のほうが好きかな、と思っています。
ロックならまあまあ飲めますが、他の飲み方だと疲れます。。
<食事との相性は?>
公式サイトにはイカの塩辛など個性の強い料理とよく合うとあります。
我が家の冷蔵庫にイカの塩辛はないので、とりあえずかつおのたたきを肴に飲んでみましたが、ちょっと酒の味が勝りすぎて、合わない感じです。
やはり、味の濃いお酒には、味の濃い料理じゃないと対抗できないようです。
<価格は?入手難度は?>
希望小売価格は200ml缶で265円、300mlで 440円、720mlで1,102円、1,000ml缶で 1,229円、1,500mlスマートパウチで1,988円(税抜)です。
スーパーでは、それより1割ほど値引きされて販売されていることが多いです。
本醸造なので、やはり値段的にも普通酒より一段上のランクになります。
それでも、生原酒という付加価値を考慮すると割安と言えるかもしれません。
200ml缶はどこのスーパーでも見かける商品なので、入手難度は易とします。
<どんな時に飲むお酒か?>
菊水の200ml缶はどんなの時に飲むのか?
普段はワンカップ大関とか、月桂冠月とかを飲んでいる人が、ちょっと良いことがあったり、小金が入った時に贅沢して飲むお酒かなと勝手に想像しました。
菊水を飲んでいると、「こいつ、なんかいいことあったのかな」と周りから思われるかもしれません。
<ふなぐち菊水一番しぼりの特徴のまとめ>
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