吉助(きちすけ)<赤>を飲んだので、赤霧島との比較を交えつつレビューします。
結論から言うと、吉助は飲みやすさ・風味において赤霧島を超えています!
価格は少し高いですが、芋焼酎好きには絶対にオススメできる傑作焼酎です。
詳しくは後ほど。
<吉助の概要>
吉助は霧島で有名な霧島酒造が製造しています。
吉助には<白>、<黒>、<赤>の3種類のラインナップがあります。霧島と似ていますね。
吉助の特徴は米麹を使用せず芋麹を使用していることです。
ほとんどの芋焼酎は、蒸した米に麹をふりかけ米麹をつくった後、蒸した芋を入れて仕込むという方法で作られています。
この米麹を芋麹にすることにより、さつまいも100%の芋焼酎になり、より芋の風味が濃厚になると言われています。
風味が良くなると言っても、芋麹焼酎は製造コストが高いため、現在のところ、あまり多くの商品は出ていません。芋麹焼酎は比較的珍しいと言えます。
吉助<赤>は原料に赤霧島と同じムラサキマサリを使用しています。
つまり、吉助は赤霧島の製造過程の米麹を芋麹にしたグレードアップ商品と言えます。
なお、吉助は2009年に誕生しました。
赤霧島が2003年なので、数年後ですね。
<実際に飲んでみました!>
実際に吉助<赤>を飲んでみました。
赤霧島と飲み比べしてみました。
飲み方はストレートと水割りで、何度もチビチビ飲みました。
なお、公式サイトではロックでの飲み方を推奨していますが、この日は寒かったので常温で飲みました。
吉助の口当たりですが、赤霧島より柔らかいです。
口に含んだ時の舌触りも丸い感じです。
赤霧島は舌をピリリと刺激する感じがしますが、吉助にはそれがないです。
香りですが、赤霧島に似てワインのような上品な芳香がたまりませんね。
しかし、赤霧島より香りが強く、また後に残る時間も長いです。
うーん、芋麹を使うことでここまで風味が良くなるもんなんですね。勉強になりました。
全体的に、赤霧島に似た焼酎ですが、より飲みやすく、より香りも強い、赤霧島の上を行く焼酎というのが私の評価です。
<吉助の飲み方>
様々な飲み方で飲んでみた感想です。
ストレート→濃いですが、意外にいけます。
ロック→ストレートより飲みやすいですし、風味も損なわれません。
水割り→最も飲みやすいです。
水割り(氷なし)→常温の水割りも飲みやすいです。というか、氷はいらん。
お湯割り→温めると、吉助特有の芳香が隠れて、ありきたりな芋の香りが強くなります。あまりおすすめしません。
<価格は?入手難度は?>
価格は720mlで 1,602円(税抜)です。
赤霧島が1,175円(税抜)なので、400円ぐらい高いですね。
しかし、高いだけの価値は十分にあります。
個人的にはそれぐらいの価格差なら、私は吉助を買います。
赤霧島も長年飲み続けた大好きな焼酎なのですが、吉助を飲んでしまうと、どうしても粗が目立ちます。
すみません。
1回飲んだだけですが、吉助に心変わりしてしまいました。
知名度は霧島に比べて断然低いですが、なぜこれまで評判にならなかったのか不思議なぐらい出来の良い焼酎です。
霧島程ではありませんが、普通のスーパーでも見かけることがあるので入手しやすいはずです。
<どういうシーンに合うお酒か?>
ガブ飲みするのではなく、毎日ちょっとずつ飲みたいお酒です。質が良く、ありきたりな商品ではないのでギフトにもおすすめです。
特に霧島が好きな人なら絶対に気に入ります。
<吉助赤の特徴のまとめ>
●霧島酒造が製造する、霧島よりワングレード高い焼酎
●香り高さは赤霧島以上
●価格は赤霧島よりやや高い
●入手難度:易
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