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朝日山百寿盃と千寿盃のレビュー

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朝日山百寿盃を飲んだのでレビューします。
(千寿盃に関しては他の方に話をうかがいました。記事後半に掲載しています。)

百寿盃は以前、とある越乃寒梅特約店に行った時に珍しいなと思ってついで買いしたものです。

正直、それほど期待していたわけではないのですが、実際飲んでみると、

意外にいける。ちょっと越乃寒梅っぽいかも。

続きは後ほど。

<概要>

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朝日山百寿盃は新潟県の朝日酒造が製造している日本酒です。
朝日山ブランドでは百寿盃の他に、千寿盃、萬寿盃があり、数字が多いほど高級になります。

なお、百寿盃は普通酒、千寿盃は特別本醸造、萬寿盃は大吟醸になります。

朝日酒造と言えば、久保田ブランドが有名ですが、朝日山も久保田とならんで朝日酒造の主要ラインナップとなります。

キャッチフレーズは

新潟清酒の本流。辛口でキレがよく、スッキリとした後味の、地元新潟が育んだ酒。

とのこと。

新潟清酒の本流ときました。

新潟県は日本でも有数の日本酒の産地であり、特に越乃寒梅、八海山、そして久保田の3大地酒が全国的に有名です。

これらに共通するのは、淡麗辛口であること、香りは自ら主張するような派手さはなくふんわりして上質、冷やしても熱燗でもいける芯のあるお酒、などの点です。

朝日山も新潟清酒の本流と言うからには、そうした傾向のあるお酒なのだろうと予想できます。

なお、百寿盃と千寿盃のスペックは以下のとおりです。参考まで。

百寿盃
原材料:米、米麹、醸造アルコール

精米歩合:65%

日本酒度:+5

酸度:1.1

千寿盃
原材料:米、米麹、醸造アルコール

精米歩合:60%

日本酒度:+5

酸度:1.1

<実際に飲んでみました>

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百寿盃を実際に飲んでみました。

まずは常温で。
日本酒度からすれば辛口のお酒に相当しますが、それほど刺激が強いわけではなく、飲み口はスッキリで比較的飲みやすいです。
香りは控えめ。一方で、綿菓子のようなふんわりした甘さが特徴的です。
なんとなく、越乃寒梅を思わせる味わいです。
後味の余韻は短く、キレの良いお酒です。
新潟清酒の本流。まさに看板に偽りなしです。
目立つ個性はありませんが、味わいに腰のあるしっかりしたお酒ですね。

次は冷やして。
更にスッキリです。
シャープな飲みごたえは、爽快感がありますが、一方で味わいが淡白すぎるかも。

最後はぬる燗程度に温めました。
旨味が出てきて、またちょっと表情の違うお酒になりました。
個人的にはぬる燗が最も美味しいと感じました。

<食事との相性は?>

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脂の乗ったブリの刺身を肴に飲んでみました。
養殖ものなので結構脂がたっぷりで味わいも濃いです。
しかし、このお酒はそれを受け止めるだけの力があります。
淡麗辛口で、尖った個性はないのですが、やはり地力があるのでしょうね。
これなら、他のもっと濃い味の料理にも合うと思います。

ところで、最近缶チューハイにはまってますが、ソーセージや唐揚げは合うのですが、こういう刺し身には合わないんですよね。
やっぱり刺し身には日本酒です。しかも、百寿盃のような自ら主張するようなところはなくても懐の深い酒がいいですね。

<価格は?入手難度は?>

百寿盃の希望小売価格は、180mlで231円、300mlで353円720mlで691円、1800mlで1,676円です(すべて税抜き)。
(なお、千寿盃は720mlで831円、1800mlで1,878円)。

この品質でこの値段ならお値打ちだと思います。
しかし残念なのは、百寿盃は普通のスーパーでは見たことがなく、置いてある酒屋も少ないことです。

とはいえ、幻の酒というほど珍しくはないので入手難度は普通とします。

なお、千寿盃は時々スーパーで見かけるのでこちらのほうが買いやすいでしょう。

<朝日山 百寿盃の特徴のまとめ>

●朝日山ブランドの普通酒
●食事にあう
●コスパ良好
●入手難度:普通

 

以下は他の方の千寿盃の体験談です。

「朝日山 千寿盃」平均的な辛口日本酒! (30代/女性)

私たち夫婦は、休みの前の日の夜になると2人でお酒を飲みながら愚痴をこぼす、という習慣があります。夫婦揃ってお酒には強く、出会ったきっかけもお酒の席を通じてでした。

そんな私たちですが、様々な種類のお酒があるなかでも、共通して大好物なのが「日本酒」です。普段はお高くついてしまうので発泡酒などを飲んでいるのですが、月に1度は日本酒で愚痴をこぼしています。

日本酒は自分たちで買うこともあるのですが、お酒好きの知り合いが多いので頂き物が多かったりもします。

そんな頂き物の中でも、「これならもう一度買いたいかも!」と思ったのが「朝日山 千寿盃」です。朝日山酒造さんの日本酒は他にも飲ませていただいた事があるのですが、この「千寿盃」は万人受けすると思います。というのもこちら、味わい深さ・香り共にバランスがとれているので、変なクセを感じることも無く、スッキリと味わう事が出来るのです。

ただ、千寿盃は日本酒度が+5となっている「淡麗辛口タイプ」なので甘口が好みの方には余り合わないかもしれません。

私たちは頂いたその日に、家でそのまま「常温」で飲んでみました。お酒の中には、冷やして飲まないと美味しくない物や、反対に熱燗でないと香りが感じられない物もありますよね。しかし、こちらは常温で飲んでも口当たりが良く、香りが損なわれている様子はありませんでした。

また、清涼感のある味わいなのでおつまみ選びに困ることはありません。この時も、冷蔵庫に残っていたお豆腐に大葉とサバ味噌缶を乗っけただけの簡単おつまみにトマトとチーズのカプレーゼ風と、不思議な組み合わせになってしまいましたが美味しくいただけました。

お値段もリーズナブルで、ネットでも1.8Lの物が2000円前後で購入可能になっていました。これもリピートしたいと思った理由の1つです。高級な物だと、そう頻繁に買ったり飲んだり出来ませんからね。

2度目に飲んだ時は、冷蔵庫で冷やして「冷酒」として飲んだのですが、常温に比べてスッキリ感が増したように感じました。これからは、「ぬる燗」や「熱燗」などが美味しい季節になってくるので、それらも試して飲んでみたいと思います。

私も旦那も「味・香り・値段」の全てに満足です。急な来客時に出しても、日本酒が飲める方なら美味しくいただけると思うのでオススメです!

 

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